
さて、今日は、AUDUSD(豪ドル/米ドル)です。
AUDUSDは、今月中旬から揉み合いの展開。おおよそ0.625~0.64の間で推移しています。他の通貨と同様、ボラティリティが低下しレンジとなっています。
今週、この揉み合いを抜けてくるのか注目です。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.04.27【AUDUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.04.27【AUDUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 0.668
- 0.64
- 0.6
があります。
トレンドは下降トレンドとなっています。0.55の安値を付けた後、相場は反発。今月のローソク足は陽線となっていますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向き。バンドの先端は上下に開いていて、ボラティリティが高まっている様子がわかります。
-3σを突っ切る下落から反転上昇を経て、現在値は、-2σ付近まで戻ってきました。
- トレンドは下降トレンド
- 大きな下落後の反転上昇。直近の足は陽線。
週足
次は週足です。

トレンドは下降トレンド。0.668を上抜けるまでは下降トレンドと定義します。
直近では反発上昇し、上昇の流れとなっています。下ヒゲも目立って、上昇圧力が強いですね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向き。バンドは大きく広がり、ボラティリティが高まっている様子が示されています。
現在値は、-1σを上抜け、-1σとミドルバンドの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近は反発上昇の流れ。陽線が連続示現。
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 0.6445
- 0.62
があります。
日足では、いまだ下降トレンドであるものの、高値と安値を切り上げながら上昇を続けています。直近では3本連続の陽線となっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、上向き。バンドの先端も上方向を向いていて、上昇傾向が続いていることを示しています。
現在値は、+1σ付近。ミドルバンドで反発し、支えられているように見えます。
- 日足では下降トレンド
- 直近の流れは上方向
エントリー&エグジット
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
大きな下落の後、反発上昇。この上昇がいつまで続くのか。今後、上位足の下落トレンドに回帰していく動きとなるのか注目です。
これらを踏まえて、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

ロング
【戦略】:直近高値更新からの押し目買い
【戦略の優位性】:
・直近高値(0.645)更新
・直近上昇の流れ
【エントリー】:0.645上抜けを確認後、押し目買い
【損切り】:0.645の少し下
【ターゲット】:週足20MA(0.657付近)
まずは、ロング戦略です。
現在値は、月足で引いた水平線0.64付近。そして、直近高値には0.645があります。
直近高値0.645を上抜けると、さらに上値を目指す動きとなりそうです。
そこで、0.645の上抜けを待って押し目買いを狙っていきます。損切りは、0.645の少し下。
ターゲットは、週足20MA(0.657)付近がいいと思います。
ショート
【戦略】:0.64レジスタンスライン反落からの戻り売り
【戦略の優位性】:
・上位足下落トレンド
・0.64レジスタンスライン反発
・2時間足上昇トレンド否定
【エントリー】:0.6345を下抜けてから戻り売り
【損切り】:0.6345の少し上
【ターゲット】:日足20MA(0.625付近)
次にショート戦略です。
レンジを形成し、現在そのレンジ上限に達しています。レンジ継続であれば、ここからレンジ下限を目指す動きとなるはずです。
ショートを狙うタイミングとしては、2時間足で上昇トレンドとなっていることから、このトレンドの否定を一つのタイミングとしたいところ。
というわけで、0.6345下抜けを確認後、戻り売りを狙っていきます。損切りは、0.6345の少し上。
ターゲットは、レンジ下限及び日足20MA付近の0.625まで目指します。
上位足の下落トレンド回帰の動きに乗るとすれば、これ以上を狙うのもアリかと思いますが、レンジ下限&日足20MAで反発する可能性も十分ありますし、直下に0.62もありますので、0.62を下抜けた後でいいと思います。
今後の見通し
さて、ここまでAUDUSDのチャート分析をしてきました。
今日は、直近の流れに乗るトレンドフォロー、そして、レンジ下限までの短期ショート戦略についてお伝えしました。
AUDUSDについては、新型コロナウイルスによる世界的な景気後退を背景に、長期的にはドル買いが進み、下落していくと見ていますがどうでしょうか。
仮に上位足の下落トレンド回帰の動きを狙うにしても、0.62を下に抜けてからの話。それまでは、直近の流れに乗ってロング、ショートを細かく抜いていくことを想定しています。
- 0.645を上抜けたら押し目買い、0.6345を下抜けたら戻り売り。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、今日から4月の最終週がスタート。ゴールデンウィーク前の一週間、頑張っていきましょう!
それでは、また明日。