
さて、今月に入って下落が続いているEURUSD(ユーロドル)。
昨日も大きく下げました。1.08のサポートラインを下抜け、2017年4月以来の一時1.0786を付けています。
今日のEURUSDについて、次のようなトレード戦略を立てています。

今日は、このトレード戦略の考え方や相場背景について詳しく解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.02.19【EURUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足→4時間足
■ トレード戦略
・ロング戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
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では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.02.19【EURUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で意識されている価格として、
- 1.26
- 1.2
- 1.16
- 1.05
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは下降トレンドとなっています。当月の足を見るとヒゲのない陰線を付け、下落の勢いが強いのがわかります。
この下落でボリンジャーバンドの-2σにタッチ。今後、-2σを滑るようにバンドウォークしていくのか、それともここで反発をみせるのか注目です。
というのも、通常2σにタッチした場合、一時的な反転に戻すことが多いのですが、必ずしもそうなるわけではなく、下落が強ければそのまま2σのバンドウォークとなる場合があるからです。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向きで、バンドも下向きの寸胴型。下降トレンド巡航の形状となっています。
- トレンドは下降トレンド
- 当月足でヒゲのない陰線となっている(下落基調が強い)
- ボリンジャーバンド-2σにタッチ
週足
次は週足です。

週足で意識されている価格としては、上から
- 1.14
- 1.12
- 1.09
- 1.08
- 1.06
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは下降トレンド。1.09も割り込み、現在1.08のブレイクアウトにチャレンジしようかというところ。
直近の流れも下落基調で、三本の陰線が並んでいます。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向き。バンドは広がっていて、ボラティリティが高まっている様子が示されています。
現在値は、-2σを突っ切っていて、強い下落基調です。
- トレンドは下降トレンド
- 直近の流れも下
- 強い下落基調で、-2σを突っ切っている
日足
次に日足です。

日足チャートで意識されている価格は、上から、
- 1.125
- 1.111
- 1.1075
- 1.1
- 1.095
となっています。これらの価格にも水平線を引いてみましょう。
日足でも完全な下降トレンド、一本調子で下げています。陰線が続いていて、直近の流れは完全に下落基調となっています。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、下向き。バンドの先端は広がっていてボラティリティが高まっていることを示しています。
現在値は、急激な下落によって、-2σのバンドウォークを続けています。
- 日足でも下降トレンド
- 直近の流れも強い下落基調
- -2σバンドウォーク
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。4時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきましょう。
4時間足
こちらが4時間足です。

4時間足でも完全に下降トレンドとなっています。20MAに上値を抑えられながら下落しています。
このような環境から、次のようなシナリオを想定しています。
- 1.08を下にブレイクアウトした後、ダマシで戻ってくるシナリオ
- 1.08を下にブレイクアウトした後、そのまま下落するシナリオ
では、この2つのシナリオからトレード戦略を考えていきます。
トレード戦略

ロング戦略
【戦略】:1.08を下にブレイクアウトした後ダマシで戻ってきたところを押し目買い
【戦略の優位性】:
・下落一本調子からの戻し
・1.08ブレイクアウトのダマシの動き
・4時間足下降トレンド否定
【エントリー】:1.0837を上抜けた後の押し目買い
【ストップ】:1.0837の少し下
【ターゲット】:1.09手前
まずは、ロングの戦略です。
1.08を下にブレイクアウトした後、ダマシで上に戻ってきたところを押し目買いする戦略です。
ダマシで戻ってきたところをそのまま買うのは、少し怖いので、4時間足の下降トレンドを否定する1.0837を上抜けてから押し目買いを狙います。
ストップは、1.0837の少し下。ターゲットは、1.09手前まで狙います。
ショート戦略
【戦略】:1.08を下にブレイクした後の戻り売り
【戦略の優位性】:
・月足~4時間足下降トレンド
・1.08ブレイクアウト
【エントリー】:1.08を下抜けてから戻ったところをショート
【ストップ】:1.08の少し上
【ターゲット】:1.06手前
次にショートの戦略です。
1.08のブレイクアウトを確認してから戻り売りを狙います。
できるだけ、1.08に引き付けたいところですが、下落の勢いが強いので少し難しいかもしれません。ボリンジャーバンドの-1σのタイミングでもいいかもしれません。
いずれにしても戻したところを売っていくというスタンスです。
ストップは、1.08の少し上。ターゲットは、1.06手前まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでEURUSDのチャート分析をしてきました。
第一の戦略として、1.08を下にブレイクアウトした後、戻り売りを狙っていきます。
そして、仮にダマシで上に戻った場合、すぐにロングで入らず、1.0837を上に抜けるのを待ってから押し目を買っていきます。
- 1.08を下にブレイクアウトしたら戻り売り。仮に1.08のブレイクアウトがダマシとなって上昇するようなら、1.0837を上抜けてから押し目買いを狙っていく。
以上、今日のチャートの分析&今後の見通しでした。今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
さて、今日は水曜日。もう週の真ん中です。
今日もがんばっていきましょう!