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重要!ボラティリティを意識したFXトレード戦略構築法

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「なぜ、ポジションを取った瞬間に反転するのか?」

あなたは、不思議に思ったことはありませんか?

例えば、レジスタンスラインをブレイクアウトして大きく上抜け、ロングしたら、その後押して含み損となってしまった・・・。

そんなブレイクした後の天井・底値掴みは、トレードをしていれば日常的に起こることですが、あまりにもタイミングがいいので、自分のトレードを「誰か監視しているんじゃないか」とすら思ったことがあるのかもしれません。

値動きが、直線的ではなく波形を描くというのは、相場が持つ特性の一つです。

この波の大きさを「ボラティリティ」と呼び、トレードプランを立てる上でも、エントリータイミングを計る上でも、欠かすことができない重要な概念ですが、「実際にこれをどのようにトレードに活かすべきか」、そのイメージをなかなか掴めないという人も多いのではないでしょうか?

このボラティリティの概念を掴めていないことが、冒頭の「ポジションをとった瞬間に逆行する」といった悩みの根源になっているのではないかと思います。

市場参加者は、1割の勝ち組と9割の負け組分かれると言われています。9割がいわゆる大衆です。つまり、大衆と同じ行動をしていては、勝つことはできないと言うことです。

1割の勝ち組は、大衆が動かない場面で動きます。もっと言うと、大衆が動く半歩先を読み、そこで行動するのです。そのためには、相場のリズムを把握することが大切です。

相場のリズムを把握できないと、大衆と同じ行動をしてしまい、そのときには、もうすでに獲るべき利益はなくなっています。

ボラティリティを把握することは、相場環境を把握するためにも、ターゲットエリアを絞り込んでからのエントリータイミングにも関係してくる重要な概念です。

この記事では、「ボラティリティとは何か?」という基本的なことから、ボラティリティに合わせたトレード戦略の構築法について、具体的な事例を踏まえてご紹介していきたいと思います。

ではさっそく見ていきましょう。

1.ボラティリティとは何か?

52596660_mボラティリティとは、簡単に言うと「価格変動の大きさ」を言います。価格の変動幅と言ってもいいでしょう。

金融工学においてボラティリティ(volatility)とは、広義には資産価格の変動の激しさを表すパラメータ。

wikipedia

価格変動が大きいとボラティリティが高い、小さいとボラティリティが低いと表現します。

2.ボラティリティの特性

次に、ボラティリティの特性を見ていきましょう。

2-1 ボラティリティは見えない

ボラティリティが価格の変動幅だと言われても、漠然としていると思うかもしれません。

実は、このボラティリティをインディケーターで視覚化する方法があります。それが、ボリンジャーバンドを使う方法です。ボリンジャーバンドの「バンドの幅」と「形状」でボラティリティを視覚的に把握することができます。

例えば、「バンドの幅」については、「何pipsの幅」というように数値化できるため、トレードをするか否かの目安とすることができますし、「バンドの形状」によって、ボラティリティが低いのか高いのかが明確になります。

このように、ボリンジャーバンドによって、今の相場環境がトレードに向いているのか向いていないのかの判断が容易になります。ボラティリティとボリンジャーバンドの幅や形状については、次の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

2-2 縮小と拡大を繰り返す

相場は、ボラティリティの”拡大”と”縮小”を繰り返しています。

「価格は波のように大きな変動が起き、その後落ち着きを取り戻し、値動きが小さくなり、そしてまた大きな変動が起こる」

価格は、このような動きを延々と繰り返しているのです。下のチャートは、ボラティリティの拡大と縮小を表したものです。

(B)(D)は、溜めこんだエネルギーを放出している状態で、放出したエネルギーがなくなると、エネルギーを蓄積するため、また収縮していきます。「新規の売り」と「買いの損切り」が発生することで、大きな価格上昇となるのです。

(A)(C)(E)は、エネルギーを蓄積している状態であり、次のエネルギーの放出を待っている状況です。蓄積量(相場の均衡)が限界を超えると爆発(拡大)し、その後、またエネルギーを蓄積するため収縮していきます。

