
さて、昨日はユーロが売られ、EURUSD(ユーロドル)が大きく下げました。そして、これに引きずられるようにEURJPY(ユーロ円)も下落しています。
EURJPYのチャートを見ますと、注目すべきチャートポイントに達していましたので、今日はEURJPYのトレード戦略&今後の見通しについて解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.01.08【EURJPY】のFXチャート分析
・月足
・週足
・日足
・4時間足
■ トレード戦略
・戦略①(ロング戦略)
・戦略②(ショート戦略)
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
『FXチャート分析』について【注意事項とよくある質問まとめ】
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.01.08【EURJPY】FXチャート分析
月足
まずは月足から見ていきましょう。

月足では、下降トレンドを描いています。そして、この高値と安値の
- 123.5
- 115.8
この2つの価格に水平線を引くことができます。
EURJPY相場は、 2018年の2月から大きく下落し、昨年9月に115.8円に達したところで反発。現在上に戻している状況です。
そして、この下降トレンドには、上値抵抗線(トレンドライン)を引くことができ、このラインがいまだに機能しています。
直近の足を見ますと、このトレンドラインにタッチしてから、下落しているのがわかると思います。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向き。バンドは下向きの寸胴型。下降トレンドが巡航している様子がわかります。
現在値は、-1σとミドルバンドの間のあたりにあります。
- トレンドは下降トレンド
- トレンドラインが機能している
週足

週足で目立つ価格としては、上から
- 121円
- 119.7円
- 118.5円
があります。まずはここに水平線を引きましょう。
週足では、トレンドは上昇トレンドに転換しています。上昇していましたが、トレンドラインにタッチして大きく下落しました。
下の方からミドルバンド(20MA)が近づいてきて120円付近ではね上げられそうなイメージもあります。
ミドルバンド(20MA)は、上向き。バンドは上向きの寸胴型。上昇トレンドが巡航している様子が反映されています。
現在、ローソク足は、ミドルバンドと+1σの間に位置しています。
- トレンドは上昇トレンド
- トレンドラインタッチで大きく下げた
日足
次に日足です。

日足チャートを見ると、
- 121.5円
- 120円
この2つの価格にも水平線を引くことができますので、ここにも引いてみます。
日足を見ると、レンジになっていますね。全体的には上げているようにも見えますが、基準安値を下に切ったりしていますので、定義上はレンジとなります。
直近のローソク足で、
- 121.5円のレジスタンスライン
- 日足20MA
- 日足200EMA
このチャートポイントの重合点がレジスタンスとなり、下落しているのが印象的です。(丸で囲んだ部分)
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、上向き。バンドの先端は収縮し、ボラティリティが低下しているのがわかります。
これは、これからレンジに移行する可能性を示唆している形状です。
現在値は、-1σ付近にありますね。
- 日足はレンジ
- チャートポイントの重合点がレジスタンスとなって下げた
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。4時間足でさらに詳しく見ていきましょう。
4時間足

4時間足ではこのようなチャートになっています。ここで注目すべきラインは、次の2本の水平線です。
- 121.5円
- 121円
この2本のラインをもとに
- 121.5円を上に抜けるシナリオ
- 121円を下に抜けるシナリオ
この2つのシナリオからそれぞれ戦略を考えてみます。
トレード戦略

戦略①(ロング戦略)
【戦略】:121.5円レジスタンスライン上抜けからの押し目買い
【戦略の優位性】:
①週足上昇トレンド
②121.5円レジスタンスライン上抜け
③日足20MA&200EMA上抜け
【エントリー】:121.5円を上抜けた後の押し目買い
【ストップ】:121.5円の少し下
【ターゲット】:122.2円
まずは、ロングの戦略です。
121.5円レジスタンスライン、日足20MA&200EMAの重合点を上に抜けた場合のロング戦略です。
121.5円のレジスタンスラインを上抜けたら、その押し目を拾います。ストップは、ブレイクラインである121.5円の少し下となります。
ターゲットは、月足で引いたトレンドラインの少し手前122.2円付近です。
戦略②(ショート戦略)
【戦略】:121円サポートライン下抜けからの戻り売り
【戦略の優位性】:
①月足下降トレンド
②121円サポートライン下抜け
③4時間足20MA&200EMA
【エントリー】:121円サポートライン下抜けでショート
【ストップ】:121円の少し上
【ターゲット】:120円手前
次にショートの戦略です。
121円を下抜けた場合の戻り売り戦略です。
現在、チャート分析時点でも121円を切っていますが、正直121円がレジスタンスラインとして機能するところをもう少し見たいと考えています。このまま上に戻す可能性があるからです。
121円がレジスタンスラインとして機能しそうなことを確認後、ショートを狙います。
ストップは、ブレイクラインの121円の少し上。ターゲットは、ラウンドナンバーかつ週足20MAの120円手前がいいと思います。
今後の見通し
さて、ここまでEURJPYのチャート分析をしてきました。
121.5円を上抜けるのか、それとも121円がレジスタンスラインとして機能し、下落するのか注目です。
121円を上抜けないと判断したら、ショートしていきたいと思います。
- 121.5を上に抜けたらロング。121円がレジスタンスラインとして機能するようならショート。
以上、今日のチャートの分析&今後の見通しでした。最後までお読みいただきありがとうございます。
では、今日も頑張っていきましょう!