おはようございます。五十嵐です。
さて、昨日は英総選挙の動向によってポンドが大きく動きました。
ジョンソン首相の勝利は、既に価格へ織り込み済みとの見方もあったのですが、勝利が確定するとブレグジットに向けた道筋が見えたことによるリスクオンの動きとなり、ポンドが大きく買われました。
ポンドは、動きが急すぎて私は乗ることができませんでしたが、リスクオンの流れを受けたNZDJPYでうまく利確することができました。
さて、来週のGBPUSDがどうなるのか気になる所ですが、テクニカル分析から、来週のトレード戦略&今後の動きを考えていきたいと思います。
本日のチャート分析の流れ
■ 2019.12.14【GBPUSD】のFXチャート分析
・週足チャート分析
・日足チャート分析
・4時間足チャート分析
■ トレード戦略
・戦略①(ロング戦略)
・戦略②(ショート戦略)
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2019.12.14【GBPUSD】FXチャート分析
まずは週足から見ていきましょう。
週足

週足で目立つ価格としては、上から
- 1.425
- 1.37
- 1.335
- 1.278
- 1.25
があります。
まずはここに水平ラインを引きましょう。
トレンドは長期で見るとレンジですが、今年8月~9月に1.2を付けた後に急上昇。ここから上昇トレンドとなっています。
今週、総選挙の結果を受け大きく上昇。1.335サポートラインと200EMAに阻まれ、現在はちょうどサポートライン内に実体が収まるように上ヒゲを付けて週を終えようとしています。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は、上向き。ボリンジャーバンドの先端は広がり、ボラティリティが高まっている状況がわかります。
現在値は、+1σに下値を支えられるように+2σに沿って上昇を続けています。強い上昇トレンドの際よく見られる形です。
- トレンドは上昇トレンド
- 総選挙の結果を受けて上昇したが、1.335レジスタンスライン&200EMAに抑えられている。
日足
次に日足です。

日足チャートを見ると、「1.3」にも水平ラインを引くことができますので、ここにも引いてみます。
日足を見ると、完全に上昇トレンドですね。
日足でも直近大きな上ヒゲを付けています。ロングの調整が入っている様子がわかりますね。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは、上向き。バンドの先端は広がっていてボラティリティが高まっているのがわかります。
日足でもボリンジャーバンド+1σに支えられながら、+2σをバンドウォークしています。
- 日足でも上昇トレンド。
- 強い上昇基調であるが、直近で大きな上ヒゲを付けた。
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。4時間足でさらに詳しく見ていきましょう。
4時間足

今週大きく動きましたので、来週はもみ合う可能性があります。
ただ、上と下のチャートポイントを抜けてくると、また動きが出てくると思いますので、とりあえず2つの戦略を立てます。
トレード戦略
戦略①(ロング戦略)
【戦略】:1.335レジスタンスライン上抜けからの押し目買い
【戦略の優位性】:
①週足・日足上昇トレンド
②1.335レジスタンスライン上抜け
③週足200EMA上抜け
【エントリー】:1.335上抜けた後の押し目買い
【ストップ】:1.335の少し下
【ターゲット】:1.337円
まずは、ロングの戦略。1.335を再度上抜けた後の押し目買い戦略です。
今週は、長い上ヒゲを付けて下に戻されましたが、来週1.335を再度上に抜けるようであれば、また買いが入るでしょうから、その押し目を拾っていきます。
ストップは、エントリー根拠にもなっている1.335の少し下。ターゲットの目処は、週足のレジスタンスライン1.37です。
戦略②(ショート戦略)
【戦略】: 1.278サポートライン下抜けからの戻り売り
【戦略の優位性】:
①1.335&週足200EMA反発
②1.278サポートライン&日足200EMA下抜け
③日足上昇トレンド否定
【エントリー】:1.278下抜けからの戻り売り
【ストップ】:1.278の少し上
【ターゲット】:1.25
次にショートの戦略です。
ちょっと現在値から離れた戦略ですから、正直まだ考慮しなくてもいいかもしれません。ただ、これくらい下がらないとショートは打てない環境にあることは確かです。
この戦略の要は、日足の上昇トレンドの基準となる安値である1.278を下抜けることです。
ここを下へ切ってこない限りは、上目線ですからショートは打てません。ここを切ることがショートを打つための条件となります。
具体的なエントリーとしては、1.278を下へブレイクアウトした後に戻り売りしていきます。ストップは、エントリー根拠となる1.278の少し上。ターゲットは、1.25です。
今後の見通し
今週大きく動きましたので、来週はもみ合う可能性はあります。ただ、想定した値動きとなったら、躊躇せずにエントリーしていきます。
- 今週注目イベントを消化し、来週はもみ合う可能性あり。ただ、再度上へ向かうようであれば、押し目買いを仕掛ける。逆に、日足上昇トレンドの基準となる安値を下に切るようであれば、戻り売りを仕掛ける。
以上、GBPUSDのチャートの分析&今後の見通しでした。
何かしらトレードの参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!