
さて、今日は、USDCAD(米ドル/カナダドル)です。
さて、資金現金化の動きからドル買いが続いていました為替市場ですが、米連邦準備理事会(FRB)が先々週に無制限の量的緩和、31日に国外の中央銀行を対象にドル資金供給制度創設といった措置をしたことで、ドル買いの動きが一旦後退。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大の収束はいまだ見えず、資源国通貨、新興国通貨は、今後も売られやすい地合いが続きそうです。
USDCAD(米ドル/カナダドル) もチャートを見る限り、下値は堅く、まだまだドル買いが今後も続きそうです。
そんな中での、USDCAD(米ドル/カナダドル)の今週のトレード戦略と今後の見通しです。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.04.05【USDCAD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ エントリー&エグジット
・ロング
・ショート
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.04.05【USDCAD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格では、現在値に近いところで、
- 1.47
- 1.4
- 1.38
があります。
月足では、上昇トレンドとなっていて、直近では、陽線が続いています。
意識されている1.4水平線を実体ベースで上に抜けてきて強い上昇となっていますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は上向きで、バンドは上下に広がっています。現在、+3σのバンドウォークを続けているところです。
- トレンドは上昇トレンド
- 直近では陽線が並び、強い上昇基調
週足
次は週足です。

トレンドは上昇トレンド。
一度、1.47付近まで急上昇したものの、一旦1.4を割るところまで下落。そこから反発して現在1.42付近まで上昇してきました。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は上向き。バンドは上下に広がっていて、急激にボラティリティが高まった様子がわかります。
現在値は、+3σと+2σの間にありますね。
- トレンドは上昇トレンド
- 直近の流れは上方向
日足
次に日足です。

日足では上昇トレンドを継続していますが、若干揉み合っています。しかし、下値は限定的。ミドルバンド(20MA)にしっかりと支えられているのがわかります。
直近では下値を切り上げていることから、流れとしては上方向ということになります。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは上向き。バンドの先端は内向きとなっていて、日足ベースでは揉み合いとなっているのがボリンジャーバンドからもわかります。
現在値は、ミドルバンドと+1σの間にあるという状況です。
- 日足ではいまだ上昇トレンド
- 直近の流れは上方向
- 日足ミドルバンド(20MA)に支えられている
エントリー&エグジット
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
大きな流れとしては上方向ながら、直近でややボラティリティが低下しているという状況。
再上昇のきっかけを待っているようにも見えます。
これを踏まえて、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

ロング
【戦略】:中長期足上昇トレンドに乗るトレンドフォロー
【戦略の優位性】:
・月足~日足で上昇トレンド
・日足20MA
【エントリー】:1.42706上抜けを確認後、押し目買い
【損切り】:日足20MAの少し下
【ターゲット】:1.46
まず、ロング戦略です。
月足~日足まで上昇トレンドであることから、押し目買いを狙っていきます。
一つのタイミングとなるのが、「1.42706」を上抜けるタイミングです。
2時間足で引くことのできるトレンドラインとこの水平線を上抜けるのを待ってから押し目買いを狙っていきます。
ストップは、日足20MAの下。ターゲットは、1.46まで狙います。
ショート
【戦略】:一時的な押しを狙うショート
【戦略の優位性】:
・急激な上昇からの一時的な押し(平均乖離)
・日足20MA&1.4下抜け
【エントリー】:1.395を下抜けてから戻り売り
【損切り】:1.4の少し上
【ターゲット】:1.38
次にショート戦略です。
急激に上昇していたことから、週足ベースでは平均乖離が進み、調整してもおかしくない状況にあります。
仮に、1.4を下抜けた場合、一時的に押しの流れとなる可能性があります。そこで、1.395を下に抜けたら戻り売りを狙っていきます。
ストップは、1.4の少し上。ターゲットは、直近安値の1.38まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでUSDCADのチャート分析をしてきました。
中長期足の流れとしては上。現在はボラティリティが低下して揉み合いとなっているものの、下値は堅い印象で、さらにドル買いが進むと見ています。
基本的にはロングを狙いつつ、仮に逆行したら短期でショートを狙っていくスタンスですね。
- 下値は堅く、基本的には上目線。1.42706を上抜けたら押し目買い。仮に、1.395を下に抜けるようなら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、今日は日曜日。よい休日をお過ごしください。それではまた明日。