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【保存版】ローソク足の種類を完全網羅!ローソク足だけでチャートを読む方法

「チャート分析の精度をもっと高めたい!」

もし、そう思っているのであれば、「ローソク足」をもっとよく見てみたらどうでしょう?ローソク足があなたのチャート分析の精度を高めてくれるかもしれません。

ローソク足は、単位時間における価格の変動を表したもので、テクニカル分析では欠かせないツール。相場の勢いや売買の均衡点を最もダイレクトに表現し、過去の値動きをベースとしてつくられたインディケーターでは得られない、相場の本質的な情報を提供してくれます。

「トレードにおける初心者と上級者の違いは何でしょうか?」

経験やスキルという答えもあると思いますが、一言で言うと、「情報量」です。情報量が違うのです。

同じチャートを見ていても、初心者に比べ、上級者がチャートから読み取る情報量は圧倒的に多いのです。もちろん、初心者は膨大な情報があったとしても、処理しきれないかもしれません。

トレードは決断の連続です。「買うか」「売るか」「待つか」、そして、「いつ」、「どれくらいの量」をトレードするのか。

トレードの勝率を上げるためには、「相場に関する膨大な情報」と「決断力」が求められます。つまり、チャート分析の精度を高めるために、まずは多くの情報をかき集める必要があるのです。

ローソク足は、相場の背景情報を映し出す最もシンプルで、最高のテクニカル指標です。そのローソク足から多くの情報を集めることができれば、チャート分析の精度は必然的に上がるでしょう。

この記事では、ローソク足の形状と傾向を紹介しながら、ローソク足の形状は、どういう相場心理が作り出すのかを一緒に考えていきたいと思います。

この記事を読んでいただければ、ローソク足からより多くの相場の情報を手に入れることができるようになり、あなたのチャート分析の精度が飛躍的に上がるでしょう。

逆に、ローソク足から相場背景を読み取れないとどうなるのか?

何度も言うようですが、ローソク足はもっとも相場をダイレクトに表現してくれるテクニカル指標です。他のテクニカル指標では読み取れない情報を私たちに与えてくれます。

他のどんな複雑で高度なテクニカル指標を使っても、ローソク足ほどの情報量は持ちえません。そのローソク足から情報を得ることができないとすれば、どれだけ高価なテクニカルツールを使っても、どれだけ相場分析に時間をかけたとしても、チャート分析の精度はいつになっても上がることはないでしょう。

シンプルだけども奥が深い、そんな「ローソク足」について学んでいきましょう。

1.ローソク足とは

「ローソク足」とは、値動きをわかりやすくするために、単位時間当たりの価格変動をローソクのような形状のバーで表したものです。

単位時間での、①始値②終値③高値④安値⑤変動の大きさを知ることができます。また、ローソク足には、"陽線"と"陰線"の2種類があり、2色で色分けされています。

陽線とは、始値よりも終値が高かった場合をいい、陰線とは、始値よりも終値が安かった場合をいいます。つまり、このローソク足の色だけで、その期間に上がったのか、下がったのかを一目で判断できるのです。

ローソク足このローソク足の見方がわかれば、ローソク足1本で、その単位時間の値動きが大まかにイメージすることができます。

例えば、実体が長い陽線であれば、強い上昇があったことを示し、上ヒゲ(※)が長ければ一瞬買われたが、最終的に売られてに下へ落とされ、終わったことがわかります。

(※)実体の上下の棒を”ヒゲ”といい、上の棒を”上ヒゲ”、下の棒を”下ヒゲ”といいます。

2.ローソク足の形状と傾向

14642353 - photo of two boxer who are fighting on a grey backgroundローソク足の形状をしっかりと見ることによって、「売りと買いの攻防の優劣」をできるだけ詳細にイメージすることができます。これは、売りと買いの攻防の過程が、ローソク足の形状となって記録されているからです。この形状から、その後の値動きに特有の傾向が出ることがあります。

もちろん、あくまでも”傾向”ですから、必ずそうなるというわけではありません。

「なぜその形状になったのか」という視点で見ていただきたいと思います。注目すべきは、「ヒゲ」と「実体の大きさ」です。

特徴的なローソク足の形状を次の6つに大きく分類してみました。

  • ヒゲがない陽線・陰線
  • 実体が長い陽線・陰線
  • 実体が短い陽線・陰線
  • 下ヒゲが長い陽線・陰線
  • 上ヒゲが長い陽線・陰線
  • 実体がほとんどないローソク足

これから一つ一つ説明していきますが、それぞれのチャートでの部分対応する短期足のチャートを下に載せています。

なぜ、短期足のチャートを載せているのかというと、1本のローソク足が形成される背景を短期足チャートで確認してもらいたいからです。逆に、短期足の状態が長期足ではそのように見えるという観点からも見てもらえればと思います。

このように1本のローソク足ができる背景をイメージし、"なぜこのような形状が出現するのか、どんな場面で出現するのか"を考えながら、チャート分析を行うことが大切です。

