
さて、先週末、英中銀による利下げ期待が高まる中、12月英小売売上高が市場予想を下回ったことで、ポンド売り・ドル買いが進みました。
そこで、GBPUSDについては、来週このようなトレード戦略を立てています。

それでは、今日はこのトレード戦略の考え方や相場背景について詳しく解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.01.19【GBPUSD】のFXチャート分析
・月足
・週足
・日足
・4時間足
■ トレード戦略
・戦略①(ロング戦略)
・戦略②(ショート戦略)
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
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では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.01.19【GBPUSD】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足で目立つ価格としては、上から
- 1.43
- 1.35
- 1.2
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
トレンドは、下降トレンド中のレンジ。1.2~1.43のレンジを推移しています。
直近で1.35レジスタンスラインとボリンジャーバンドの+2σにタッチし、下落しています。(丸で囲んだ部分)
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、ほぼ横向き。バンドの先端は閉じていて、ボラティリティは低下しています。現在値は、ミドルバンドと+1σの間にありますね。
- トレンドは下降トレンド中のレンジ
- 1.2~1.43のレンジで推移
- レジスタンスラインに跳ね返されて下落している
週足
次は週足です。

週足で目立つ価格としては、上から
- 1.335
- 1.32
- 1.30
- 1.278
- 1.25
- 1.22
があります。ちょっと多いようですが、これは水平線が機能しているきれいなチャートであるということです。
トレンドは上昇トレンド。高値と安値をともに切り上げています。昨年12月上旬に1.35の高値を付けた後、週足200EMAに上値を抑えられるように下落。現在も下落が続いています。
ローソク足を注目して見ると、上ヒゲの出現率が高くなっているのがわかります。下落傾向が強いという印象。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、上向き。ボリンジャーバンドの先端は閉じ気味であり、現在値は、ミドルバンドと+1σの間にあります。
- トレンドは上昇トレンド
- 週足200EMAに上値を抑えられるように下落
- 上ヒゲ出現率が高く、下落傾向が強い
日足
次に日足です。

日足を見ると、上昇トレンド中のペナントを形成しているように見えます。直近の足を見ると、上値抵抗線(トレンドライン)に跳ね返され、下落していますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、ほぼ横向き。バンドも横向きでボラティリティが低下していることがわかります。
現在値はミドルバンドと-1σの間に位置しています。
- 上昇トレンド中にペナント出現
- そのため、保ち合い幅が縮小してきている
- 直近、上値抵抗線(トレンドライン)タッチから下落
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。4時間足で具体的なトレードシナリオを検討していきます。
4時間足
こちらが4時間足です。

この4時間足チャートを見て、トレード可能なシナリオとしては次の二つ。
- 上値抵抗線を上に抜けていくシナリオ
- 下値支持線を下に抜けていくシナリオ
この2つのシナリオです。この2つのシナリオからトレード戦略を考えていきます。
トレード戦略

戦略①(ロング戦略)
【戦略】:上値抵抗線上抜けからの押し目買い
【戦略の優位性】:
①週足上昇トレンド
②日足上値抵抗線、上抜け
③日足20MA上抜け
④4時間足直近高値上抜け
【エントリー】:4時間足の直近高値を上抜けた後の押し目買い
【ストップ】:4時間足200EMAの少し下
【ターゲット】:1.335手前
まずは、ロングの戦略。日足の上値抵抗線上抜けからの押し目買いです。
上値抵抗線を上抜けてすぐロングしてもいいのですが、ダマシも十分に考えられることから、4時間足の直近高値を上にブレイクアウトした後、押し目買いを狙っていきます。
ストップは、4時間足の200EMAの少し下。ターゲットは、週足200EMAに気を付けながらレンジ上限の1.335手前を狙っていきます。
戦略②(ショート戦略)
【戦略】: 下値抵抗線下抜けを狙う売り
【戦略の優位性】:
①月足下降トレンド
②日足上値抵抗線タッチ
③日足20MA
④4時間足20MA&200EMA
【エントリー】:上値抵抗線タッチからの下落でショート
【ストップ】:1.313付近
【ターゲット】:1.28付近
次にショートの戦略。日足下値支持線、下抜けを狙う売りです。
具体的なエントリーとしては、上値抵抗線にタッチ、反応して下落するタイミングでショートを打ちます。
もちろん、下を狙うのであれば、1.3サポートラインのブレイクアウトを待つ方が安全ではありますが、リスクリワード比が悪くなる可能性もあり、
- 日足20MA
- 4時間足20MA&200EMA
これらがレジスタンスとして機能する可能性が高いことから、早めにショートを打った方が良いと判断しました。
ストップは、1.313付近。ターゲットは、週足上昇トレンドの基準安値1.28付近まで狙います。
今後の見通し
さて、ここまでGBPUSDのチャート分析をしてきました。 ペナントを上に抜けるのか、それとも下に抜けるのか注目です。
上昇トレンド中のペナント出現ですから、セオリーは上です。しかし、上位時間足での分析から、下に抜ける可能性が高いため、早いタイミングでショートを打った方がいいと判断しました。
仮に想定が外れて上へ行き、損切りとなるようなら、上への戦略に切り替えます。
- ペナントを上に抜けるのか、下に抜けるのかに注目。上を狙うのがセオリーだが、下の可能性が高いと見て、早期ショートを打ち、想定とは逆に上に行ったらドテン。
以上、今日のチャートの分析&今後の見通しでした。今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
さて、今日は日曜日。素敵な休日をお過ごしください。それでは、今日はこの辺で。