
さて、今日はUSDJPY(ドル円)です。
昨日のドル円は大きく値を伸ばし、急上昇。107.5円を上抜け、108円を目指す動きとなっています。
世界的に外出制限の緩和がされたことで、経済活動再開への期待が高まり、ダウ平均株価も堅調に推移。
米10年債利回りも上昇していて、これらにつられるようにドル円も押し目を付けることなく、大きく上昇しました。
ただ、中国や韓国などでは、新型コロナウイルスの新規感染者数が増加するなど、早期再開のリスクも表れており、このリスク回避緩和ムードが今後も継続するのか疑問が残るところです。
そんな今日のドル円のトレード戦略です。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.05.12【USDJPY】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.05.12【USDJPY】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 110
- 105
があります。
トレンドはレンジ。直近のローソク足は陽線となっています。
上下にトレンドラインを引くことができ、トライアングルを形成しているように見えます。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向きで、バンドもやや下向き。バンドの先端は内側を向いています。
現在値は、-1σの少し上あたりにあります。
- トレンドはレンジ
- 直近のローソク足は陽線
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 108
- 107
があります。
トレンドは下降トレンド。ただ直近のローソク足は陽線となっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向き。バンドは広がりながらも下を向いているのがわかります。
昨日の上昇で、-1σを上抜けています。現在値は、-1σとミドルバンドの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近のローソク足は陽線
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 107.5
があります。
日足ベースでは、下降トレンドを形成していたものの、下降トレンドの基準高値である107.5円を上抜けたことでトレンドを否定しました。
直近の流れは上。大きく上昇していますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンドを上抜けたことで、ミドルバンドは横を向き、バンドの先端は内向きとなっています。
現在値は、ミドルバンドと+1σの間にあります。
- 日足では下降トレンドを否定
- 直近で大きく上昇している
エントリー&エグジット
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
日足の下降トレンドの基準高値107.5円を抜けてきたというところに注目ですね。この上抜けをきっかけに押し目買いで狙っていきたいところです。
また、仮に売り場を考えた場合、107円下抜けが一つのタイミングとなるでしょうか。
これらを踏まえて、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

ロング
【戦略】:直近の上昇の流れに乗るトレンドフォロー
【戦略の優位性】:
・2時間足上昇トレンド
・107.5円サポートライン
【エントリー】:107.5円上でサポートされることを確認後、押し目買い
【損切り】:107.5円の少し下
【ターゲット】:108円
まずは、直近の上昇の流れに乗っていくロング戦略です。
ブレイクラインである107.5円上でサポートされ、落ちてこないのを確認できたらロングを狙っていきます。
損切りは、107.5円の少し下。ターゲットは、108円まで狙っていきます。
ショート
【戦略】:107円下抜けから戻り売り
【戦略の優位性】:
・週足下降トレンド
・107円ブレイクアウト
・日足20MA下抜け
【エントリー】:107円下抜けを確認後、戻り売り
【損切り】:107円の少し上
【ターゲット】:106.5円
次にショート戦略です。
今後、再度リスク回避の動きとなって、107円を下抜けてくるようなら戻り売りを狙っていきます。
損切りは、107円の少し上。ターゲットは、直近で意識されている安値の106.5円まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでUSDJPYのチャート分析をしてきました。
現在、相場はリスク回避後退の雰囲気。まずは、直近上昇の流れに乗っていくトレンドフォロー・ロングを狙っていきます。
107.5円でサポートされることを確認後、押し目買いです。
ただ、目先、
- 早期外出制限解除による第2波感染拡大懸念
- 新型コロナウイルスによる景気後退懸念
- 米中対立懸念
など、 リスク回避要因には事欠きませんので、これら関連ニュースが出ることで、再度リスクオフに振れる可能性があります。
その際には、107円下抜けをタイミングとして、戻り売りを狙っていきます。
- 107.5円でサポートされるようなら押し目買い。リスク回避の動きとなって107円を切ってくるようなら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日。