
さて、今日は、AUDUSD(豪ドル/米ドル)です。
さて、昨日のニューヨーク外国為替市場は、新型コロナウイルスの景気後退懸念&原油安を受けて、リスク回避姿勢が鮮明となったことからドル買いに集中。ドル全面高となりました。
しかし、その後、米経済指標が軒並み低調だったことから、一転ドルが売られる展開に。行ったり来たりの相場で、トレードしづらい印象だったことから私自身ノートレードで終えています。
AUDUSDについては、ここ最近上昇を続けていましたが、昨日は一転ドルが買われ、下落に転じました。
なお、本日午前10時半には、豪州の雇用統計が発表される予定です。
これは、3月の統計であることから、新型コロナウイルスによる雇用への影響が反映されたものとして注目を集めそうです。
この指標次第で、AUDUSDは大きく動くかもしれません。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.04.16【AUDUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ トレード戦略
・ロング戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.04.16【AUDUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格では、現在値に近いところで、
- 0.635
- 0.6
があります。
トレンドは下降トレンド。ただ、3月上旬に0.55の安値を付けた後相場は反発。今月のローソク足は陽線となっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向き。バンドは上下に広がっていて、ボラティリティが高まっている様子がわかります。
-3σを突っ切る下落を見せた後、反発して現在値は、-2σと-1σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の足は陽線
週足
次は週足です。

週足のトレンドは下降トレンド。0.668を上抜けるまでは下降トレンドと定義します。
最近では上昇の流れ、ただ、今週のローソク足では0.635の水平線で長い上ヒゲを付けて陰線となっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向き。バンドは上下に大きく広がっていて、ボラティリティが高まっている様子がわかります。
現在値は、-1σを上抜け、ミドルバンドと-1σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近では上昇の流れ
- 今週のローソク足は長い上ヒゲを付けた陰線
日足
次に日足です。

日足で意識されている価格では、現在値に近いところで、
- 0.645
- 0.62
があります。
日足のトレンドは、定義上ではまだ下降トレンド。
ただ、高値と安値をともに切り上げていますね。安値を結ぶトレンドラインを引くことができ、上昇の流れとなっています。
昨日のローソク足を見ると、一気に0.635を下に抜けてきました。まだトレンドラインを下抜けていないことから、ここを下抜けるのか、それとも上昇に転じるのか注目です。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、上向き。バンドの先端も上向きとなっています。現在値は、ボリンジャーバンドの+1σ付近にあります。
- 日足は下降トレンド
- 直近では上昇の流れ
- 昨日のローソク足は陰線
エントリー&エグジット
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
大きな流れとしては下降ながら、直近の流れは上昇となっており、今後上昇継続となるか、それとも、ここで反転して大きな下降の流れへと収斂していくのか注目です。
これを踏まえて、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

ロング
【戦略】:直近の上昇の流れに乗るトレンドフォローロング
【戦略の優位性】:
・0.645ブレイクアウト(直近高値更新)
・2時間足上昇トレンド
【エントリー】:0.645上抜け後、押し目買い
【損切り】:0.645の少し下
【ターゲット】:0.66手前(週足20MA)
まずは、 直近の上昇の流れに乗るトレンドフォローのロング です。
直近の流れは上昇であることから、この流れに乗っていきます。直近高値である0.645を上抜けるのを待ってから押し目買いを狙っていきます。
損切りは、0.645の少し下。ターゲットは、直近高値0.66手前まで狙っていきます。ちょうど週足20MAも降りてくるあたりですので、この辺で一旦利食いを入れます。
ショート
【戦略】: 上位足の下降の流れに乗る逆張りショート
【戦略の優位性】:
・月足~日足下降トレンド
・日足トレンドラインブレイク
・2時間足上昇トレンド否定
【エントリー】:0.6285を下抜けてから戻り売り
【損切り】:0.6285の少し上
【ターゲット】:0.62
次が 上位足の下降の流れに乗る逆張りショートです。
昨日付けた安値0.6285を下にブレイクアウトした後、戻り売りを狙っていきます。
この直近安値を下抜けることで、日足で引いたトレンドラインも下に抜けることになるので、いいショートのタイミングになるかと思います。
損切りは、0.6285の少し上。ターゲットは、手前に置くなら0.62。さらに下を狙うなら0.6となるでしょうね。
今後の見通し
さて、ここまでAUDUSDのチャート分析をしてきました。
新型コロナウイルスによる経済への影響が、深刻化&長期化しそうな情報も増えてきており、長期的に豪ドルが買われ続ける要素は、あまり見あたらないのですが、どうでしょう。
いずれ、直近で上に行くのか、それとも下に行くのか。今日の豪雇用統計で流れができるかもしれません。プランに沿った展開を待って、実行していきます。
- 0.645を上に抜けたら押し目買い、0.6285を下に抜けたら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日。