おはようございます。五十嵐です。
昨日、英総選挙が終わり、今日の昼以降に大勢が決すると見られています。そんな中、現在ポンドの調整売りとなっています。
EURGBPチャートを見てみると、ちょうどチャートポイントが重なったポイントに差し掛かっていて、テクニカル的にも面白い状況になっています。
選挙の結果次第では、また相場が大きく動くと思われますので、テクニカルの側面からEURGBPのトレード戦略&今後の見通しについて解説していきたいと思います。
本日のチャート分析の流れ
■ 2019.12.13【EURGBP】のFXチャート分析
・週足チャート分析
・日足チャート分析
・4時間足チャート分析
■ トレード戦略
・戦略①(ロング戦略)
・戦略②(ショート戦略)
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2019.12.13【EURGBP】FXチャート分析
まずは週足から見ていきましょう。
週足

週足で目立つ価格としては、上から
- 0.93
- 0.905
- 0.866
- 0.85
- 0.837
があります。
まずはここに水平ラインを引きましょう。
トレンドは、完全なる下降トレンドです。戻しという戻しを付けずに下げていますね。
また、このトレンドに対して、上値抵抗線(トレンドライン)を引くことができます。現在もこのトレンドラインが機能しているようです。
ボリンジャーバンドのミドルバンド(20MA)は下向き。ボリンジャーバンドの先端も拡大していて、ボラティリティが高まっているのがわかります。
現在値はボリンジャーバンドの+1σと+2σの間。ミドルバンドを下抜けてからは、ずっと-1σに上値を抑えられるように下降しています。
- トレンドは完全なる下降トレンド
- 戻しという戻しがないまま下落している
- トレンドライン(上値抵抗線)が機能している
日足
次に日足です。

日足を見ると、0.8587にも水平ラインを引くことができるようです。
日足を見ても、下降トレンドですね。こちらも戻しという戻しもなく、ジリジリ下がり、たまにドーンと落ちるように下落しています。
注目してもらいたいのが、黄色のエリア。
- 週足トレンドライン
- 0.85水平ライン
- 日足20MA
これらチャートポイントが重なったの重合点で、直近の足が上ヒゲを付けています。この重合エリアが相場から意識されていることがわかりますね。
- 日足でも強い下降トレンド
- チャートポイントの重合エリアが意識されている
以上、週足、日足から全体的な相場環境を把握してきました。
4時間足でさらに詳しく見ていきましょう。
4時間足

4時間足で見ると、このような状況です。
直近の足を見ると、0.85にタッチして大きく下げているのがわかります。前述したチャートポイントの重合エリアですので、かなり意識されているようですね。
この重合エリアを抜けるのか抜けないかで、以下の2つのトレード戦略を考えてみました。
トレード戦略
戦略①(ロング戦略)
【戦略】:チャートポイント重合エリア上抜けからの押し目買い
【戦略の優位性】:
①週足トレンドライン上抜け
②日足20MA上抜け
③0.85レジスタンスライン上抜け
【エントリー】:0.85ブレイクアウト後、押し目買い
【ストップ】:0.85の少し下
【ターゲット】:0.8587
まずは、ロングの戦略です。
チャートポイント重合エリアを上抜けた場合の押し目買い戦略です。
0.85のレジスタンスラインを上抜けたら、その押し目を拾います。できるだけ、0.85に引きつけてロングをしたいですね。
ストップは、ブレイクラインである0.85の少し下となります。ターゲットは、日足の水平ライン0.8587付近です。
戦略②(ショート戦略)
【戦略】: チャートポイント重合エリア反発からの戻り売り
【戦略の優位性】:
①週足・日足下降トレンド
②週足トレンドライン反発
③日足20MA反発
④0.85レジスタンスライン反発
【エントリー】:0.84555下抜けからの戻り売り
【ストップ】:0.84555の少し上
【ターゲット】:0.837手前
次にショートの戦略です。
重合エリアから下に落とされた場合の戻り売り戦略です。
具体的なエントリーとしては、4時間足ベースで引いた水平ライン「0.84555」を下へブレイクアウトしたら、戻りを待ってショートです。
ストップは、エントリーの根拠となる0.84555の少し上。ターゲットは、週足で引いた0.837の手前がいいと思います。
チャート分析している現在、0.84555を下抜けていますので、戻りを待ってエントリーします。
今後の見通し
以上、2つの戦略を立てましたが、ショート戦略の方がわかりやすくていいですね。
いずれ、英総選挙の結果で大きく動く一日となりそうです。
今回のチャート分析とは別に、長期的な視点で相場を見てみると、ファンダメンタル&テクニカルともに「ポンド買いはそうは続かないのでは?」と考えています。
いずれ大きな戻りを試す時が来ると思いますので、その時までチャートポイントを押さえながら、注視していきたいですね。
とりあえずは、目先、チャート分析で立てた戦略をただ実行していきます。
- チャートポイントの重合エリアに到達。上に抜けるか、それとも下へ戻されるのか注視。想定どおりの動きとなったらエントリーしていく。
以上、今日のチャートの分析&今後の見通しでした。
何かしらトレードの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!今日もがんばっていきましょう!