2-1 ヒゲがない陽線・陰線

では、ヒゲがないローソク足について説明していきます。

2-1-1 ヒゲがない陽線

矢印部分の足を見てください。ヒゲがなく、実体がしっかりとしている陽線の状態です。ヒゲがないといっても、ここでは、完全にヒゲがないというよりは、ヒゲが”ほとんどない”という理解で構いません。

この足は、始値から終値まで一方的に上昇している状況を示しています。つまり、始めから終わりまで買い上げられている状態です。買いに勢いがあるということを意味しており、その後はしばらくレートが上昇しやすいという傾向があります。higeganaiyousen

2-1-2 ヒゲがない陰線

次は、ヒゲがなく、実体がしっかりとしている陰線の状態です。始値から終値まで一方的に下落している状況を示しています。売りに勢いがあることを示しており、その後レートが下落しやすい傾向があります。higeganaiinsen

2-2 実体が長い陽線・陰線

次は、実体が長いローソク足について説明していきます。

2-2-1 大陽線

下の1時間足チャートのローソク足を見てください。

これは、陽線の実体が長い状態であり、大きく買い上げられたことを示しています。考え方としては、ヒゲがない陽線と同じで、買いに勢いがあることを示しており、その後、レートが上昇しやすいという傾向があります。daiyousen

2-2-2 大陰線

次は、陰線の実体が長い状態で、大きく売られたことを示しています。考え方としては、ヒゲがない陰線と同じで、売りに勢いがあることを示しており、その後、レートが下降しやすいという傾向があります。daiinsen

2-3 実体が短い陽線・陰線

実体が短いということは、始値から終値まであまり動いておらず、もみ合いとなっている状況を表しています。短期の足で見るとレンジになっているのがわかると思います。

レンジの状態なので、短期的には上か下か抜けた方の流れとなりやすい傾向にありますが、長期的には直近の大きなトレンドに沿ってブレイクしていく可能性が高いと言えるでしょう。jittai-mijikai-ashi

2-4 下ヒゲが長い陽線・陰線

次に下ヒゲが長いローソク足について見ていきましょう。

2-4-1 下ヒゲが長い陽線

下の1時間足チャートを見てください。

陽線で下のヒゲが長い状態をいいます。これは、いったん大きく売り込まれた後、売りが続かず反発し、最終的には始値よりも高値で終わったことを示しています。

つまり、直近では強く上昇していることを表しており、その後は上昇しやすい傾向があります。shitahige-nagai-yousen

2-4-2 下ヒゲが長い陰線

陰線で下のヒゲが長い状態をいいます。

これは、いったん大きく売り込まれた後、売りが続かず反発し、最終的には始値よりも安値で終わったことを示しています。直近で強く上昇していることは、「2-4-1 下ヒゲが長い陽線」と同様です。その後、上昇しやすい傾向にあります。

2-5 上ヒゲが長い陽線・陰線

次は、上ヒゲが長いローソク足です。

2-5-1 上ヒゲが長い陽線

陽線で上のヒゲが長い状態をいいます。

これは、いったん大きく買われた後、買いが続かず反落し、最終的には始値よりも高値で終わったことを示しています。つまり、直近では強く下落していることを表しており、その後、下降しやすい傾向にあります。

2-5-2 上ヒゲが長い陰線

陽線で上のヒゲが長い状態をいいます。

これは、いったん大きく買われた後、買いが続かず反落し、最終的には始値よりも安値で終わったことを示しています。つまり、直近では強く下落していることを表しており、その後下降しやすい傾向にあります。uwahige-nagai-insen

2-6 実体がほとんどないローソク足

売りと買いが拮抗している状況で、相場が転換する可能性を示しています。天井や大底で出現しやすく、大きく相場が動いた後に、ボラティリティが縮小していることを示しています。jittai-hotondonai-ashi

このように、1本のローソク足の形状だけでも、それぞれの足を生み出す相場の心理やその後の相場の傾向には違いがあります。ここまで見てきて、「長期足を作りだす短期足の動き」、そして、「短期足の長期足からの見え方」を感覚的に理解していただけたのではないでしょうか?

ローソク足1本だけでもこんなにも多くの情報を含んでいるのです。次に、複数のローソク足から相場背景を読み取っていきましょう。

3.複数のローソク足から相場を読み解く

ここでは、複数のローソク足の関係性に着目して、3つのパターンを見ていきます。

3-1 はらみ線

2本のローソク足に着目した「はらみ線」と「包み線」というものがあります。

「はらみ線」は、該当の足が前の足の値幅内に収まる場合をいいます。つまり、高値が前の足より安く、かつ安値が前の足よりも高ければ、はらみ線となります。

これは、前日の高値安値の範囲内でのもみ合いになっていることを示しています。実際にトレードする際には、このもみ合いをブレイクアウトした方向へついていく戦略をとります。haramisen

