- 日中は会社で仕事。十分な勉強時間を確保できない・・・
- 少ない時間でもっと集中して勉強したい・・・
これは、もっと学びたい、もっと成長したいと願う多くのビジネスパーソンの悩みではないでしょうか?
学習効率を考える上で、「集中力」は大きなキーワードです。人は集中することで、短時間でより多くのことを学ぶことができます。
日中は仕事に追われ、家に帰ってからも自分一人の時間が確保できない・・・だからこそ、少ない時間で最大の学習効果を得たいと考えるのは、当然のことだと思います。
私自身も、現役サラリーマンですから、「勉強時間を確保できない」「もっと集中して勉強したい」という気持ちは痛いほどわかります。
そして、そのための工夫や試行錯誤もこれまで散々してきました。
この記事では、私がこれまで実践してきた集中力を高めて学習効果を最大化させる方法をご紹介していきます。
最後まで読んでいただき、実践していただくことで、限られた時間の中で、高い学習効果を得ることができるようになるはずです。
しかも、ご紹介する方法は何も難しいものではありません。ちょっとした工夫で実践できるとても簡単な方法です。
質の高い勉強ができれば、結果が出るようになります。結果が出れば、勉強へのモチベーションは上がり、より勉強を続けやすくなります。
今後のあなたの学習効率に大きく関わるとても大切なお話です。ぜひ、最後までお付き合いください。
集中力を高める2つの方法
では、早速勉強の際に集中力を高める方法をご紹介していきましょう。
- 思考をクリアにする
- 朝に勉強する
この2つです。では、一つずつ説明していきましょう。
思考をクリアにする
集中力を高める一つ目の方法は、勉強の前に雑念を排除することです。集中力を低下させてしまう思考を頭から排除してしまうのです。
私達は常に何かを考えています。昨日起きたことや今日やるべきこと。今週のスケジュールや来週のスケジュール。今日の朝に見たニュースや天気のこと。趣味のことや今日の晩ごはんのこと。
さまざまなことを考え、それに対して様々な感情が生まれています。
希望、喜び、不安、恐怖、嫉妬、悲しみ、思考や記憶に紐付いた様々な感情が生まれては消えていく。これを常に繰り返しています。
勉強する際、このような自然発生的に生まれる思考や感情が集中力の大きな障害となります。集中力を散漫にしてしまう、勉強にとっては邪魔な存在なのです。
パソコンをイメージしてもらえばわかりやすいと思いますが、複数のアプリケーションを起動しているとパソコンの動きが遅くなったり、最悪フリーズしてしまったりします。
CPUが複数のタスクを行うために使われていて、リソースが分散されてしまっているからです。
限られた能力を最大限発揮するために、タスクを限定する必要があります。勉強であれば、事前に雑念を振り払い、思考をすっきりさせることで、学習対象により集中させるのです。
そのために、勉強の前に頭の状態を自分自身で確認してみましょう。「自分の思考はクリアか?」と質問してみて、自らの思考の状態を認識するのです。
自分自身の思考の状態を客観的に考えることは、普段ないことです。だからこそ、注意散漫となっていることを自覚していないこともよくあります。
もし、何かしらの雑念が自分の頭を支配しているのであれば、勉強の前にそれを何とかする必要があります。
ここで難しいのは、雑念を完全になくすことはできないということです。雑念を完全になくしたり、思考をコントロールすることは、特殊な精神修行を積まないとできないことでしょう。
ただ、雑念を抑える方法はありますので、その方法をご紹介しましょう。
私が最も有効だと思うのは、自分の頭にあることを全て紙に書き出してみることです。
集中の邪魔をする心配事や懸念事項を紙に書き出し、それらの解決の道筋を書き出してから勉強に取り組むのです。
自分は何が心配で、その解決のためには何が必要で何をすべきなのか?
これらを書き出してみることで、 頭から重荷を下ろしたようなすっきりとした感覚になります。精神が安定し、より集中しやすくなるのです。
また、書いてみることで、「こんなことで悩んでいたのか?」と思うことも結構あります。書くことで、思考を客観的に見ることができるようになるのです。
心を整えてから勉強を始める。こんな簡単な方法で勉強の質は変わります。とても簡単な方法ですが、私にとって大切な学習準備となっています。
朝に勉強する
集中力を高める二つ目の方法は、早朝に学習することです。なぜ、早朝に勉強すべきなのか、その理由は2つあります。
まず一つ目が、人は起きた瞬間が脳が最もすっきりしている状態だからです。
脳は、寝ている時に記憶を整理していると言われています。起きた直後が最も思考がクリアでインプットのタイミングとしては最高の状態なのです。
朝に勉強するべき二つ目の理由が、自分一人の静かな環境が手に入ることです。
早朝は家族も寝ていますし、電話や来客など気を散らすものもありません。自分一人の世界で、思う存分集中することができます。
思考がクリアで、かつ最高に集中できる環境であること。これが早朝に勉強するべき理由です。
恐らく、多くの人は朝に勉強するのは効果的だということは知っています。しかし、実践している人はあまり多くはいないようです。
有用性には気付いているけど、なかなか実行できない、やっても続けることができないのです。
なぜでしょうか?
