
さて、昨夜のドル円は大きく下落。
これまでサポートしてきた「108.5円」を一時的に大きく割る場面もありましたが、現在は長い下ヒゲを付けて上に戻してきています。
つまり、下へのトライはダマシで終わった可能性が高く、これを根拠に現在ロングしています。
というわけで、今日はこのドル円ロングの戦略&今後の見通しについて解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2020.01.03【USDJPY】のFXチャート分析
・週足チャート分析
・日足チャート分析
・4時間足チャート分析
■ トレード戦略
・ロング戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
『FXチャート分析』について【注意事項とよくある質問まとめ】
では、早速チャートを見ていきましょう。
2020.01.03【USDJPY】FXチャート分析
まずは週足から見ていきましょう。
週足


週足で目立つ価格としては、上から
- 114円
- 112円
- 110円
- 108.5円
- 104.5円
があります。まずはここに水平線を引きます。
トレンドは長期的に見た場合、レンジ。直近で見ると、上昇トレンドとなっています。
注目すべきは、この下降トレンドに対して、引くことができている上値抵抗線(トレンドライン)です。何度もこのトレンドで頭を抑えられているのがわかりますよね。
そして、もう少しでこのラインに到達という所です。つまり、このトレンドラインでこれまで通り頭を抑えられて下落するのか、それとも、このトレンドラインを上に抜けて新たな流れを作るのか注目というわけです。
また、直近では、週足200EMAに頭を抑えられているのが印象的です。
今週の足を見ると、長い陰線を付けて、ミドルバンド(20MA)で反発しているのがわかります。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、やや上向き。ボリンジャーバンドの先端はやや収縮しています。直近の揉み合いを反映しています。
また、現在値は、ミドルバンドと+1σの間にあるという状況です。
- トレンドは直近上昇トレンド
- 108.5がサポートラインとして機能している
- ミドルバンド(20MA)で反発した
日足
次に日足です。

日足チャートを見ると、
- 109.7円
- 109.3円
- 108.0円
この3つの価格にも水平線を引くことができます。
日足を見ると、レンジとなっています。直近では108.5円-109.7円のレンジとなっていますね。
日足の印象では、週足20MAを下抜け、更に108.0円を下抜けるようなら、下目線になるのかなといった感じ。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、横向き。バンドの先端も横向きの平行型。レンジの状況が表れているボリンジャーバンドの形状です。
直近、ボリンジャーバンドの-2σを突っ切った後、反発。現在値は-3σと-2σの間に位置しています。
- 日足はレンジ
- 108.5円のサポートライン、109.7円のレジスタンスラインが機能している
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。4時間足でさらに詳しく見ていきましょう。
4時間足
4時間足ではこのようなチャートになっています。

4時間足では、108.5下抜けチャレンジの後の下ヒゲが特に目立ちます。
108.5円がサポートラインとして機能している証拠ですから、市場参加者の意識に大きく影響を与える要素になります。
そこで、この108.5円の下へのブレイクアウトが不発で終わった次の足でロングエントリーしています。
これは、
- 108.5円がサポートラインとして機能していることを確認できた
- 108.5円下抜けトライが失敗に終わった(ダマシに乗るトレード)
- レンジ下限からの上限へ目指す動き
これらを根拠にロングを狙えると判断したからです。
トレード戦略

ロング戦略
【戦略】:108.5円下方トライ失敗からのロング
【戦略の優位性】:
①週足上昇トレンド
②108.5円下方ブレイクアウトのダマシ
③108.5円サポートライン
【エントリー】:108.5円下へのトライが失敗したのを確認後ロング
【ストップ】:108.2円の少し下
【ターゲット】:109.2円付近
108.5円を下に割ると見せかけて、割らなかったダマシを利用したロング戦略です。
ダマシで終わった足の次足でロングエントリーしています。
ストップは、下ヒゲの先端(108.2円)の少し下。ここを切るようですと、ダマシというこのトレード根拠がなくなりますから、一旦損切りします。
ターゲットは、日足で引いた水平線109.3円の少し手前。109.2円付近を目指します。
今後の見通し
今回のトレードは、 ダマシの後は反対方向へ伸びやすいという相場の特性を利用するトレードです。
想定どおり反発上昇するのか、逆に再度下をトライしてくるのかは正直わかりません。
日足直近では下落していますし、108.5円を一度下抜けたのは事実ですので、このまま下落して損切りとなる可能性も十分あります。
逆張りという直近の流れに逆らったリスクのある戦略ですが、今回のように損切りのポイントが明確ならトライしてみる価値は十分あります。
まあ、どうなるか、ゆっくりと行く末を見守りたいと思います。
- 108.5円の下へのトライが失敗したことを根拠にロング。下ヒゲ先端を抜けてくるようなら一旦損切りで逃げる。
以上、USDJPYのチャートの分析&今後の見通しを解説してきました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。何かしらトレードの参考となれば幸いです。
では今日はこの辺で。