
さて、今日は、EURUSD(ユーロドル)です。
昨日の米株式市場も大幅下落。売買を一時的に中断するサーキット・ブレーカーが今週2回目の発動となりました。
市場では、新型コロナウイルスによるリスク回避、信用収縮が広まり、現金化に伴うドル需要が高まっていて、各通貨ともドル優勢となっています。
特にポンドの下落が激しいですね。
英国の場合、EU離脱による通商交渉が難航するというのでは?という懸念材料もあるようで、GBPUSD(ポンドドル)は、 1985年3月以来の安値となる事態となっています。
いずれにしても、各通貨とも基本目線はドル買い方向。そんな中での今日のEURUSD(ユーロドル)のトレード戦略&今後の見通しです。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.03.19【EURUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足→2時間足
■ トレード戦略
・ロング戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.03.19【EURUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、
- 1.25
- 1.20
- 1.16
- 1.05
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは下降トレンドとなっています。直近の足を見ると、上ヒゲの長い陰線となっています。
ちょうどミドルバンド(20MA)で上値を抑えられているようにも見えますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向きで、バンドも寸胴型の下向き。下降トレンドが巡航している様子を示しています。
現在値は-2σにタッチし、現在-1σと-2σの間にあるという状況です。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の足は上ヒゲの長い陰線
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格として、現在値に近いところで、
- 1.118
- 1.09
- 1.08
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドはレンジ。おおよそ、1.08~1.13の間で収まっています。
直近では、2本連続の陰線となっていて、直近の流れとしては下方向ということになります。 ただ、1.08にタッチしてから長い下ヒゲを付けているのがわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、やや下向き。バンドもやや下に向いているでしょうか。
現在値は、-1σを突っ切り、-1σと-2σの間にあります。
- トレンドはレンジ
- 直近の流れは下
- 1.08から下ヒゲを付けて反発
日足
次に日足です。

日足チャートで意識されている価格は、現在値に近いところだと、
- 1.1
- 1.09
- 1.08
となっています。
日足では下降トレンドとなっています。強い売り圧力ですね。直近の流れは完全に下方向です。
昨日の足で1.08に到達し、そこから反発して長い下ヒゲを付けています。現在値は、1.09付近。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、上向き。バンドの先端は収縮気味です。
ボリンジャーバンドの-2σを突っ切った後、反発。現在は-2σ付近まで戻されています。
- 日足では強い下降トレンド
- 直近、陰線が続いている
- 1.08で反発。長い下ヒゲ示現。
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。2時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきましょう。
2時間足
こちらが2時間足です。

ここまでチャート分析をしてきて、1.09水平線を巡る攻防が、一つ焦点になりそうです。
次の2つのシナリオが考えられます。
- 1.08から反発した流れで、1.09を上抜けていくシナリオ
- 中長期足では、下落圧力が強いことから、1.09を下抜けていくシナリオ
この2つのシナリオから具体的なトレード戦略を考えていきます。
トレード戦略

ロング戦略
【戦略】:1.09上抜けからの押し目買い
【戦略の優位性】:
・週足、日足で長い下ヒゲ示現
・1.09上抜け
【エントリー】:1.09上抜けからの押し目買い
【ストップ】:1.09の少し下
【ターゲット】:1.095
まずは、ロング戦略です。
1.09を上抜け後、押し目を待ってから買っていきます。中長期的な流れとしては下ですので、あくまでも短期トレードです。
ストップは、1.09の少し下。ターゲットは、1.095まで狙っていきます。
ショート戦略
【戦略】: 1.09を下抜けてから戻り売り
【戦略の優位性】:
・月足、日足下降トレンド
・1.09下抜け
【エントリー】:1.09を下抜けてから戻ったところをショート
【ストップ】:1.09の少し上
【ターゲット】:1.08
それでは、ショート戦略です。
1.09を下にブレイクアウトした後、戻り売りを狙っていきます。ストップは、1.09の少し上。ターゲットは、1.08まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでEURUSDのチャート分析をしてきました。
中長期的な流れとしては、下方向。ただ、ここまで売り込まれていましたので、一時的な戻りを狙うロング戦略も視野に入れます。
仮に1.08を下抜けるようなら、一段安になるかと思います。
- 1.09を上抜けるようなら押し目買い。1.09を再度下に抜けるなら、戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、明日から三連休。今週ラスト頑張っていきましょう!
それでは、また明日。