
さて、今日はUSDJPY(ドル円)です。
下落基調のUSDJPYは、先週1日に107円を上抜け、一時的に戻しを見せる動きを見せたものの翌2日には一転して下落。
再度107円の下に潜ってきました。そんなドル円の今週のトレード戦略&今後の見通しです。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.05.04【USDJPY】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.05.04【USDJPY】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 110
- 105
があります。
トレンドはレンジ。ローソク足の実体が小さく上ヒゲが長いのが印象的です。陰線が6本連続で並んでいます。
上下にトレンドラインを引くことができ、このラインの中で揉み合っているのがわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、やや下向き。バンドは緩やかに閉じてきていて、ボラティリティが低下気味なのがわかります。
現在値は、ちょうど-1σ付近にありますね。
- トレンドはレンジ
- 上ヒゲのある実体の小さな陰線が続く(直近で下落傾向)
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 108
- 107
があります。
トレンドはレンジ。ただ、直近の流れは下落傾向にあります。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向き。バンドは、上下に広がっていて、ボラティリティが高まったことがわかります。
-1σを突っ切り、現在-1σと-2σの間にあります。
- トレンドはレンジ
- 直近の流れは下落傾向
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 106.5
があります。
トレンドは下降トレンド。直近の流れとしても下落傾向にあります。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは下向き。バンドの先端は下に向いていて、下降トレンドが巡航している様子がバンドにも表れています。
現在値は、ボリンジャーバンドの-1σ付近にあります。
- 日足では下降トレンド
- 直近の流れは下落傾向
エントリー&エグジット
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
日足ベースでは、明確な下降トレンドを形成。この流れのなかで、どこなら売れるか、どこなら買えるかを考えていきます。
下降トレンドでの考え方のセオリーとしては、
- 再下落するポイントはどこか?
- 直近安値更新のポイントはどこか?
- 下降トレンドが否定されるポイントはどこか?
ですね。
これらを踏まえて、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

ロング
【戦略】:108円を上抜けたら押し目買い
【戦略の優位性】:
・日足下降トレンド否定( 108円上抜け )
・日足20MA上抜け
【エントリー】:108円上抜け確認後、押し目買い
【損切り】:108円の少し下
【ターゲット】:108.5円
まずは、ロング戦略です。
現在値からちょっと離れていますが、買えるポイントとしては、まずここでしょうね。
なぜなら、108円は日足の下降トレンドの基準高値ですから、ここを上抜けると、一時的に上昇する可能性が高いからです。
108円上抜けを確認後、押し目買い。損切りは、108円の少し下。ターゲットは、108.5円まで狙っていきます。
ショート
【戦略】:106.5円を下抜け後、戻り売り
【戦略の優位性】:
・日足下降トレンド
・直近安値更新(106.5円下抜け)
【エントリー】:106.5円を下抜け確認後、戻り売り
【損切り】:106.5円の少し上
【ターゲット】:105.8円
次にショート戦略です。
直近安値を更新すると、一段安となる可能性が高いので、106.5円の安値更新のタイミングで戻り売りを狙っていきます。
106.5円を下抜けの後、戻り売り。損切りは、106.5円の少し上。ターゲットは、月足で引いた下側のトレンドラインの少し上、105.8円までを狙っていきます。
今後の見通し
さて、ここまでUSDJPYのチャート分析をしてきました。
トランプ大統領が、中国の新型コロナウイルスの初期対応について、批判しています。
仮に中国への報復関税の動きが本格化するなど、 米中関係が悪化することになれば、 新型コロナウイルスのダメージに加え、 世界経済への不安から更なる下押し要因となります。
長期的に見た時、ドル円の重しとなるでしょうね。この辺は、今後の新たな焦点になりそうです。
今週の経済指標という側面から見ると、勝負はやはり5月8日金曜日の米雇用統計。相場も金曜日に焦点を合わせてくる展開を予想します。
- 108円を上抜けたら押し目買い。106.5円を下抜けたら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
GWも今日を含めてあと3日。良い休日をお過ごしください。
それでは、また明日。