
さて、今日はAUDUSD(豪ドル/米ドル)です。
先週は、中国株が急騰。これを受けて、AUDUSDも引っ張られるように上昇しました。
ただ、豪州では、新型コロナウイルスによる感染拡大が広がり、メルボルンでは、8日からロックダウンを開始。ロックダウンによる経済活動への影響を懸念して、上値が重い印象です。
そんなAUDUSDの今週のトレード戦略です。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.07.13【AUDUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング
・ショート
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.07.13【AUDUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 0.704
- 0.667
があります。
トレンドは下降トレンドとなっています。ただし、直近高値である0.704を上抜けると、下降トレンドは一旦否定されることになります。
直近では陽線が並び、流れは上方向。今月のローソク足も陽線となっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向きで、バンドは内向き。直近の上昇を受けてレンジの様相を呈しています。
現在値は、ミドルバンドを上抜け、ミドルバンドと+1σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近は陽線が並び、流れは上方向
- 今月のローソク足は陽線
- ミドルバンドを上抜けた
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 0.72
- 0.7
- 0.676
があります。
トレンドは上昇トレンド。直近でも陽線が並んでいます。先週のローソク足も陽線となっています。
月足で見たレジスタンスライン0.704を一度上抜けましたが、下に落とされています。
ここから再度上値をチャレンジするのか注目ですね。
直近の上昇を受けて、ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は上向き。バンドは上下に広がってボラティリティが高まっている様子がわかります。
現在値は、+1σと+2σの間。+1σに支えられるように上げています。
- トレンドは上昇トレンド
- 直近の流れは上昇
- 先週のローソク足も陽線
- 0.704レジスタンスラインで一度下に落とされた
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 0.693
- 0.683
があります。
トレンドは上昇トレンド。ただ、直近では揉み合いが続いています。やや上値が重い印象ですね。
ボリンジャーバンドのミドルバンドはやや上向き。バンドの先端は平行に上を向いています。
現在値は、+1σ付近にあります。
- 日足では上昇トレンド
- 直近の流れは揉み合い
- 上値が重い印象
トレード戦略
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
上位足では上昇トレンドを示していますが、日足で見たように、直近では上値が重い印象です。
仮に、上昇を続けるなら、どこから買うか?
やはり、レジスタンスラインとして機能している0.704上抜けを見たいところです。0.704上抜けから押し目買い。
では、下を狙うとすればどこからか?
上値が重い印象であることから、下を試す可能性もあります。日足で引いた0.693を下抜け、日足20MAを下抜けることで、直近安値0.683まで下げる可能性があります。
というわけで、日足20MA下抜けから戻り売りを狙っていきます。
2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

- 【ロング】0.704を上抜けたら押し目買い
- 【ショート】日足20MAを下抜けたら戻り売り
ロング
【戦略】: 0.704を上抜けたら押し目買い
【戦略の優位性】:
・週足・日足上昇トレンド
・0.704ブレイクアウト
【エントリー】:0.704上抜け確認後、押し目買い
【損切り】:0.704の少し下
【ターゲット】:0.72
まずは、ロング戦略です。
レジスタンスラインとして機能している0.704を上抜けることで、さらに上値を試す可能性があります。
そこで、0.704を上抜け確認後、押し目買いを狙っていきます。損切りは、0.704の少し下。ターゲットは、0.72まで狙っていきます。
ショート
【戦略】: 日足20MAを下抜けたら戻り売り
【戦略の優位性】:
・0.704レジスタンスライン
・0.69下抜け(日足20MA下抜け)
【エントリー】:0.69下抜け確認後、戻り売り
【損切り】:0.69の少し上
【ターゲット】:0.683
次にショート戦略です。
0.704レジスタンスラインで反発、若干戻してきていますが、上値が重い印象。直近安値の0.693を下抜け、日足20MAを下抜けると、もう一段下げてくる可能性があります。
そこで、0.69(日足20MA)を下抜けから戻り売り。損切りは、0.69の少し上。ターゲットは、0.683まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでAUDUSDのチャート分析をしてきました。
ここまで見てきたように、0.704と0.69の二本のラインに注目していきます。
冒頭で言ったように、豪州一部ではロックダウンが開始されています。豪ドルが上値が重いのはその影響と言われていますが、ロックダウンは、経済活動に対して甚大な影響を与える一方、感染拡大には大きな効果を発揮します。
米国や英国では経済再開を優先した結果、感染拡大している状況を見ると、NZの例を見るように、早期対応は中長期的に良い方向へ行く可能性もあります。
- 新型コロナウイルスによる感染拡大
- 対中関係の悪化
この辺が、直近での豪ドル変動要因となりそうです。
- 0.704を上抜けたら押し目買い。0.69を下抜けたら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日。