
さて、今日は、AUDUSD(豪ドル/米ドル)です。
19日に2002年10月以来となる「0.55086」となる安値を付けたAUDUSDでしたが、先週は反発。0.62まで戻ってきました。
新型コロナウイルスの感染拡大&世界経済の景気後退懸念の先行きが見えない中、先週までの反発上昇を今週も続けるのか、それとも反転下落していくのか?
今週のAUDUSDのトレード戦略と今後の見通しです。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.03.30【AUDUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足
■ エントリー&エグジット
・ロング
・ショート
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.03.30【AUDUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格で、現在値に近いところでは、
- 0.635
- 0.600
があります。
トレンドは下降トレンド。直近の流れは完全に下となっています。
直近の足を見ると、陰線となっていますが、長い下ヒゲを伴って反発しているのがわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向きで、バンドは上下に広がっています。
直近の大きな下落が反映され、ボラティリティが高まっているのがわかります。
-3σを突っ切って下落しましたが、その後反発。現在値は、-3σ付近にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の足は長い下ヒゲを伴った陰線
週足
次は週足です。

トレンドは下降トレンド。0.55付近まで下げてから急反発しています。これが、月足で見た時の長い下ヒゲです。
直近の流れとしては上方向です。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向き。バンドは急激に上下に広がり、ボラティリティが一気に高まったことがわかります。
現在値は、-3σを突っ切り、その後反発。現在、-2σと-3σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の流れは上方向
日足
次に日足です。

日足では、定義上は下降トレンド。ただ、5本連続の陽線となっています。直近の流れとしては上ですね。
直近のローソク足を見ると、日足20MA(ミドルバンド)に接近しています。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、下向き。バンドの先端は下向きとなっています。
ボリンジャーバンド-3σのバンドウォークを続けていましたが、反発して現在は、-1σとミドルバンドの間にあります。
- 日足は強い下降トレンド
- 直近では陽線が連続して示現
- 日足20MA(ミドルバンド)に接近中
エントリー&エグジット
さて、ここまで月足~日足で全体的な相場環境を把握してきました。
大きな流れとしては、下方向ながら、日足ベースでは戻しを試している状況となっています。
これを踏まえて、2時間足で具体的なエントリー&エグジットを考えていきましょう。

ロング
【戦略】:反発上昇の流れに乗るトレンドフォロー
【戦略の優位性】:
・直近の反発の流れ
・日足20MA上抜け
【エントリー】:日足20MA上抜け後、押し目買い
【損切り】:日足20MAの少し下
【ターゲット】:0.635
まずは、ロング戦略です。
まず、ロングのシナリオとしては、日足20MAを上抜けるパターンを想定します。
日足20MAはレジスタンスとして機能しそうですので、仮にこれを上抜けると、一段上が見込めます。
そこで、日足20MAの上抜けを確認後、押し目買いを狙っていきます。 損切りは日足20MAの少し下。 ターゲットは、0.635です。
ショート
【戦略】: 中長期足の流れに乗るトレンドフォロー
【戦略の優位性】:
・月足~日足下降トレンド
・0.6下抜け
・2時間足上昇トレンド否定
【エントリー】:0.6下抜け後、戻り売り
【損切り】:0.6の少し上
【ターゲット】:0.57
それでは、次にショート戦略です。
ショートを狙う際に注目したいのが、「0.6」。下落してきて、0.6を下抜けるようなら、そこからさらに下落していく可能性があります。
そこで、0.6を下抜け後、戻り売りを狙います。損切りは、0.6の少し上。ターゲットは、0.57まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでAUDUSDのチャート分析をしてきました。
先週までの反発上昇の流れが継続してこのまま上昇を続けるのか、それとも反発上昇の流れが終わり、中長期足の流れに沿って、再度下落していくのか注目です。
とりあえずは、
- 日足20MAを上抜けるのかどうか
- 0.6を下抜けるのかどうか
この2点に注目してチャートを見ていきたいと思います。
- 日足20MAを上抜けるようなら押し目買い、0.6を下抜けるようなら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、今週で3月ももう終わり。今年度最終週がんばっていきましょう。
それでは、また明日!