
さて、今日はGBPUSD(ポンドドル)です。今週のGBPUSDについて、次のようなトレード戦略を立てています。

今日は、このトレード戦略の考え方や相場背景について詳しく解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.01.27【GBPUSD】のFXチャート分析
・月足→週足→日足→4時間足
■ トレード戦略
・戦略①(ロング戦略)
・戦略②(ショート戦略)
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
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では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.01.27【GBPUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で目立つ価格としては、上から
- 1.43
- 1.35
- 1.2
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは下降トレンド中のレンジ。直近の足を見ますと、1.35とボリンジャーバンド+2σで頭を抑えられながら、下落した様子がわかります(丸で囲んだ部分)。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、ほぼ横向き。ボリンジャーバンドの先端は収縮していて、レンジ傾向を示しています。
現在値は、ミドルバンドと+1σの間にあります。
- トレンドは下降トレンド中のレンジ
- 1.35で反落した
週足
次は週足です。

週足で目立つ価格としては、上から
- 1.335
- 1.32
- 1.3
- 1.278
- 1.25
- 1.22
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは上昇トレンド。高値を切り上げ、安値を切り上げています。
昨年12月に1.35を付けた後、大きく下げましたが、上昇トレンドの基準安値の1.278をまだ下に切っていないことから、いまだ上昇トレンドを崩してはいません。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、上向き。ボリンジャーバンドの先端は収縮しています。直近の下落を反映した形状ですね。
現在値は、ミドルバンドと+1σの間にあります。
- トレンドは上昇トレンド
- 1.35を付けた後大きく下げたが、いまだ上昇トレンドを保っている
日足
次に日足です。

日足を見ると、上昇トレンド中の揉み合いとなっています。
上値を切り下げているようにも見えます。逆に、下値はサポートされるようにトレンドラインを引くことができます。
このトレンドラインで少なくとも5回はサポートされていますから、今後もこのラインが機能すると想定されます。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、ほぼ横向き。バンドの先端は収縮し、ボラティリティが低下している様子がわかります。
現在値はミドルバンドの少し下あたりに位置しています。
- 日足は上昇トレンド中であるものの、上値を切り下げて揉み合っている
- 下値をサポートするトレンドラインを引くことができる
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。4時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきましょう。
4時間足
こちらが4時間足です。

この4時間足から今後想定される2つのシナリオを考えてみました。
まず一つ目が、日足で引いたトレンドラインが機能し、反発する上昇するというシナリオ。
もう一つは、トレンドラインを下抜け、さらに1.3のサポートラインを下抜けるシナリオです。
では、これら想定される2つのシナリオから、具体的なトレード戦略を考えていきます。
トレード戦略

戦略①(ロング戦略)
【戦略】:トレンドラインでの反発上昇を狙うロング
【戦略の優位性】:
①週足・日足上昇トレンド
②トレンドラインでのサポート
③1.3サポートライン
【エントリー】:トレンドラインで反発した足の次足でロング
【ストップ】:1.3の少し下
【ターゲット】:1.315
まずは、ロングの戦略です。
現在値から下にあるトレンドラインで反発上昇することを想定したロング戦略です。
トレンドラインで反発した足を確認したら、次足でロングしていきます。
ストップは、1.3サポートラインの少し下。ターゲットは、直近高値の1.315付近を狙います。
戦略②(ショート戦略)
【戦略】:1.3サポートライン下抜けからの戻り売り
【戦略の優位性】:
①月足レンジ上限から下限へ向かう流れ
②日足トレンドライン下抜け
③1.3サポートライン下抜け
【エントリー】:1.3を下抜けた後、戻りを待って1.3に引き付けてショート
【ストップ】:トレンドラインの少し上
【ターゲット】:1.286付近
次にショートの戦略です。
トレンドラインを下抜け、1.3サポートラインを下抜けると、短期的に下の流れができますから、戻り売りを狙っていく戦略です。
エントリーは、1.3のサポートラインを下に抜けた後、戻りを待って1.3に引き付けてショートを打ちます。
ストップは、トレンドラインの少し上とします。ターゲットは、週足の20MA付近である1.286あたりを狙うといいでしょう。
今後の見通し
さて、ここまでGBPUSDのチャート分析をしてきました。
見所としては、トレンドラインまで落ちてきて、そこで反発の動きを見せるのかどうか。そして、トレンドライン、1.3サポートラインを下抜けるのかどうか。
トレンドライン&サポートラインをうまく使いながら、トレードしていきたいですね。
- トレンドラインまで落ちてきて、反発の動きを見せるようならロング。仮にトレンドライン&1.3サポートラインを下に抜けるようなら戻り売りを狙っていく。
以上、今日のチャートの分析&今後の見通しでした。今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
さて、今週は月末&イギリスがEU離脱等で相場が動きそうな一週間になりそうです。
それでは、今日はこの辺で。良い一日をお過ごしください。