
さて、昨日はラガルドECB総裁の発言をきっかけにEURUSD(ユーロドル)が急落。一時、昨年12月2日以来の1.1036まで下げました。
これを受けて新たなトレード戦略がこちらです。

今日は、このトレード戦略について、詳しく解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.01.24【EURUSD】のFXチャート分析
・月足
・週足
・日足
・4時間足
■ トレード戦略
・戦略①(ロング戦略)
・戦略②(ショート戦略)
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.01.24【EURUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で目立つ価格としては、上から
- 1.26
- 1.20
- 1.16
- 1.05
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは下降トレンドとなっていて、2018年の2月からずっと下げています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、下向き。バンドはやや収縮気味。揉み合いを示す形状となっています。
直近ではミドルバンドに接近、下落していて、-1σ付近に現在値があります。
- 月足は下降トレンド
- 揉み合いを示すバンドの形状
週足
次は週足です。

週足で目立つ価格としては、上から
- 1.14
- 1.12
- 1.09
- 1.08
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは下降トレンドです。直近では戻しながら揉み合いとなっているのがわかります。
ローソク足を見ますと、直近の4本が全て陰線となっています。つまり、ここ一か月ずっと下げていて、下げ基調であるということがわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、横向き。バンドも横向きの寸胴型。完全に揉み合いを示唆する形状です。
現在値は、ミドルバンドを突っ切り、-1σとミドルバンドの間にあります。
- トレンドは下降トレンド
- 現在は、揉み合いとなっている
- ここ一か月は下げ基調
日足
次に日足です。

日足チャートを見ると、
- 1.125
- 1.111
- 1.1075
- 1.1
この4つの価格にも水平線を引くことができますので、ここにも引いてみます。
日足を見ると、下落トレンドになっています。1.1075水平線と週足20MAを明確に下抜け、さらに下落するかというところです。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、ほぼ横向き。バンドの先端は昨日の下落でやや広がっている形状です。
現在値は、-2σを突っ切った後、少し戻して、-2σと-1σの間にある状況です。
- 日足は下降トレンド
- 1.1075水平線、週足20MAを明確に下抜けた
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。4時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきましょう。
4時間足
こちらが4時間足です。

昨日、1.1075及び週足20MAを下にブレイクアウトしましたが、アジア時間ではこの調整となる可能性があります。
この見立てから、次のようなシナリオが立てられそうです。
- 戻して、そのまま1.1075を上に抜けていくシナリオ
- 戻して、週足20MAで反落するシナリオ
では、この2つのシナリオからトレード戦略を考えていきます。
トレード戦略

戦略①(ロング戦略)
【戦略】:1.1075上抜けからの押し目買い
【戦略の優位性】:
①1.1075レジスタンスライン上抜け
②週足20MA上抜け
【エントリー】:1.1075を上抜けた後、押し目を買う
【ストップ】:週足20MAの少し下
【ターゲット】:1.111手前
まずは、ロングの戦略です。
1.1075レジスタンスラインを上抜けた後、短期の逆張りロングを狙う戦略です。
1.1075レジスタンスラインを上抜けた後、その押し目を拾います。その際には、できるだけブレイクラインである1.1075に引き付けてロングするようにします。
ストップは、1.1075の少し下。ターゲットは、直近高値の1.111手前です。
戦略②(ショート戦略)
【戦略】:週足20MAまで戻りを待ってからのショート
【戦略の優位性】:
①月足・週足・日足下降トレンド
②1.1075レジスタンスライン
③ 週足20MA
【エントリー】:週足20MAまで戻りを待ってショート
【ストップ】:1.1075の少し上
【ターゲット】:1.1手前
次にショートの戦略です。
1.1075をブレイクアウトしたことで、目線が下がりますから、戻した後再下落する可能性が高いことから、戻したところをショートで狙っていきます。
具体的なエントリーとしては、戻した後、週足20MA付近でショートします。ストップは、1.1075の少し上。ターゲットは、直近安値の1.1手前です。
今後の見通し
さて、ここまでEURUSDのチャート分析をしてきました。
上位足を見ると、大きな流れとしては下です。ですので、基本線は再下落を狙ったショート戦略。
仮にそのまま、上昇していくのであれば、この戻しを短期で取りに行くロング戦略に切り替えます。
- 基本線は、再下落を狙った戻り売りの戦略。そのまま上昇するようなら、短期的に買いでついていく。
以上、今日のチャートの分析&今後の見通しでした。今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
今週も今日で最後。一週間早いですね。
では、良い一日をお過ごしください。