
さて、今日は、NZDUSD(NZドル/米ドル)です。
先週、NZDUSDは、新型コロナウイルスによる世界的株価暴落、原油価格の暴落のダブルパンチで大きく値を下げました。
- リスクに敏感なオセアニア通貨
- 中国との経済的結びつきが強い
これらのネガティブな側面もあり、2009年以来の安値を付けています。
今週は、下げ継続か、それとも一時的な戻しに転じるのか注目です。というわけで、今週のNZDUSDのトレード戦略と今後の見通しについて解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.03.16【NZDUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足→2時間足
■ トレード戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.03.16【NZDUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、
- 0.75
- 0.677
- 0.62
- 0.6
- 0.565
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは完全に下降トレンド。直近の足も陰線となっています。
また、0.6の安値を付けた後、下ヒゲを付けているのも確認できますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向きで、バンドは開き気味。ミドルバンドと-2σを往復しながら下げ続けているのがわかります。
現在値は、ちょうど-2σ付近にあるという状況です。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の足も陰線
- 0.6に到達し、下ヒゲが示現
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格としては、上から
- 0.69
- 0.67
- 0.647
- 0.609
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
週足でもトレンドは下降トレンド。0.647を上抜けるまでは下降トレンドと定義します。
0.62を下へブレイクアウトした後、0.6の安値に到達。そこで反発し、現在は0.609付近まで戻しています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、やや下向き。バンドは上下に広がり、ボラティリティが高まっている様子がわかります。
現在値は、-2σを突っ切り、-3σに到達。そこでヒゲを付けて、-2σと-3σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の足は陰線。
- -3σまで下げてから下ヒゲを付けて若干戻している
日足
次に日足です。

日足チャートで意識されている価格は、上から、
- 0.638
- 0.624
となっています。
日足でも下降トレンドとなっています。ローソク足を見てみると、先週木曜日の下落が強烈でしたね。他のローソク足と比べても長さが違います。
金曜日の足を見ると、上下に長いヒゲを付け、実体部分が短いのがわかります。
始値と終値の幅がほとんどなく、上下に動いたものの、最終的に買いと売りが均衡し、方向感を見いだせなかったという状況がわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、急な下向き。バンドの先端は上下に広がっていて、ボラティリティが高くなっている傾向を示しています。
強い下落で-3σタッチ。現在は-3σと-2σの間にあります。
- 強い下降トレンド
- 0.6が意識されている
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。2時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきましょう。
2時間足
こちらが2時間足です。

上位足を順々に見てきましたが、やはり相場の方向感は下です。ぜひ、戻り売りを狙っていきたいところですね。
売り場はどこかを探していくと、直近では週足で引いた「0.609」があります。というわけで、この「0.609」を基点として戻り売り戦略を考えていきましょう。
トレード戦略

ショート戦略
【戦略】: 0.609水平線で戻り売り
【戦略の優位性】:
・月足~2時間足下降トレンド
・0.609レジスタンスライン
【エントリー】:0.609で反落するようなら、ショート
【ストップ】:0.609の少し上
【ターゲット】:0.6
現在、0.609の少し下あたりにありますので、0.609まで戻ってきてから、その反応を注意深く見ていきます。
仮に、0.609で反落するようなら、そのタイミングでショート。ストップは、0.609の少し上。
ターゲットは、サポートラインとして機能しそうな0.6まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでNZDUSDのチャート分析をしてきました。
ここまで大きく売り込まれていましたので、若干戻すことも想定しています。例えば、0.62付近まで戻るなんてことは十分あり得る話です。
もし、0.62付近まで戻すようなら、今度は0.62の水平線で反落するかを見ていき、落ちてくるタイミングでショートを打ちます。
買いは、正直まだ難しいかと思います。直近では、まだまだ売り目線。どこで売っていくかという視点で相場を見るのが、ベターかと思います。
- 売り目線。ひとまずの売り場である0.609付近で反落するタイミングを狙いショートを打つ。
以上、今日のチャート分析&今後の見通しでした。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、今日から今週もスタート。今週も頑張っていきましょう!
それでは、また明日。