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FXのスワップポイントとは?【スワップトレードの重大リスクも解説】

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FXのスワップポイントって何?

こんな疑問に答えます。

スワップポイントとは、低金利の国の通貨で高金利の国の通貨を買うと、そのポジションを保有している限り、FX業者から支払われる、いわば利息のようなものです。

1日当たりにすると少額ですが、毎日付与されますから、長期間保有することで魅力的な収益となります。

今では、高金利通貨としてトルコリラやメキシコペソが有名で、これらをロングすることで、スワップポイントを稼ぐという人も多くいます。

しかし、実はスワップポイント目的のトレード(スワップトレード)には、隠れたリスクがあります。

銀行に預けておくよりはいいと預金感覚でやっていると、思わぬ損失を被ることになります。

この記事では、スワップポイントの基礎からスワップトレードのリスク、歴史など、スワップポイントについて徹底的に解説していきます。

ぜひ、最後までお付き合いください。

1.FXのスワップポイントとは?

16271478 - ballpoint pen resting on world currency figuresスワップポイントとは、2国間の金利差があることで得られる利益を言います。

仮に、低金利の国の通貨で高金利の国の通貨を買うと、そのポジションを保有している限り、毎日その金利差分がFX業者から支払われます。

逆に、高金利の国の通貨で低金利の国の通貨を買うと、そのポジションを保有している限り、毎日こちらが支払う必要があります。

整理すると、

  • 低金利通貨売り・高金利通貨買いなら、スワップポイントを受け取ることができる
  • 高金利通貨売り、低金利通貨買いなら、スワップポイントを支払う必要がある

ということです。

例えば、日本円の金利が0.1%で豪ドルの金利が1.5%の時、日本円で豪ドルを買えば(豪ドル円ロング)、差し引き1.4%の金利が得られます。

逆に豪ドルで日本円を買うと(豪ドル円ショート)、1.4%の金利を支払う必要があり、ポジションを持っている限り損をしていくことになります。

※スワップポイントは、FX業者によって結構違いますので、ご自身のFX業者のホームページで確認してみてください。

2.スワップポイントの計算

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例えば、豪ドル円を1万通貨ロングした場合、1年後いくらのスワップポイントを得られるのでしょうか?

仮にスワップポイントが1日50円、日々の変動がないとすると、1年後には18,250円(50円×365日)となります。

現実には、スワップポイントは日々変動しますから、単純計算できないのですが、明らかに日本の銀行に預けておくよりはいい利率だということが言えます。

ポジションを持ち続けている限り、利息のようにもらえますから、預金感覚でやられる方も多いです。

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3.スワップトレードの2つのリスク

22441919 - concept of problem and difficulty of a businessmanここまで読み進めてきたあなたは、スワップトレードは安定してお金を増やしてくれる割の良い預金のように思えてきたかもしれません。

しかし、スワップトレードには、次の2つのリスクが潜んでいます。

3-1 金利変動リスク

まず、一つ目のリスクは、2国間の金利差が変動するリスクです。

世界や国内の経済状況によって政策金利は変わります。今受け取れるスワップポイントの金額が将来にわたって受け取れるかは誰にもわかりません。

例えば、通貨ペアの金利差が縮まることや逆転してしまうことは、十分に考えられることです。

そうなると、受け取る金額が少なくなったり、逆に支払わなければならないことになります。

世界や国内の経済状況によって金融政策は変わり、政策金利が変わります。その時々で、国家間の金利差は変わるのです。

今、高金利通貨だからといって、これからずっと高金利とは限りません。

例えば、豪ドルはかつて8%を超える政策金利でしたが。今では0.5%です(2020年3月14日現在)。

もはや、ここまで下がると高金利通貨と呼べないですよね。

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また、スワップトレードは、長期的にポジションを保有するのが鉄則になります。

その期間に金利の逆転があった場合、スワップポイントを逆に支払わなければならなくなります。

3-2 為替変動リスク

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2つ目のリスクは、為替差損による損失リスクです。

為替変動によって、得られるスワップポイント以上の損失を被ることがあるのです。

例えば、前述した豪ドル円を1万通貨ロングの例で言うと、スワップポイントは、1年で18,250円(50円×365日)得られることになります。

ここで注意すべきなのは、為替差損です。為替変動によって、スワップポイント以上の損失を被ることがあるのです。

例えば、ポジションを持った時には豪ドル円が90円だったのに、為替変動によって85円になってしまったとしたら、為替差損は5万円ですから、スワップポイントを加味したとしても約3万円の損失となってしまいます。

このように、スワップトレードは、常に為替変動のリスクに晒されています。

しかも、満足な額のスワップポイントを得るためにレバレッジをかけますから、当然その分、為替差損の影響は大きくなります。

もちろん、スワップポイントに加えて為替差益も得られるなら、ダブルで収益を上げられますから、当然狙いたいわけですが、長期で相場がどうなるかを正確に予測するのは困難です。