相場は常にこの繰り返しでできています。ボラティリティの変化

3.ボラティリティの注意点

短期トレードには、どうしてもある程度のボラティリティが必要となります。ただ、高過ぎるボラティリティは、逆行した場合のリスクも大きいので次の点に注意が必要です。

3-1 ボラティリティが高い原因の調査

ボラティリティが急激に高まる場面では、値動きのスピードも早いですし、スプレッドも大きくなる傾向があります。

例えば、雇用統計のようなビックイベントの際には、ボラティリティが急激に高まります。

  • 動きが早い
  • 動きが想定できない。
  • 約定できるかわからない。

など、ボラティリティが極端に高い場合のトレードは、多くの不確定要素を含むため、おすすめできません。

ボラティリティが高い相場環境にある場合、まずは、「今なぜボラティリティが高まっているのか?」これを把握しておく必要があります。なぜなら、ボラティリティが大きくなるときというのは、経済指標、要人発言、金融政策の変更など、何らかのファンダメンタルの要因で起こることが多いからです。

ですから、チャートばかり見ていても、その原因はわかりませんから、経済ニュース等でチェックしておくべきです。なぜ、ボラティリティが高いのかわかれば、今トレードをするべきか、それとも、そのファンダメンタルの要因が落ち着いてきてからトレードすべきかの判断材料になるからです。

3-2 ボラティリティに合わせた適切な損切り幅

10868070_m損切り幅は、ボラティリティの大きさによって変えるべきです。

感情的なトレードではなく、一貫性を持ったトレードをするため、例えば、10pipsなど損切り幅を固定する方法あるのですが、これはやめておくべきです。

なぜなら、それは、相場のボラティリティを完全に無視している方法だからです。相場は、ほとんど全く動かない場合や数秒で100pips以上動く場合など、その時々にいろんなリズムで動いています。

ですから、場面によっては、同じ10pipsでもまったく意味合いが変わってきます。損切り幅が10pipsが適切な場合と、そうでない場合が出てくるのです。

損切り幅を相場のボラティリティに合わせて設定し、その損切り幅に合わせたポジションサイズを設定しましょう。

例えば、ボラティリティが大きいときは、損切り幅を少し広めにとって、ポジションサイズを小さくし、ボラティリティが小さいときは、損切り幅をタイトにして、ポジションサイズを大きくするということです。

どこに損切りを置くのかは、どうしても感覚的なものになってしまいますが、直前のローソク足の長さを考慮しつつ、「ここまできたらしょうがない」そんな位置に損切りを置くようにしましょう。

3-3 ボラティリティとレバレッジの関係

ボラティリティは、価格の変動幅ですから、レバレッジと深く関係しています。これは、先ほどの「損切り幅によって、ポジションサイズを変える」というところにも繋がってくる話です。

ボラティリティが低いときのトレードは、レバレッジを上げなければ、十分な利益をあげることはできないでしょうし、ボラティリティが高いときのトレードは、レバレッジを下げなければ、損切りとなった場合のダメージが大きくなります。

繰り返しになりますが、ボラティリティは損切り幅を決めます。ボラティリティが大きければ、損切り幅もある程度広くとらなければいけないでしょうし、ボラティリティが小さければ、損切り幅は狭くてもいいでしょう。

レバレッジについては、次の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

3-4 ボラティリティと通貨選定

短期トレードの場合、その日にトレードする通貨を決めるのにボラティリティが一つの判断材料となります。FXは鞘を抜いてなんぼですから、ボラティリティがある程度ある通貨の方がトレードには適しているのです。

次のサイトのように、その日のボラティリティを通貨ごとで比較できますから、それを参考にしてトレードする通貨を決めるのも一つの方法でしょう。

 icon-external-link Yahoo!ファイナンス

4.ボラティリティによるトレード戦略構築法

47328822_m相場のボラティリティによって、執るべきトレード戦略は変わります。

長期足は短期足を支配する

この相場の原理原則に従い、基本的には長期足のトレンド、ボラティリティなど、相場環境によってトレード戦略を決める必要があります。そこで、ここでは長期足の相場環境(特にボラティリティ)によって、どのようにトレードの戦略を考えていくのか具体的に見ていきましょう。

