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「今の仕事に向いていない」と感じた時にあなたが考えるべきこと

今の仕事、自分は向いていないかも・・・

あなたはこんなことを考えていませんか?

  • 仕事がつまらない
  • 仕事が楽しくない
  • 今の仕事で結果を出せない
  • 自分の能力を発揮でいている感じがしない
  • 誰かの役に立っている感覚がない

このような状況で、今の仕事にやりがいを感じることができなくなってはいませんか?

もしかして、これらの根本的な原因は、あなたの「強み」を今の仕事に生かせていないからかもしれません。

あなたの「強み」は何でしょうか?

自分の強みなんて突然聞かれてもすぐに答えられる人は少ないでしょう。しかし、この質問はあなたの職業人生において極めて重要な意味を持ちます。

なぜなら、仕事で成功できるかどうかは、あなたの強みが発揮されるかどうかにかかっているからです。

もし、あなたが自分の強みを発揮できる環境にいるのなら、仕事の充実感も得られ、いずれは収入も上がっていくでしょう。逆に強みを発揮できない環境にいるのだとすれば、仕事の充実感もさほど得られず、収入も今後期待したほどには上がらないでしょう。

多くの人は、人生の大部分を仕事に費やすことになります。だからこそ、職業選択は、人生において極めて重要なものになります。

その職業選択における一つの基準になるのが自分の強みです。今回はこの自分の強みについて深く考えていきましょう。

強みとは何か?

まず、強みとはそもそも何なのかを考えていきましょう。私は、強みは次の3つの構成要素からなるものと理解しています。

強みを構成する3つの要素

才能

特定の分野で卓越するためには、生まれ持った才能、素質が必要です。あなたの強みは、生まれ持った才能と深く関わっていて、あなたの強みの基盤となります。

学生時代を思い出してみると、人によっては数学が得意、英語が得意、体育が得意とそれぞれ得手不得手があります。あまり苦労しなくても、何となくできてしまう、得意である分野は各々が持っているものです。

それは生まれ持った才能があるからです。才能は、それだけで開花するものではなく、教育やトレーニング、実践によって強みへと成長します。

経験

ここで言う経験とは、自分が実践し、体験してきたことです。例えば、営業マンであれば、実践の中で顧客に対してどんな言葉を使うべきかを営業活動を通じて学ぶでしょう。この経験には、指導者からの教育やトレーニングも含まれます。

スキル

スキルとは、専門的な技能であり、職能のことです。才能や経験もスキルの土台となります。

強みとは、これら3つの要素の足し算です。

強み=才能+経験+スキル

これを理解するために、マイケル・ジョーダンの例を挙げましょう。

マイケル・ジョーダンは、バスケットボールの世界で最も優れた選手の一人となりました。NBAを引退した後、かつて自分がなりたかった野球選手へと転身しますが、思うような成績を上げることはできませんでした。

スポーツ選手として優れた才能があったのにも関わらず、野球では良い成績を残せなかったのです。その理由は、野球における経験とスキルが欠けていたからです。

才能はあくまでもスタート地点に過ぎません。あなたの強みは、才能を教育によって伸ばし続け、経験を積み重ね、スキルを習得した結果として存在するのです。

また、強みはイコール「好きなこと」ではありません。これは、案外勘違いしがちですが、「好きなこと=得意なこと」ではないのです。

例えば、あなたが人を笑わせるのが好きだったとしましょう。

しかし、それとあなたが面白いかどうかは別の問題です。つまり、あなたの強みは、あなたが好きかどうかは関係なくて、あなたの行動が他者に貢献できるかどうか、卓越性を発揮できるかどうかなのです。

もちろん、自分が好きなことなら、卓越して他者に貢献できる可能性は高いとは言えるでしょう。なぜなら、人は好きなことでなければ続けられない生き物だからです。

自分が好きなことであれば、才能を持っている可能性は高いし、より長い期間経験を積めるかもしれません。しかし、本質的にはあなたの強みはあなた自身が好きかどうかは関係がないのです。

強みを最大限発揮するために

人の成功は自身の強みから生まれ、決して、弱みからは生まれません。だとすれば、あなたがより高みを目指し、成功するためにすべきことは、自分の強みを知り、それを徹底的に伸ばすことです。

あなたのキャリアを考える上で、これほど重要なことはありません。どんなことを差し置いてもあなたの強みに投資する以上のリターンはありえないのです。

時間、お金、労力、あなたの持っているリソースの全てをあなた自身の強みを磨き上げることに使うべきです。強みが強みとして最大限発揮されるためには、「文脈」が重要です。ここで言う文脈とは環境と同義です。

例えば、自分の意見をはっきりと主張できるということは、文脈によっては、自己主張が強いと捉えることができるでしょう。

考えることが得意というのは、別の側面から見ると、スピードがない、行動が遅いと捉えることもできます。

社交性があるというのは、文脈によっては、八方美人や人間が軽いと捉えられるかもしれません。

自分の強みと弱みは、表裏一体。「その特徴が生かせる文脈かどうか」によるのです。

そして、私達が取るべくキャリア戦略とは、自分の強みを生かせる文脈を探し、その文脈に自分自身を移動し、最大限強みを輝かせることにあるのです。

強みは認識しづらい

強みは、磨き上げればあなたを助ける強力な武器となります。しかし、そのためには、まず自分が自分の強みを認識していなければなりません。

そして、自分の強みを認識できるかどうか、それを伸ばす努力をするかどうかが、長いキャリアにおいて決定的な差となります。

もしかして、あなたは「自分に強みなんてない」と思うかもしれませんが、強みがない人なんていません。強みを輝かせる環境にいないだけです。

繰り返しますが、強みはその強みが輝く文脈が重要です。強みがないと思うのは、決してそれがないからではなく、あなたの持っている強みと今の文脈が単純に合っていないだけです。