それは、根性論に頼ってしまっているからだと私は思います。
朝起きるのは辛い、だけど勉強のために頑張ろう、そんな気力とかモチベーションに頼る方法は、最初はいいですが、絶対に続きません。
なぜなら、人の気力やモチベーションは徐々に下がっていくものだからです。だからこそ、気力やモチベーションに頼らず、工夫によって習慣化するべきです。
私が実践している早起きするための3つの方法をご紹介しましょう。
早起きするための3つの方法
アラームアプリの活用
朝起きるためにスマホを目覚まし時計として使っている人も多いでしょう。
私がいつも使っているのは、眠りの深度を感知して、眠りの浅いタイミングでアラームが鳴る「Sleep Meister」というスマホアプリです。
アラームで起こしてくれるばかりではなく、いびきや寝言といった自分ではなかなか気づきにくい睡眠時の異常も検知してくれるとても優秀なアプリです。
眠りの質を管理するアプリは、他にも色々と出ていますから、いろいろと試してみてください。
寝る時離れたところにスマホを置く
これはとても単純な方法なのですが、効果絶大です。寝る際にベッドから少し離したところにスマホを置いて寝るのです。
ベッドにスマホを持ち込むと、どうしても寝る前にスマホを見たくなります。
寝る前にスマホを見てしまうと、睡眠時間を削ってしまうばかりか、睡眠の質も落ちてしまいます。
「寝る前に絶対にスマホを見ない」と心に決めるのでは不十分です。なぜなら、それこそが気力やモチベーションに頼った方法、根性論に頼った方法だからです。
根性論に頼らない方法とは、習慣化したいことはハードルを下げ、習慣化したくないことはハードルを上げる工夫をするということです。
つまり、この場合で言うと、スマホを見るハードルを上げる工夫をするべきなのです。ベッドから離れた所で充電しておく、これだけでスマホを見るハードルを上げることができます。
朝やるべきことを前の日のうちに準備する
人は目的があれば、自然と行動できるものです。朝にやることが明確であれば、不思議と起きることができます。
逆に、朝起きてから何をやるかを考えるようでは、起きるモチベーションも起きませんし、起きてから準備をする時間が無駄です。
前の日の夜のうちに朝すぐ行動できるよう準備しておくのです。
例えば、本を読むというのであれば、机に本を置いておく。勉強するというのであれば、そのための勉強道具を準備しておく。
私の場合だと、早朝に執筆をしますから、前の日の夜からパソコンはつけっぱなしです。そして、起きてからすぐ作業できるようにしておくのです。
すぐ作業できる状態にすることで、起きてからやるべきこと、起きる目的が明確になります。
起きる目的をつくること、起きてからの行動をスムーズにすること。これも案外地味ですが、とても大切なことだと思います。
まとめ
さて、ここまで集中力を高めて学習効果を最大化させる方法をご紹介してきました。
質の高い勉強を続けられれば、現実が変わり、人生が変わります。時間がないというのであれば、ぜひ勉強の質を高めることにフォーカスしてみてください。
特に、朝早く起きて勉強することは、勉強の質を高めるためにとても有効です。
朝早く起きて、集中して勉強ができれば、朝から大きな達成感を得ることができます。一日の始めを気持ち良くスタートすることができるのです。
私自身、この早朝の時間をとても大切にしていますし、この時間をいかに増やし、いかに質の高いものにするかを常に考えています。
ついつい睡眠時間を削ってしまいたくなりますが、それだけはやめてください。なぜなら、寝不足になってしまうと、一日の全ての生産性を下げてしまうからです。
人は、きついことは続けられません。何事も行動を続けることで初めて効果が出るものです。持続可能でかつ、あなたにフィットしたやり方を追求しましょう。
自分が続けられるお気に入りの方法を見つけ、習慣化する。自分に合いそうなものをいろいろ試して、アップグレードを繰り返していく。これが長期的に生産性を高めるコツです。
思考を書き出す方法であれば、ノートに書くのか?スマホアプリを活用するのか?早起きする方法であれば、どんなアラームアプリを使うのか?朝のためにどんな準備をするのか?
あなたなりのやり方、方法を模索してみてください。