
さて、昨日、NZDUSD(ニュージーランドドル/米ドル)について、戻り売りを狙う記事を投稿しました。
この戦略のとおり、指値を置いてショートで待ち構えていましたが、昨日の下げが急で戻りが足りず、約定しませんでした。
NZDUSDは、AUDUSD(豪ドル/米ドル)とともに大きく下げていて、この原因として、
新型コロナウイルス感染拡大→今後の中国経済低迷→中国経済に影響を受けやすいオーストラリア、ニュージーランド経済への懸念
というファンダメンタル的背景が挙げられています。つまり、今後の状況によってはまだまだ下げる可能性があるということです。
そのような相場環境の中、今日のNZDUSDの戦略はこのようになっています。

今日は、このNZDUSDのトレード戦略と今後の見通しについて考えていきたいと思います。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.01.31【NZDUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足→4時間足
■ トレード戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.01.31【NZDUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で目立つ価格としては、上から
- 0.75
- 0677
- 0.62
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは下降トレンド。直近のローソク足を見ると、0.677&トレンドラインで頭を抑えられるように下落しています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、やや下向き。バンドの先端はやや収縮しています。現在値は、ミドルバンドと-1σの間にありますね。
- トレンドは下降トレンド
- 0.677&トレンドラインで頭を抑えられて下落
週足
次は週足です。

週足で目立つ価格としては、上から
- 0.69
- 0.67
- 0.65
- 0.643
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは下降トレンド。今年に入ってからはずっと下げていますね。
現在、0.65の水平線を下に抜けてきています。そして、週足20MAにタッチするかという所です。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)、バンドともにやや上向きです。現在値は、ミドルバンドのすぐ上にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 0.677&トレンドラインで下落
- 今年に入ってからずっと下げている
- 週足の20MA(ミドルバンド)に接近
日足
次に日足です。

日足チャートを見ると、
- 0.66
- 0.6555
この2つの価格にも水平線を引くことができますので、ここにも引いてみます。
日足を見ると、下降トレンドとなっています。日足200EMA、0.65水平線を下に抜けてきました。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、下向き。バンドの先端は下向きの寸胴型。下降トレンドを反映したバンドの形状となっています。
現在値は、-2σを突っ切り、バンドウォークを続けています。
- 日足は下降トレンド
- 日足200EMA、0.65水平線下抜け
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。4時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきましょう。
4時間足
こちらが4時間足です。

0.65の水平線がありますので、これを起点として戻り売りを狙えそうです。
通常こうした場合、水平線を挟んだ上と下の2つのシナリオを想定しますが、今回は下落要素が多く、下落の勢いも強いため、下のシナリオのみ想定します。
- 0.65まで戻ってから下げるシナリオ
では、このシナリオの具体的なトレード戦略を考えていきます。
トレード戦略

ショート戦略
【戦略】:0.65レジスタンスラインを背にした戻り売り
【戦略の優位性】:
①月足~4時間足で下降トレンド
②0.65レジスタンスライン
【エントリー】:0.65まで戻りを待ってからショート
【ストップ】:0.65の少し上(0.6515付近)
【ターゲット】:週足20MA手前(0.646付近)
0.65の水平線がレジスタンスラインとして機能することを前提として、戻り売りを狙っていきます。
エントリーは、0.65付近で指値ショートを狙います。
ストップは、0.65の少し上あたり。ターゲットは、週足20MA手前まで狙うのが安全だと思います。
今後の見通し
さて、ここまでNZDUSDのチャート分析をしてきました。
いずれ、新型コロナウイルスのニュースで一喜一憂する相場環境が続きそうです。このリスクオフの流れは、昨日のドル円にも出ているようですね。
- NZDUSDは、新型コロナウイルスによる中国景気後退懸念により大きく下落。このファンダメンタル背景の中、0.65を背に戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャートの分析&今後の見通しでした。今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
さて、今月も今日で最後。今年の12分の1が終わりました。なんか、あっという間でしたね。
一月の最後、良い一日をお過ごしください。
今日はこの辺で。