
さて、新型コロナウイルスの影響により、各国中銀が利下げに踏み切っています。
米連邦準備理事会(FRB)も臨時の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利を0.5%引き下げました。
これにより、ドル全面安の様相で、昨日ドル円は一時107円を下回りました。
このような中、AUDUSD(豪ドル/米ドル)は、ここまで大きく売られていた中での戻しとなったことから、私自身、現在戻り売りを仕掛けています。
今日はこの戦略について詳しく解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.03.04【AUDUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足→2時間足
■ トレード戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.03.04【AUDUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、
- 0.805
- 0.768
- 0.734
- 0.704
- 0.667
- 0.635
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは完全なる下降トレンド。ただ、直近の足は陽線となっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向きでバンドも下向き。下降トレンドが巡航している形状となっています。
現在値は、若干上に戻していて-1σと-2σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の足は陽線
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格としては、
- 0.65
があります。
トレンドは下降トレンドですね。
0.667を下にブレイクした後、0.65を一時下抜け、反発しています。直近では、陽線となっていますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、やや下向き。バンドは急激に広がっていて、ボラティリティが高まっている様子がわかります。
現在値は、-2σを突っ切った後、少し戻して、-1σと-2σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 0.65で反発上昇。直近の足は陽線。
日足
次に日足です。

日足チャートで意識されている価格は、上から、
- 0.693
- 0.685
- 0.68
- 0.675
となっています。これらの価格にも水平線を引いてみましょう。
日足でも完全な下降トレンド。そして、この下降トレンドに対し、右下下がりのチャネルラインを引くことができます。
このチャネルの中を上下しながら下げているという状況です。
ちょうどチャネル上限がミドルバンド(20MA)付近でもあり、このチャネル上限は今後もワークしそうな印象です。
直近では、陽線を付けているものの、このチャネル上限&日足20MAで上ヒゲをつけて下げています。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、下向き。バンドの先端も下向きとなっています。
ボリンジャーバンドの-3σに達するほど下げ続けていましたが、現在は若干戻していて、-1σとミドルバンドの間にあります。
- 日足では強い下降トレンド
- 直近では陽線を付けているが、長い上ヒゲが示現。
- 右下下がりのチャネルラインがワークしそう。
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。2時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきましょう。
2時間足
こちらが2時間足です。

上位足を見る限り、やはり戻り売りを狙っていきたいところ。
ちょうどチャネルライン上限と日足20MAが近いことから、その辺が壁となりそうです。
そのような状況で、長い上ヒゲを付けて下落してきましたので、現在ショートを仕掛けています。
次に詳しくトレード戦略を見てみましょう。
トレード戦略

ショート戦略
【戦略】:チャネルライン上限からの反落を狙ったショート
【戦略の優位性】:
・月足~日足下降トレンド
・日足チャネルライン上限
【エントリー】:チャネルライン上限で反落したのを確認後ショート
【ストップ】:上ヒゲの少し上
【ターゲット】:0.65手前
大きな流れとしては下降トレンド。一時的に戻したところをチャネル上限をきっかけとして戻り売りを仕掛けます。
短期で見た場合、直近の流れに逆らった逆張りトレードになりますので、反落した足を確認後ショートしていきます。
ストップは、上ヒゲの少し上。ターゲットは、日足での直近安値0.65手前を狙っていきます。
今後の見通し
さて、ここまでAUDUSDのチャート分析をしてきました。
チャネルライン上限&日足20MAがレジスタンスとして機能することを想定し、現在ショートしています。
逆行しても、基本的に目線は下方向を維持しますが、さすがに0.667を上抜けたら、一旦目線を上にします。
- 長期足では下降トレンド中の一時的な戻し。チャネルライン上限をきっかけとして戻り売りを仕掛ける。
以上、今日のチャートの分析&トレード戦略でした。今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
さて、今日は週のど真ん中の水曜日。踏ん張りどころですね。
それでは、今日も頑張っていきましょう!