ポジションを持つのは簡単ですが、出口戦略に苦慮するでしょう。

下のチャートを見てください。

高金利通貨のトルコリラは、2008年の94.45円の高値から2020年の17.019円までずっと下げ続けています。

トルコの政策金利は10.75%と非常に高いものの、どこで買っても為替差損でやられてしまいます。

スワップポイントを受け取ることはできても、いつ決済できるかわからない含み損ポジションをずっと抱え続けることになるのです。

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4.スワップトレードの歴史

今で、トルコリラやメキシコペソが有名ですが、ちょっと前までは豪ドルやNZドルがスワップトレードの中心にありました。

ここで少しスワップトレードの歴史を振り返ってみましょう。

4-1 円キャリートレードの熱狂

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2006から2007年前半は、高金利通貨を買ってスワップポイントで利益を上げる円キャリートレード全盛の年でした。

その理由としては、

  • 円がゼロ金利政策で低金利に抑えられていたこと
  • オーストラリアやニュージーランドがインフレ抑制のために高金利であったこと

こういった金融環境が揃っていました。

当時の豪ドルの金利は6.25%、NZドルの金利は8.00%、円は0.00%でした。

NZドルは、円との金利差が8.00%もあり、NZドルを買うだけで、年利8.00%の金利がついていました。

しかも、当時の日本では、FXはあまり一般的ではなく、スワップトレードのリスクなんて知られていませんでした。

  • とりあえず高金利通貨を買う
  • スワップポイント狙いだから損切りしない
  • 円安トレンドだから常に強気

そんな金融環境と日本人特有の金融リテラシーの低さの中、雑誌でもたくさんの特集が組まれ、日本中でスワップトレードが流行したのです。

日本だけではなく、世界でも低金利の円を利用した円キャリートレードが流行し、レートはさらに円安方向へと進むことになったのです。

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4-2 サブプライム住宅ローン危機

そして、2007年7月をピークに、高金利通貨が下落し始めます。

これは、アメリカのサブプライム住宅ローンの問題が表明化したことが原因です。

サブプライム住宅ローン危機(サブプライムじゅうたくローンきき、英: Subprime mortgage crisis)とは、2007年末から2009年頃を中心としてアメリカ合衆国で起きた、住宅購入用途向けサブプライム・ローンの不良債権化である。サブプライム・ローンへの投資を証券化し金融商品として取引可能にした「サブプライム・モーゲージ(subprime mortgage)」は、金融市場で価格が下落するなどして、リーマン・ショックを代表例とする経済問題に発展した。(引用元:Wikipedia

2007年7月に107.7円の高値を付けた豪ドル円は、わずか3ヶ月の間に21円も値を下げて86円まで下落します。

それまで長い間円安トレンドだった為替相場が一転、急激な円高となったのです。

ここで、損切りを入れないスワップトレーダーは、ロスカットに追い込まれ、市場から退場していきました。

これ以後、相場は不安定になり、大きな乱高下を繰り返します。

4-3 リーマンショックの衝撃

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その後、2008年9月15日にアメリカの投資銀行リーマンブラザーズの破たんに端を発した世界的金融危機リーマンショックが起きることで、さらに犠牲者を生みました。

リーマン・ショックは、2008年9月15日に、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズが破綻(Bankruptcy of Lehman Brothers)したことに端を発して、続発的に世界的金融危機が発生した事象を総括的によぶ。2007年のサブプライムローン(サブプライム住宅ローン危機)問題に端を発した米国バブル崩壊を切っ掛けとして、多分野の資産価格の暴落が起こっていた。リーマン・ブラザーズも例外ではなく多大な損失を抱えており、2008年9月15日(月)に、リーマン・ブラザーズは連邦倒産法第11章の適用を連邦裁判所に申請するに至る。この申請により、同社が発行している社債や投信を保有している企業への影響、取引先への波及と連鎖などの恐れ、及びそれに対する議会政府の対策の遅れからアメリカ経済に対する不安が広がり、世界的な金融危機へと連鎖した。日経平均株価も大暴落を起こし、9月12日(金)の終値は12214円だったが、10月28日には一時は6000円台(6994.90円)まで下落し、1982年10月以来26年ぶりの安値を記録した。(引用元:Wikipedia

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2008年7月に104.40円を付けていた豪ドル円は僅か3か月後の2008年10月に55円という値段を付けて底を打ちます。

この大暴落で、スワップ狙いのトレーダーは大きな損失を被りました。

5.まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

ここまで

  • スワップポイントとは何か?
  • スワップポイントの計算の仕方
  • スワップトレードのリスク
  • スワップトレードの歴史

を見てきました。

私自身、スワップトレードの歴史を振り返ってみて、今となっては一種のバブル的であったと思います。

現在、世界各国が低金利政策を取っている状況ですが、今後またスワップトレードが流行する時がくるかもしれません。

そのとき、その情報に踊らされるのか、それをうまく活用するのかは、過去の歴史から何を学ぶかによります。

事実、高金利通貨が暴落した時に仕込むことができれば、スワップポイントに加え、大きな為替差益を得ることができます。

目先の利益に踊らされず、リスクを把握した上で、周到な準備をして最高のタイミングを待ち続ける人が、最も大きな利益を得られることを私たちは常に意識しておく必要があります。

スワップポイントを得ようとすると、何を失い、何を得るのか。これを明確にした上でスワップトレードをすべきだということです。

今回の記事が、あなたのトレードのお役に立てれば幸いです。

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