3-2 包み線

「包み線」は、高値が前の足よりも高く、かつ、安値が前の足よりも安い場合をいいます。短期足でよく見ると、もみ合いからのブレイクアウトになっています。

包み線の場合も、ブレイクアウトの後にどちらに向かっているのか注目し、その方向へついていくのがセオリーです。tutumiashi

3-3 最安値更新からの陽線・最高値更新からの陰線

次は、相場が転換する場合に出やすく、かなり信頼度が高い2つのパターンをご紹介します。

3-3-1 最安値更新からの陽線

次の2つの条件を満たした場合、高確率で転換パターンとなります。

  • 最安値を更新したのにもかかわらず、終値では陽線となっている
  • 次の足も終値ベースで前の終値を上回っている

これを実際のチャートで確認していきましょう。赤丸で示しているローソク足は、最安値を更新したのにもかかわらず、下ヒゲを出して最後は陽線となっています。そして、次の足も終値ベースで前の終値を上回っています。

このようなローソク足のパターンが出たら、売り方のストップを巻き込んで大きく跳ね上げられることが多く、かなり高い確率で転換ポイントとなります。saiyasunekoushin-yousen

3-3-2 最高値更新からの陰線

次は、3-3-1の逆のパターンです。次の2つの条件を満たした場合、高確率で転換パターンとなります。

  • 最高値を更新したのにもかかわらず、終値では陰線となっている
  • 次の足も終値ベースで前の終値を下回っている

では、チャートで確認してみましょう。赤丸のローソク足を見てください。かなり長い上ヒゲを確認できるでしょうか?大きく買い上げられた後、買いが続かず、下へ落されている場面です。

この場面で、あなたが買いで入っていたら、どう思いますか?

おそらく、恐いと感じるでしょう。その心理的偏りが、買いのストップを巻き込んで、大きく下落する一つの要因となります。saitakanekoushin-insen

4.ローソク足の出現する場面が大事

さて、ローソク足から相場背景を読み解く視点をさまざまな角度からご紹介してきました。

ローソク足の形状だけでも多くの情報を得ることができます。しかし、ローソク足の形状は、売買判断の一つとなりえますが、それだけでトレードするのは厳しいものがあります。

なぜなら、ローソク足の形状だけでトレードすることは、直近の値動きだけでトレードするということだからです。実際の売買判断を下すには、もっと相場全体を俯瞰して見る必要があります。

なぜなら、短期足では下降トレンドだけど、長期足では上昇トレンドというようなことはよくあることです。短期足(ミクロ)ばかりを見ていると相場の転換の可能性を完全に視野から外してしまい、トレード判断を見誤ることになります。

ミクロな視点だけではなく、マクロの視点も併せて相場を見るべきです。

そのためには、ローソク足のみでトレード判断するのではなく、「その形状のローソク足が相場のどの場面で出ているのか」という視点を持つことによって、より精度が高い分析ができます。

「ローソク足の形状」にプラスして別の根拠を与えるのです。

少し、わかりにくいと思いますので、具体的にチャートで見てみましょう。

下のチャートでは、長期足の重要な水平ライン(レジサポ転換)に到達し、上にいったん反発しやすい環境にある場面です。そして、その環境下で、長い下ヒゲの陽線が出現したチャートです。resistanceline-yousen

下ヒゲが長い陽線は、それだけでも「強気」と判断できますが、長期足の水平ラインという反発要因を根拠としてプラスすることで、よりロングする根拠を強固にすることができます。

このように、長期足など複数の足の相場環境から「プラスの根拠」を見つけることで、より精度の高い分析ができるようになります。

5.まとめ

18025216_mさて、「ローソク足から相場の背景を読む」という感覚を理解していただけましたか?

チャート分析では、1本のローソク足が持っている情報だけではなく、連続するローソク足のコンビネーションも相場からの重要なサインとなります。また、ローソク足と相場環境を組み合わせることで、より精度の高い分析ができることもお伝えしました。

ローソク足の形状やパターンを覚えるだけではなく、「なぜその形状となったのか、なぜそのパターンがそこで出るのかという相場背景を読む力」が、チャート分析ではとても重要になります。

相場背景を読めるようになれば、より相場で起きていることをダイレクトに感じることができるようになるでしょう。

人は、科学や複雑なものを強く信奉します。これは、複雑で難解なテクニカル指標が膨大に作られてきた歴史からも読み取ることができます。

しかし、トレードは「シンプルにするべき」と私は考えます。トレードの判断をしやすく、明確にすることで、トレードに「一貫性」と「継続性」を持たせることができるからです。

そのためにも、最もシンプルなテクニカル指標であるローソク足から相場背景を読み取ることが重要なのです。

チャートを漫然と見ていても、何の意味もありません。余計な情報は、迷いを増やす原因になります。チャートを見るときに重要な意識は、「焦点化」です。

「自分は何を見るためにチャートを分析しているのか?」を強く意識することが大切です。ローソク足を見て、そこから何を得ようとしているのかを自分の中で明確にしておかなければ、トレード判断で本当に役立つ情報を手に入れることはできないでしょう。

ぜひ、あなたのチャート分析に役立てていただければと思います。

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