
さて、今日は、USDJPY(ドル円)です。
昨日は欧州株高。リスク回避姿勢が和らぎ、各通貨でドル売りとなりました。
ドル円についても、目先のサポートラインとして意識されていた107円を下にブレイクアウトすると、下げが加速。一時的に106.56円の安値を付けました。
ただ、本日の
- 米四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後政策金利発表
など、重要イベントが控えていることが意識され、調整、失速。現在106.87円付近です。
最近、各通貨ともボラティリティが低下していますから、その分、今日は動くかもしれませんね。
そんな今日のドル円のトレード戦略です。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.04.29【USDJPY】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.04.29【USDJPY】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 110
- 105
があります。
トレンドはレンジ。ただ、直近では陰線が並び、下げ基調となっています。
特に目立つのが上ヒゲ。上値が重い様子がわかりますね。
また、上下にトレンドラインを引くことができ、この範囲で動いているのがわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、緩やかな下向き。バンドもやや下向きで全体的にやや下げ基調であることがバンドからもわかります。
現在値は、-1σの少し下あたり。-1σと-2σの間にあります。
- トレンドはレンジ
- 直近では陰線が続いている
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 108
- 107
があります。
トレンドは下降トレンド。直近のローソク足を見ると、陰線が続いています。そして、昨日107円を下に切ってきました。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向き。バンドは上下に広がりを見せていて、ボラティリティが高まっている様子が示されています。
現在値は、-1σを突っ切り、-1σと-2σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近では下落の流れ
- 昨日、107円を下に割ってきた
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 106.5
があります。昨日この付近まで下落してきました。
日足では下降トレンドです。直近で陰線が続いています。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、下向き。バンドの先端は上下に広がっていて、下方向へボラティリティが高まっているのがわかります。
昨日の下落で、ボリンジャーバンドの-2σにタッチ。そこで反発し、現在のところ-1σと-2σの間にあります。
- 日足でも下降トレンド
- 直近で陰線が連続示現
- 昨日-2σで反発
エントリー&エグジット
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
上位足を見ると、下落トレンドかつ直近の流れが下方向。ぜひ、下を狙っていきたいところ。
ただ、今日の夜には重要イベントが控えているという時間的要素も考慮する必要があるかと思います。
これらを踏まえて、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

ロング
【戦略】:107円上抜けからの押し目買い
【戦略の優位性】:
・107円下へのブレイクダマシ
【エントリー】:107円上抜けを確認後、押し目買い
【損切り】:107円の少し下
【ターゲット】:日足20MA(107.8円付近)
まずロング戦略です。
昨日、107円を下に割ってきたことで、今後下落の流れができる可能性があります。
しかし、このセオリーの逆パターン、つまり、107円を上抜けるとダマシとなり一時的にも上への流れができますので、それを狙っていくパターンです。
107円を上抜けるのを待って、押し目買いを狙っていきます。損切りは、107円の少し下。
ターゲットは、日足20MA付近(107.8円付近)まで狙っていきます。
ショート
【戦略】: 106.5円下抜けからの戻り売り
【戦略の優位性】:
・週足・日足下降トレンド
・106.5円ブレイクアウト
【エントリー】:106.5円を下抜けてから戻ったところをショート
【損切り】:106.5円の少し上
【ターゲット】:105.8円
次にショート戦略です。
107円を下抜けたことで、下への流れができますので、チャートだけ見ると、今からでも戻り売りを狙っていきたいところ。
ただ、本日は日本が祝日であることに加え、夜には重要イベントが控えていることから、ポジションを持った後の運任せに近くなってしまいます。
そこで、一度流れが出てから出動する意味で106.5円下抜けを待ちます。
106.5円を下抜けを確認後、戻り売り。損切りは、106.5円の少し上。
ターゲットは、月足で引いた下側のトレンドラインの少し上。105.8円付近まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでUSDJPYのチャート分析をしてきました。
いずれにしても、今日の日中はボラティリティが低くなる可能性がありますね。流れが出てから、想定したプランを実行していくといういつものスタンスになります。
- 107円の上に戻したら、押し目買い。106.5円を下に抜けたら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、今日は祝日。なかなか外に出られない状況ですが、良い休日をお過ごしください。
それでは、また明日。