自分の強みを知り、それを輝かせる文脈を理解し、そこへ自分自身を移動させることができれば、かなり有利にキャリアを構築できるでしょう。

しかし、一番大きな問題は自分の強みをなかなか自分自身では気づきにくいという点です。

なぜ気づきにくいのかというと、あなたがあなた自身を評価する際にこれまで相対評価ばかりしてきたからです。

これは、この社会が競争社会であるということが大きく影響していると思います。競争社会では、他人との相対的な比較をして、優劣を付ける構造となっています。

例えば、偏差値というのも相対評価だし、会社での人事評価もそうです。家庭では、兄弟、友達と比較されます。学校でも会社でも家庭でも誰かと比べられて自分を評価されるのです。

相対評価が当たり前の社会生きていると、次第に他人と比べることでしか自分を見いだせなくなります。他人と比べて優越感に浸るために頑張ったり、劣等感を抱くとすぐにやる気を失ったり、妬んだりしてしまうようになります。そして、自分というものを見失ってしまうのです。

しかし、相対評価ではあなたの本当の強みはわかりません。それは結局、周囲の環境に依存した評価だからです。

あなたの周りにプレゼンが上手い人ばかりいるのなら、あなたはプレゼンが下手だと思うかもしれません。

あなたの周りに社交性のある人ばかりなら、自分は社交性がないと思うかもしれません。

多くの人は自分の強みを正しく認識できていません。「自分の強みなんて」と思っているかもしれませんが、強みを持っていない人なんていません。強みを輝かせていないだけです。

強みはそれを輝かせる文脈が重要であり、その環境でこそあなたの強みは光り輝くのです。

ただ、もし同じような強みを持つAとBがいたとして、どちらを昇進させるか会社側が考える場合、会社は相対評価によって優劣を付けるでしょう。会社であれば同じような強みを持つものが集まる可能性は高く、その中で相対的に秀でていかなければなりません。

だからこそ、何を差し置いても、自分の強みを必死で磨き上げなければなりません。もし、あなたがお金を賭けて勝負するとしたらあなたは何で勝負するでしょうか?

人と話すことが苦手なのに、プレゼンで勝負してもしょうがありません。深く思考を巡らせたり、細かい数字を分析したりするのが得意なのであれば、そのような文脈、つまり、職場や環境へ向かうよう行動すべきでしょう。

強みを見つける2つの方法

ここからは、自分の強みを認識する2つの方法をご紹介します。

周囲の人に聞いてみる

強みは自分ではわかりづらいものです。ですから、家族や親しい友達などあなたの周りの人に自分の強みを聞いてみましょう。

特に両親には幼少期に自分は何が得意で、どんなことをしている子どもだったのかを聞いてみましょう。多くの場合、才能、素質は子どもの頃の行動特性に現れるからです。

自分自身に聞いてみる

自分ではなかなか気づきにくい強みですが、強みを知るヒントは確実にあなたの過去の中に眠っています。

ですから、やはりあなた自身にも聞かなければなりません。あなたの記憶を遡ってみましょう。

7つ質問を用意してみたので、落ち着いた環境でぜひ自分に聞いてみてください。

  1. あなたの過去を振り返ってみて、とても早くできたことは何か?とても早く理解できたことは何か?
  2. あなたの同僚・友達が困っている。あなたにどんなアドバイスを受けに来るだろうか?その内容、分野は何か?
  3. あなたが最も生産性が上がると感じることは何か?
  4. どのような行動が簡単に、そして、自然にできるだろうか?
  5. これまであなたが人から褒められたことは何か?
  6. 子どもの頃に好きだったことは何か?
  7. 子どもの頃に他の子よりも上手くできたことは何か?

恐らく、答えは一つではないはずです。思いつくままに列挙してみましょう。もし、共通点があれば、それがあなたの強みである可能性が高いです。

あなたは何で勝負するか?

あなたはどんな強みを持ち、どんな環境で勝負するでしょうか?

この意思決定はあなたの人生において極めて重要な決定になります。なぜなら、これがあなた自身を輝かせることに真に繋がるからです。

人生の中において仕事以上に多くの時間を費やすものはありません。睡眠時間よりも、家族と過ごす時間よりも長い時間仕事に費やします。そして、あなたの仕事での成功は、あなたの生きがいや収入に大きく影響を与え、あなたの幸福度に大きく作用します。

だからこそ、どんな強みでどんな文脈で勝負をするのかはとても重要です。そのために、まずは自分の強みを見つけることです。そして、自分のリソースをその強みを高めることに全力で注ぎ込み、強みを生かせる文脈を探し、自分を移動させるのです。

あなたにはどんな強みがあって、何で勝負するでしょうか?

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