
さて、今日はGBPUSD(ポンド/米ドル)です。
新型コロナウイルスの感染拡大が中国、米国で確認され、リスク回避からドル買い、円買いが進みました。
GBPUSD(ポンド/米ドル)については、先週1.27付近まで上昇したものの、ニューヨーク終わりにかけて、1.235付近まで大きく下げました。
そんなGBPUSDの今週のトレード戦略です。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.06.21【GBPUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング
・ショート
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.06.21【GBPUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 1.35
- 1.275
- 1.2
があります。
トレンドは下降トレンド。直近のローソク足を見ると、上ヒゲが長く、実体がほとんどありません。
1.275がミドルバンド(20MA)と重なり、レジスタンスラインとして機能しているようです。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)はやや下向きで、バンドも下向き。弱さのある相場であることがわかります。
現在値は、-1σの下付近にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近のローソク足は上ヒゲが長く、実体がほとんどない。
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 1.26
- 1.25
- 1.35
- 1.22
があります。
トレンドはレンジ。陰線が続き、直近の流れは下方向です。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向き。バンドは内向きとなっていて、揉み合いを反映したバンドの形状となっています。
現在値は、ミドルバンドを下抜け、-1σに向かっているところです。
- トレンドはレンジ
- 直近の流れは下方向。陰線が続いている。
- 週足20MAを下抜けた
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 1.24
- 1.23
があります。
トレンドは定義上は上昇トレンド。ただ、1.28の高値を付けた後、大きく下落。長い陰線が続いていて、直近の流れとしては完全に下方向となっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは上向きとなっていますが、これを明確に下に抜けてきて、現在-1σに到達しています。
- 日足では上昇トレンド
- 直近の流れは完全に下。大きな下落調整となっている。
- 日足20MAを下抜けた
トレード戦略
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
直近の下落の勢いが強いので、1.235を下に抜けると、もう一段下げそうです。
もちろん、1.235で反発上昇していく可能性もあります。その時は、1.25を上抜けたタイミングで、押し目買いを狙っていきたいと思います。
2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

- 【ロング】1.25を上抜けたら押し目買い
- 【ショート】1.235を下抜けたら戻り売り
ロング
【戦略】:1.25を上抜けたら押し目買い
【戦略の優位性】:
・2時間足下降トレンド否定
・1.25上抜け
・日足20MA上抜け
【エントリー】:1.25上抜け確認後、押し目買い
【損切り】:1.25の少し下
【ターゲット】:1.26
まずは、ロング戦略です。
2時間足は現在、下降トレンドですが、直近の基準高値が1.245となっていますので、これを上抜けると2時間足の下降トレンドは否定されることになります。
また、1.25付近には週足20MA、日足20MAがありますので、1.25を上抜けるともう一段上昇する可能性があります。
そこで、1.25を上抜けたら、トレンドフォローの押し目買いを狙っていきます。
損切りは、1.25の少し下。ターゲットは、1.26まで狙っていきます。1.26付近には日足200EMAもありますので、この辺で一旦利食いを入れるべきと考えます。
ショート
【戦略】:1.235を下抜けたら戻り売り
【戦略の優位性】:
・月足・2時間足下降トレンド
・1.235下抜け
【エントリー】:1.235下抜けを確認して戻り売り
【損切り】:1.235の少し上
【ターゲット】:1.23
次にショート戦略です。
直近の流れは下方向ですから、1.235のラインを下に抜けることで、もう一段下落する可能性があります。
そこで、1.235下抜けを確認後、戻り売り。損切りは、1.235の少し上。ターゲットは、1.23まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでGBPUSDのチャート分析をしてきました。
直近の流れは完全に下方向。ですから、週明け1.235下抜けトライしてきたら、素直に戻り売りをしていきます。
逆に、1.25を上抜けてくる上昇を見せるようなら、目線は上となりますので、押し目買いを狙う。
現在、リスク回避要因としては、次のようなものがあり、 これらが意識されるとドル買い・円買い要因となります。
- 米中対立が激化
- 中国・米国での新型コロナウイルス感染拡大
- 朝鮮半島情勢の緊迫化
ポンドの場合、これらに加え、EU協議の先行きが不透明であるというリスクがあります。
ジョンソン首相はEUと意見はかけ離れていないと述べている一方、市場参加者の間では、7月の集中協議で合意に達するのは難しいとの見方が多いようです。
年内は、ポンドについて、この問題がポンド相場を動かしそうです。これら要因から、ポンドについては、長期的にネガティブと見ています。
- 週明け1.235下抜けするか注視。下に抜けるようなら戻り売り。仮に、1.25を上抜けるようなら押し目買い。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日。