
さて、今日はEURUSD(ユーロ/米ドル)です。
EURUSDは、今週も揉み合い傾向。1.126~1.135のレンジを形成しています。
来週は、この揉み合いをどう抜けてくるのか注目です。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.07.11【EURUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング
・ショート
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.07.11【EURUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 1.145
- 1.08
があります。
トレンドはレンジ。1.08から相場は反発。下ヒゲを出しながら陽線が続いています。今月のローソク足も陽線となっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は横向き。バンドも横向きとなっていて、揉み合いを示唆するバンドの形状です。
現在値は、ミドルバンドと+1σの間にあります。
- トレンドはレンジ
- 直近の流れは上昇傾向
- 今月のローソク足は陽線
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 1.14
- 1.1175
- 1.1
があります。
トレンドはレンジ。ただ、直近では今週の足を含めて陽線が続いています。
上を見ると、1.14、週足200EMAで上値を抑えられています。上ヒゲが印象的です。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は上向き。バンドは広がっていて、ボラティリティが高い傾向にあります。
現在は、+1σに支えられるように上昇。+1σと+2σの間にあります。
- トレンドはレンジ
- 直近の流れは上昇傾向
- 今週のローソク足は陽線
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 1.11
があります。
トレンドはレンジ。直近の流れは横ばい。陽線、陰線が入り混じっています。昨日のローソク足は陽線となっていますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは横向き。バンドも横を向いていて、レンジ傾向を示すバンドの形状です。
1.1175は意識されているラインかつ、+2σと重なっていることから、レジスタンスラインとして機能しそうです。
現在値は、ミドルバンドの上。ミドルバンドと+1σの間にあります。
- 日足ではレンジ
- 直近の流れは揉み合い
- 昨日のローソク足は陽線
トレード戦略
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
上位足を見ると、相場はレンジ。レンジの上限と下限を定め、レンジブレイクアウトを狙っていきます。
2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

- 【ロング】レンジ上限を上にブレイクアウトしたら押し目買い
- 【ショート】レンジ下限を下にブレイクアウトしたら戻り売り
ロング
【戦略】: レンジ上限を上にブレイクアウトしたら押し目買い
【戦略の優位性】:
・2時間足上昇トレンド
・1.14ブレイクアウト
【エントリー】:1.14上抜け確認後、押し目買い
【損切り】:1.14の少し下
【ターゲット】:1.145
まずは、ロング戦略です。
レンジ上限(1.135)を上抜けることで、さらに上値を試す可能性があります。
本来、1.135上抜け後に押し目買いを狙っていくところですが、1.14手前に週足200EMAがあり、レジスタンスとして機能していることから、この上抜けを見たいところ。
そこで、1.14を上抜け確認後、押し目買いを狙っていきます。損切りは、1.14の少し下。ターゲットは、1.145まで狙っていきます。
ショート
【戦略】:レンジ下限を下にブレイクアウトしたら戻り売り
【戦略の優位性】:
・2時間足下降トレンド
・レンジ下限(1.126)ブレイクアウト
・日足20MA下抜け
【エントリー】:1.126下抜けを確認して戻り売り
【損切り】:1.126の少し上
【ターゲット】:1.1175
次にショート戦略です。
レンジ下限(1.126)を上抜けることで、さらに下値を試してくる可能性があります。
1.126を下抜け後、戻り売り。損切りは、1.126の少し上。ターゲットは、1.1175まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでEURUSDのチャート分析をしてきました。
相場は、レンジ傾向にあることから、レンジの上限&下限を見極め、そのブレイクアウトを狙っていく戦略です。
ファンダメンタルを考えると、直近のEURUSDの変動要因としては、米中新型コロナウイルス第2波の懸念、米中対立激化があります。
特に、米中対立が激化すると、世界経済に波及しますから、各市場で大きな下押し圧力となるでしょう。
また、11月には米大統領選が控えています。トランプ大統領の有力な対抗馬であるバイデン候補が法人税増税を公約にしていることから、バイデン氏有利となると株式市場は下落すると言われています。
つまり、株式市場は下落、リスクオフのドル高が予想されます。
仮にEURUSDが下落し、1.1175を下抜けてくることになると、日足ベースでレンジ下方ブレイクとなりますので、さらに1.11まで下落する可能性はあると見ています。
- 2時間足でのレンジブレイクを狙う戦略。1.14を上抜けたら押し目買い。1.126を下抜けたら戻り売りを狙う。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日。