
さて、三連休が終わり、ドル円チャートを見てみると、先週の上昇を打ち消すような大きな下落を見せていました。
ニュース等を見ますと、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を懸念した世界的な株価の下落、米長期金利が大幅に低下したことで、 リスク回避の動きが強まり、円買いドル売りが優勢となったという解説がされているようです。
しかし、長期足チャートを見ると、まだまだ「買い」となっていますので、個人的に買い場を探っていたところでした。
そんな中で、この下げでしたので、今朝ロングしたところです。このドル円ロングの根拠&長期足チャートを一緒に見ていきましょう。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.02.25【USDJPY】のFXチャート分析
・月足→週足→日足→2時間足
■ トレード戦略
・ロング戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
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では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.02.25【USDJPY】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、
- 114.4
- 110.0
- 104.5
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドはレンジとなっています。ただ、直近の足は陽線となっていますが、上ヒゲが見えますね。
月足で引いたトレンドラインを上にブレイクアウトしています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は横向きで、バンドも横向きの寸胴型。完全にレンジの様相ですね。
現在値は、ミドルバンドを上抜け、ミドルバンドと+1σの間にあるという状況です。
- トレンドはレンジ
- 直近の足は上ヒゲのある陽線
- トレンドラインを上にブレイクアウトした
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格としては、上から
- 112.0
- 108.0
- 106.5
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは上昇トレンドです。
先週、110円をブレイクアウトした後、112.0円を突破。その後、上ヒゲを付けて、大きく戻しています。直近の流れとしては下方向です。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、上向き。バンドも上向きの寸胴型。上昇トレンドが巡航している様子を示しています。
ボリンジャーバンド+2σを突っ切って上昇していましたが、現在値は+2σと+1σの間にあります。
- トレンドは上昇トレンド
- 112円を付けた後に下落
- 直近では下げている
日足
次に日足です。

日足チャートで意識されている価格は、上から、
- 111.0
- 110.5
- 110.3
- 109.7
- 109.3
- 108.5
- 107.0
となっています。これらの価格にも水平線を引いてみましょう。
日足では上昇トレンド。先週の上げと今週の下げ。ボラティリティが高いですね。
112円到達後に下落。直近の足では大きく下げたものの110.3円で反発し、下ヒゲを付けて戻しているのがわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、上向き。バンドの先端も広がっていて先週のブレイクアウトの影響でボラティリティが高まっている様子がわかります。
先週のブレイクアウトでボリンジャーバンドの+3σにタッチするほど大きな上昇を見せていましたが、今回の下落で+2σ付近まで落ちてきています。
- 日足では上昇トレンド
- 直近では長い陰線だが、下ヒゲも長い
- 110.3円で反発している
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。2時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきましょう。
2時間足
こちらが2時間足です。

上位足では、まだ上昇トレンドですので、先週末から買い場を探っていました。そんな中での昨日の下落。
2時間足で、最安値を付けながら陽線を付ける強いローソク足となっていましたので、このまま反発してくれることを期待して、このローソク足が確定する前にロングしました。
トレード戦略

ロング戦略
【戦略】:110.3円サポートラインで反発を期待するロング
【戦略の優位性】:
・週足、日足上昇トレンド
・110.3円サポートライン
【エントリー】:110.3円で反発のローソク足を確認後ロング
【ストップ】:110.3円の少し下
【ターゲット】:112.0円手前
110.3円のサポートラインで支えられるのを確認後ロングする戦略です。(とはいえ、今回はローソク足確定前に入りました。)
今回のように、直近の流れに逆らった逆張りトレードだと、そのままサポートラインも下に抜けていく可能性がありますから、しっかりと反発のローソク足を見るべきところではありますが、ほぼ長大陽線となっていましたので、リスク選好でローソク足が完成する前にロングしました。
ストップは、110.3円サポートラインの少し下。ターゲットは、112.0円手前まで引っ張ります。
今後の見通し
さて、ここまでUSDJPYのチャート分析をしてきました。
このまま上昇してくれることを期待していますが、ボラティリティが高いので、正直わかりません。
次の買い場としては、「111.2円」をブレイクアウトした後の押し目でしょうかね。
もちろん、更に下押しして110円を目指す動きとなることも想定されますので、ストップは必ず置くようにしましょう。
- 買い場を探る展開。110.3円で反発のローソク足が出たのでロング。更なる下押しもあり得るので、ストップは必ず置くこと。
以上、今日のチャートの分析&今後の見通しでした。今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
さて、三連休も終わり、今日からお仕事の方も多いと思います。良い一日をお過ごしください。
それでは、また。