
さて、今日はEURUSD(ユーロ/米ドル)です。
先週の週初め、1.118付近から大きく上昇したEURUSD。1.135到達後、相場は下落。1.2128付近で先週の取引を終えています。
まさに行ってこいの相場となっていて、方向感を探る相場状況。そんなEURUSDの今週のトレード戦略です。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.06.28【EURUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング
・ショート
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.06.28【EURUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 1.15
- 1.08
があります。
トレンドは下降トレンド。ただ、直近の流れを見ると、1.08付近で長い下ヒゲを付けた後、陽線が連続示現。今月のローソク足も上ヒゲを伴う陽線となっています。
こうして見ると、下降トレンドの中でのレンジの状態となっていますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)はほぼ横向きとなっていて、バンドも内向きでレンジ傾向を示すバンドの形状です。
現在値は、ミドルバンドを上抜け、+1σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の流れは上方向
- 今月のローソク足は陽線
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 1.14
- 1.118
- 1.11
があります。
トレンドはレンジ。ボラティリティのある揉み合いと見ることができます。
直近の流れは、下方向。長い上ヒゲを連発し、下落圧力が強い。ただ、先週の足は陽線となっています。
1.118を下に抜けてくると、もう一段下げてきそうですね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は上向き。バンドは上下に広がっていて、ボラティリティは拡大方向です。
現在値は、ちょうど+1σ付近にあります。
- トレンドはレンジ。ボラティリティは高め。
- 直近の流れは下方向だが、直近ローソク足は陽線。
- 1.118を下抜けると、もう一段さげてきそう。
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 1.135
- 1.124
- 1.115
があります。
トレンドはレンジ。およそ、1.118~1.135の範囲で推移しています。
直近の流れは下方向。つまり、レンジ下限に向かっています。先週末、直近のローソク足を見ると、実体がほとんどありません。揉み合いに終始したことがわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは上向き。バンドの先端は内向きで、最近の揉み合いを反映したバンドの形状となっています。
現在値は、ミドルバンドを下抜けて、-1σとの間にあります。
- 日足ではレンジ(1.118~1.135)
- 直近でレンジ下限に向かう下落
トレード戦略
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
日足で見たように、1.118~1.135のレンジとなっていることから、これらを抜けてきた方へ狙っていくトレンドフォローが考えられます。
ただ、レンジ下限1.118の下にはすぐ1.115水平線がありますので、安全策から1.115下抜けを見ていきます。
これらを踏まえて、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

- 【ロング】1.135を上抜けたら押し目買い
- 【ショート】1.115を下抜けてきたら戻り売り
ロング
【戦略】: 直近高値(1.135)を上抜けたら押し目買い
【戦略の優位性】:
・2時間足上昇トレンド
・直近高値(1.135)上抜け
【エントリー】:1.135上抜け確認後、押し目買い
【損切り】:1.135の少し下
【ターゲット】:1.14
まずは、ロング戦略です。
日足で見た時の直近高値1.135を上抜けると、1.14まで伸びる可能性があります。
そこで、1.135を上抜け確認後、押し目買いを狙っていきます。損切りは、1.135の少し下。ターゲットは、1.14まで狙っていきます。
ショート
【戦略】: 1.115を下抜けてきたら戻り売り
【戦略の優位性】:
・月足・日足下降トレンド
・1.115下抜け
【エントリー】:1.115を下抜けたのを確認して戻り売り
【損切り】:1.115の少し上
【ターゲット】:1.11
次にショート戦略です。
直近安値の1.115を下抜けることで、もう一段下げていく可能性があります。
そこで、1.115を下抜け後戻り売り。損切りは、1.115の少し上。ターゲットは、直近の水平線1.11まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでEURUSDのチャート分析をしてきました。
日足のチャートを見ると、高値が1.14、1.135と切り下げています。
これは、上げきることができなかったことを意味し、相場は弱気。下に抜けてくる可能性が高いことを示しています。
というわけで、狙いたい方向は下方向です。
- 1.135を上抜けたら押し目買い。1.115を下抜けたら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日。