
さて、今日はUSDJPY(米ドル/円)です。
ドル円はもみ合い。18日以降は特に狭いレンジで推移しています。
揉み合った後は、当然どちらかには抜けてきますから、来週どう抜けてくるかに注目です。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.06.20【USDJPY】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ショート
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.06.20【USDJPY】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 110
- 105
があります。
トレンドはレンジ。直近のローソク足は陰線となっています。
上下にトレンドラインを引くことができ、上値と下値の幅が狭くなってきています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は緩やかな下向き。バンドも下向き、バンドの先端は内向きとなっていて、月足ではボラティリティは低下気味です。
現在値は、ボリンジャーバンド-1σを下に抜けてきたかというあたり。
- トレンドはレンジ。
- 直近のローソク足は陰線
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 108
- 106.6
- 106
があります。
トレンドは月足同様にレンジ。一方向へトレンドが発生しているわけではありません。
ただ、直近では陰線が連続していて、下落基調にあることがわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向き。バンドは平行に下を向いています。
ミドルバンドを下抜け、現在-1σに到達。ミドルバンドと-1σの間にあります。
- トレンドはレンジ
- 直近の流れは下方向
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 107.5
- 107
があります。
日足では、下降トレンド。直近でも下落の流れができています。107円を下に抜けてきて、106.6円を目指しているところです。
上を見ると、108円付近には、
- 週足20MA
- 日足20MA&200EMA
など、複数のチャートポイントがあり、上値が重くなりそうです。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは下向き。バンドの先端は上下に広がっていて、ボラティリティが高まっていることがわかります。
現在値は、-1σを下に抜け、-1σと-2σの間にあります。
- 日足では下降トレンド
- 直近の流れは下方向
トレード戦略
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
日足では、下降トレンド。流れは下方向にあります。ショートを狙うとすればどこか?
やはり、直近安値の106.6円を下抜けてからでしょう。106.6円下抜けを確認後、戻り売りを狙っていきます。
では、ロングを狙うとすればどこか?
本来、日足の下降トレンドの基準高値107.5円を上抜けたあたりでロングしていきたいところですが、前述したように108円付近では複数のチャートポイントがあることから、上値が重くなる可能性があります。
ですので、現段階では買いは考えず、売り一本で考えていきます。
次に、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

- 【ショート】106.6円を下抜けたら、戻り売り
ショート
【戦略】:106.6円を下抜けたら戻り売り
【戦略の優位性】:
・日足・2時間足下降トレンド
・106.6円下抜け
【エントリー】:106.6円下抜け後、戻り売り
【損切り】:106.6円の少し上
【ターゲット】:106円
直近安値の106.6円を下抜けると、サポートラインがレジスタンスラインに転換して、もう一段下げる可能性があります。
そこで、106.6円下抜け後、戻り売りを狙っていきます。損切りは、106.6円の少し上。ターゲットは、106円まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでUSDJPYのチャート分析をしてきました。
とりあえず、来週のドル円戦略は売り一本。直近安値106.6円を下に抜けてくるのか注目していきます。
個人的には、直近の流れのとおり下抜けの可能性が高いと考えます。
テクニカルの観点からは、108円付近に複数のチャートポイントがあることで上値が重くなる可能性があることが一つ。
ファンダメンタルの観点からは、
- 米中対立激化への懸念
- 新型コロナウイルス感染の第2波の進行
- 朝鮮半島情勢が緊迫化による地政学リスク
などがあり、ドル売り円買いが進行する可能性があるからです。
- 直近安値106.6を下に抜けるかに注目。下に抜けたら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日。