
さて、今日はAUDUSD(オーストラリアドル/米ドル)です。
AUDUSDは、今年に入ってから大きく下げていて、おととい金曜日にはチャートポイントの「0.67」を下に割り込みました。
そこで、今週は次のようなトレード戦略を立てています。

今日は、このトレード戦略の考え方や相場背景について詳しく解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.02.09【AUDUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足→4時間足
■ トレード戦略
・戦略①(ロング戦略)
・戦略②(ショート戦略)
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
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では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.02.09【AUDUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で目立つ価格としては、上から
- 0.805
- 0.768
- 0.734
- 0.704
- 0.67
- 0.635
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは完全に下降トレンドですね。直近ではミドルバンドにタッチしてから、下に落とされ、現在は直近安値の0.67を若干下に抜けたかという状況です。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向き。バンドも下向きの寸胴型です。
現在値は、-1σと-2σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 直近安値の0.67を若干下に抜けた
週足
次は週足です。

週足で目立つ価格としては、
- 0.685
にも水平線が引けますね。
トレンドは下降トレンド。ただ、直近はレンジとなっていて、おおむね0.67と0.704の間を推移しています。
直近の足を見ますと、このレンジ下限の0.67を下に抜けてきています。しかも、その足は長い上ヒゲをつけていますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、やや下向き。バンドは広がっていて、ボラティリティが高まっているのがわかります。
現在値は、-2σを突っ切っているという状況です。
- トレンドは下降トレンド
- 直近0.67-0.704のレンジで推移していたが、レンジ下限の0.67を下に抜けてきた
日足
次に日足です。

日足チャートを見ると、
- 0.693
- 0.68
- 0.675
これらの価格にも水平線を引くことができますので、ここにも引いてみます。
日足を見ると、下降トレンドとなっています。かなり強い下落基調であることがわかります。
日足で見ると、0.67を完全に下に抜けてきています。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、角度がついた下向き。バンドも下向きの寸胴型。下降トレンド巡航の状況を表したバンドの形状をしています。
現在値は、-1σと-2σの間にあります。
- 日足は下降トレンド
- 0.67を完全に下に割っている
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。4時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきましょう。
4時間足
こちらが4時間足です。

2月に入ってから、一度0.67を下抜けたように見せて、ダマシで上に戻ってきた形跡があるのがわかります。そこから、今回、再度0.67を下に抜けてきました。
この0.67を基準として、次の2つのシナリオが考えられるかと思います。
- 0.67の上に戻されるシナリオ
- 更に下落するシナリオ
では、この2つのシナリオからトレード戦略を考えていきます。
トレード戦略

戦略①(ロング戦略)
【戦略】:0.67レジスタンスライン上抜けからの押し目買い
【戦略の優位性】:
①0.67ブレイクアウトのダマシ
②レンジ下限からの上昇
【エントリー】:0.67を上抜けた後の押し目買い
【ストップ】:0.67の少し下
【ターゲット】:0.675付近
まずは、ロングの戦略です。
0.67のブレイクアウトがダマシで終わった場合の、ロング戦略です。
0.67レジスタンスラインを上抜けたら、その押し目を拾います。その際には、できるだけブレイクアウト後に0.67に引き付けてロングします。
ストップは、0.67の少し下。ターゲットは、直近高値の0.675手前です。
戦略②(ショート戦略)
【戦略】:0.67レジスタンスラインに引き付けてからのショート
【戦略の優位性】:
①4時間足~月足下降トレンド
②0.67ブレイクアウト
【エントリー】:0.67レジスタンスラインに引き付けてショート
【ストップ】:0.67の少し上
【ターゲット】:0.66付近
次にショートの戦略です。
上位足、下位足ともに下降トレンドですので、素直に戻り売りを狙っていく戦略です。
0.67を下にブレイクアウトしたので、0.67に戻るのを待ってショートを仕掛けます。
ストップは、0.67の少し上。ターゲットは、月足の-2σ付近の0.66あたりがいいかと思います。
正直に言うと、ターゲットは悩みどころです。というのも0.635までサポートらしいサポートがないからです。
もちろん、反発のリスクを負って0.635まで引っ張るのも十分アリと言えばアリです。(私はそこまで引っ張りませんが。)
今後の見通し
さて、ここまでAUDUSDのチャート分析をしてきました。
明日以降、このまま下に下げていくのか注目です。まずは、戻り売りを第一の戦略としつつ、仮にダマシで上に行くようなら素直に押し目買いを狙っていきます。
- 0.67を下に割ってきたので、素直に戻り売りを狙っていく。仮にダマシで上に戻した場合は、押し目買いに切り替える。
以上、今日のチャートの分析&今後の見通しでした。今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
今日は日曜日。良い休日をお過ごしください。