以下に載せているチャートはすべて長期足です。

4-1 ボラティリティが高まる場面

ブレイクアウトにおけるボラティリティの変化

長期足でボラティリティが低い環境からボラティリティが高まる場面はトレードチャンスになります。もちろん、ブレイクする瞬間というのは誰にもわかりませんから、ここで説明するのは、正確には言うとブレイク直後の環境です。

上の日足チャート(長期足)のAの足の場面を見てください。この相場環境では、短期足でのトレンドフォロー戦略が有効でしょう。短期足で長期足のトレンド方向へ押し戻しを待ってエントリーしていくことになります。

ここで大切なことは、短期足ではボラティリティが低い場面から高まるタイミングでエントリーするということです。

繰り返しになりますが、ボラティリティは拡大と収縮を繰り返しています。値は伸びるときがあり、必ず縮むときがあります。それは、短期足も同じで、伸びきってしまうと、その後必ず縮みます。

ですから、短期足で伸びきったところでエントリーしてしまっては、高値掴み安値掴みをしてしまい、結果、損切りとなってしまうのです。短期足のブレイク中ではなく、必ずブレイクを確認してから、押し戻しを待ってエントリーするようにしましょう。

4-2 トレンドが発生している場面

長期足でトレンドが発生している場面もトレードチャンスになります。例えば、上のチャートのBのような場面です。

ここで執るべき戦略は、短期足の押し戻しを待って、逆張り気味に狙っていく戦略です。短期足では逆張り気味ですが、長期足の目線で見るとトレンドフォロー戦略ということになります。

4-3 ボラティリティが高いが方向感がない場面

方向感がなくボラティリティが高い相場環境

長期足に方向感がない場合は、短期足でもトレードしづらい環境です。短期足に一応、水平ラインやトレンドラインを引いて、短期的な鞘抜きはできるでしょうが、利を伸ばしづらく、大きな利幅は期待できません。

4-4 ボラティリティが低下する場面

ボラティリティが低下する場面

長期足でボラティリティが収縮する場面というのは、案外、短期足ではトレードしやすかったりします。水平線やボリンジャーバンドを駆使して短期足での逆張り戦略がうまくハマるのです。ボラティリティが低下する場面では、レンジになりやすく、オシレーターがよく機能します。

ボリンジャーバンドの戦略については、次の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

4-5 ボラティリティが低い場面

ボラティリティが低い場面

長期足がいわゆるスクイーズである場面のことです。

この場面は、相場として方向感がない状態ですから、基本的にトレードは避けたい場面です。ボラティリティが低いため利幅も期待できません。ただ、明確な水平ラインを引くことができるのであれば、そのラインを背に短期足で超短期の逆張りで狙うことも可能な場面です。

5.まとめ

ボラティリティは市場参加者の心理を大きく反映するものです。

暴騰や暴落時は、ボラティリティが急拡大します。これは、人間の欲望や恐怖が増幅され、普段は絶対に取らないような行為を助長させるからです。

そして、このパニックに巻き込まれるのは、9割の大衆の行動です。9割の人が負け組、つまり大衆であるということは、冒頭でお話ししました。これは、つまり、どういうことかというと・・・

38297765_m「トレンドやボラティリティは、大衆の心理が作り出している」ということです。

差益を獲るトレードにおいて、他のトレーダーよりも一歩先んじるためには、大衆ではない、「1割の視点」を身に付ける必要があります。そのためには、まずは、大衆の心理は今どうなのか?どういったときにどう行動するのか?を常に考え、先回りしなければいけません。

ボラティリティの概念を知り、相場を客観的に一歩引いて見ることが、大衆の視点から抜け出し、「1割の視点」で相場を見ることに繋がります。ぜひ、参考にしていただければと思います。

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