おはようございます。五十嵐です。
さて、 長らくレンジとなっていたGBPJPY(ポンド円)が、昨日ようやくブレイクアウトしました。
今日は、このブレイクアウトからの第2波を捉えるトレンドフォロー戦略を詳しく解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2019.11.29【GBPJPY】(ポンド円)のチャート分析
・週足チャート分析
・日足チャート分析
・4時間足チャート分析
■ トレード戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2019.11.29【GBPJPY】FXチャート分析
まずは、週足チャートを見ていきましょう。
週足

週足で目立つ価格として、
- 147円
- 144.5円
- 141円
- 138円
まずは、ここに水平ラインを引きます。
2018年1月を頂点に相場は下落。高値を切り下げながら、2019年の8月まで下降トレンドを形成していました。
この下降トレンドの高値を結んだのが、チャート上のトレンドラインです。
138円を下降トレンドの戻し高値として見るとすれば、現在トレンドは上昇トレンドに転換しているという判断ができそうです。
今年の3月初旬から下落、8月中旬に安値を付けた後、相場は反転。一気に戻しています。長い下ヒゲや長大陽線が続き、昨日ついに141円を突破しました。
この急上昇を反映して、ボリンジャーバンドはやや上向き、バンドの先端はやや拡大傾向。ボリンジャーバンドでも反転上昇によるボラティリティの拡大を示しています。
現在値は、+2σと+1σの間。+1σで反発しているのがわかると思います。+1σで反発するのは、上昇トレンドが強い時によく出る現象です。
- 週足は上昇トレンド
- 直近強い
日足
次に日足チャートを見ていきましょう。

日足チャートを見ると、139.5円にも水平ラインを引くことができるようですので、ここにも水平ラインを引きます。
日足でも上昇トレンドとなっています。138円を上にブレイクアウトした後は、約1ヶ月もみ合っていました。
レンジの間は、ブレイクアウトに比べると、小さなローソク足で、ボラティリティは縮小していましたが、昨日このレンジを長大陽線でブレイクアウトしました。
ボリンジャーバンドのミドルバンドはやや上向きとなり、バンド先端も拡大していて、さらに上昇を続けるかという形状になっています。
現在値は、ボリンジャーバンドの+3σにタッチ。今後、調整しながらも上昇を続けるかというところです。
昨日のブレイクアウトで、市場の目線は再度上に向きました。
ただ、このチャートでも確認できるように、すぐ上に週足のトレンドラインが見えると思います。
上昇を続けたとしても、ここで一旦抵抗に遭う可能性があります。
- 日足でも上昇トレンド
- 直上に週足トレンドラインがある
以上、目線は完全に上方向。問題はどう再上昇に乗っていくかです。
続いて、トレード戦略と具体的なエントリーの仕方について解説していきます。
トレード戦略
【戦略の優位性】:
①週足&日足上昇トレンド
②141円レジスタンスラインブレイク
【エントリー】:3つのパターンのどれか
①上値抵抗線ブレイク
②MA20反発
③141円サポートライン反発
【ストップ】:141円の少し下
【ターゲット】:143円付近
4時間足
4時間足では、このようなチャートになっています。

4時間足を見ると、ブレイクアウトしてから調整が入っています。どのタイミングで入っていくかですが、タイミングとしては次の3つがあります。
- 上値抵抗線ブレイク
- MA20反発
- 141円サポートライン反発
①上値抵抗線ブレイク
高値を結んだ上値抵抗線 (赤の斜めのライン) を上にブレイクしたらロングエントリーするパターンです。高値を止められていたラインを抜けることで、一気に相場のバランスが崩れるからです。
②MA20反発
MA20が下から接近していますから、このMA20の反発を確認してからロングエントリーするパターンです。相場に勢いがつくと、MA20で反発する可能性が高くなる相場の特性を生かしたタイミングですね。
③141円サポートライン反発
141円のブレイクラインまで落ちてきて、その反発を確認後ロングエントリーするパターンです。レジスタンスラインからサポートラインへ転換するという相場の特性を生かしたパターンです。
いずれ、この3つのパターンのどれかが出たら、ロングエントリーしていきます。
どれか一つのパターンもあり得ますし、2つ、3つの重なる可能性もあります。いずれにしても、どれかのタイミングでロングしていきます。
では、もし141円の下に潜ってきたらどうするのか?
それでもまだ目線は上目線です。なぜなら、下へトライがダマシとなって再上昇する可能性が残されているからです。
もし、ダマシで終わったのなら、その確定した足の次足でロングエントリーです。
完全に141円を下に潜ってくるようでしたら、一度戦略の練り直しです。すぐにショートは狙いません。
ストップは、今後の調整次第ではありますが、エントリーの根拠となる141円の少し下がいいと思います。(ダマシならダマシの足を基準に考慮)
ターゲットは、週足のトレンドライン付近である143円までとします。
今後の見通し
今後は、上昇を続け、143円付近までは上昇していくのではないかと見ています。
いずれ、前述した3つのパターンを想定しながら、再上昇を狙っていきます。
- ブレイクアウトからの調整に注目。再上昇の可能性が高いのでタイミングを計ってロングエントリーしていく。
以上、GBPJPY(ポンド円)のチャートの分析&今後の見通しです。
何かしらトレードの参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!