
さて、今日は、AUDUSD(豪ドル/米ドル)です。
先週のAUDUSDは、小幅な値動き。週足を見ると、実体ベースでは本当に小さなローソク足となっていて、ここ最近に珍しくボラティリティの低い一週間となりました。
今週のAUDUSDのトレード戦略&今後の見通しをチャートから読み取っていきましょう。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.04.20【AUDUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.04.20【AUDUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 0.668
- 0.635
- 0.6
があります。
トレンドは下降トレンド。0.55の安値を付けた後、反発、長い下ヒゲを付けています。
直近のローソク足は陽線となっていますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向き。バンドの先端は上下に広がっていてボラティリティが高まっている様子がわかります。
現在値は、-2σにあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の足は陽線(安値からの急反発)
週足
次は週足です。

トレンドは下降トレンド。0.668を上抜けるまでは下降トレンドと定義します。
直近では陽線が連続で示現。上昇の流れとなっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向き。バンドは上下に大きく開き、ボラティリティが高まっている様子がわかります。
現在値は、-1σを上抜け、ミドルバンドと-1σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の流れは上昇
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格として、現在値に近いところでは、
- 0.645
- 0.62
があります。
日足ではいまだ下降トレンドとなっていますが、直近では高値と安値を切り上げて戻しています。直近の流れとしては、完全に上方向ですね。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは上向き。バンドの先端は内向きとなっていて、やや上方向ながら、ボラティリティが低下しているのがわかります。
ボリンジャーバンドの+2σに沿って上昇を続けていましたが、反落。+1σまで落ちて反発しています。
- 日足では下降トレンド
- 直近では上昇の流れ
エントリー&エグジット
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
大きな下落の後、相場は反発。高値と安値を切り上げながら戻しているという状況です。
短期的な上昇の流れに乗りつつ、大きな流れである下落のタイミングを掴んで、逆張りを狙っていきたいところです。
これを踏まえて、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

ロング
【戦略】:直近の上昇の流れに乗るトレンドフォロー・ロング
【戦略の優位性】:
・直近の上昇の流れ
・0.645(レンジ上限)上抜け
【エントリー】:0.645上抜けを確認後、押し目買い
【損切り】:0.645の少し下
【ターゲット】:0.66手前
まず、ロング戦略です。
直近では0.6285~0.645のレンジを形成していますから、この上限である0.645を上抜け確認後、押し目買いを狙っていきます。
損切りは、0.645の少し下。ターゲットは、 週足20MAが降りてきていますから、0.66手前とします。
仮に0.66まで上昇した場合、この週足20MAで下降トレンド回帰となる可能性がありますね。
ショート
【戦略】:短期的な下落の流れに乗るトレンドフォロー・ショート
【戦略の優位性】:
・月足~日足下降トレンド
・0.6285(レンジ下限)下抜け
【エントリー】:0.6285を下抜けてから戻り売り
【損切り】:0.6285の少し上
【ターゲット】:0.62
次にショート戦略です。
直近では上昇を続けていますが、レンジ下限を下抜けた場合、下方向に流れができる可能性があります。
この流れに乗ってトレンドフォローのショートを仕掛けていきます。
具体的なタイミングとしては、レンジ下限の0.6285を下抜けたのを確認後、戻り売り。
損切りは、0.6285の少し上。ターゲットは、0.62がいいと思います。
0.62付近に日足20MAが迫ってきていますから、その辺で揉み合い、もしくは反発となる可能性が高いからです。
今後の見通し
さて、ここまでAUDUSDのチャート分析をしてきました。
週足チャート、日足チャートから、短期では上昇を狙いつつ、いずれ大きな下降トレンド回帰の流れに乗っていくイメージを持っています。
また、ファンダメンタル的にも、新型コロナウイルスによる中国景気減速等ネガティブ要因から、長期的に豪ドル買い・米ドル売りとなりづらいのではないかと見ています。
先週一週間は、ボラティリティが低下し、揉み合いとなったことから、レンジを抜けた方に流れができると踏んでの今週の戦略。0.6285~0.645のレンジをどちらに抜けるのか注目です。
- 0.645を上抜けたら押し目買い。0.6285を下抜けたら戻り売り。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、今日から今週一週間がスタート。今週もがんばっていきましょう。
それでは、また明日。