
先週109円を上抜けたものの、再度108円を目指し下落してきました。
108円を基準としたトレード戦略が考えられますので、今日はドル円のトレード戦略&今後の見通しについて解説していきます。
なお、当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2019.11.15【USDJPY】FXチャート分析
まずは週足です。
週足

週足で目立つ価格としては、上から
- 109円
- 104.5円
があります。まずはここに水平ラインを引きましょう。
トレンドはレンジ。ただ、上値が徐々に切り下がっているのがわかります。上値抵抗線を引くことができますね。
2017年以降のドル円相場は、この上値抵抗線と104.5円のサポートラインの間を行ったり来たりしているということがわかります。
ローソク足を見ると、先週109円を上抜けましたが、今週に入って108円に戻されています。いわゆるダマシの動きとなっています。
ボリンジャーバンドは横向き。バンドの先端も横向きで週足ベースではレンジとなっているのがわかります。
ローソク足は、現在+2σ付近。200EMAで抑えられていますね。レンジでは、±2σ間の値動きとなる傾向にあるので、この200EMAに加えて下落要素となります。
- トレンドはレンジ
- ディセンディングトライアングルとなっている
- 直近でボリンジャーバンドの+2σと200EMAに抑えられている
- 109円をダマシで下に抜けた
日足
次に日足です。

日足チャートを見ると、108円にも水平ラインを引くことができるようですので、ここにも引きます。
日足で見ると、一応上昇トレンドです。ただ、直近ではレンジとなっていますし、長期で見た形状としても、上昇の勢いは決して強くはないようです。
現在の上昇トレンドの基準となる安値は108円。この108円を下抜けると日足での上昇トレンドは否定されます。
この上昇トレンドに対し、チャネルラインを引くことができますが、昨日の下落で、このチャネルライン下限を一気に下抜けました。
つまり、これまでの買いと売りの均衡が崩れたことを意味しますから、ここから一気に下抜ける可能性があるということです。
ボリンジャーバンドのミドルバンドは横向き。バンド先端も横向きでレンジ傾向を示しています。
先週の109円を上抜け、ボリンジャーバンドの+2σにタッチ後下落。現在値は、ちょうど-1σをやや下抜けたあたりまで落ちてきました。
- 日足では一応上昇トレンドであるが、直近はレンジ
- 108円を切ると上昇トレンドは否定される
- チャネルライン下限を抜けてきた
想定プラン
以上のことから、108円を基準としてロングとショートのトレードプランを作りました。
ちなみに4時間足ではこんな感じです。

ロングのプラン
戦略:108円のサポートライン反発からのロング
戦略の優位性:
①日足直近レンジ(レンジ下限からのロング)
②108円サポートライン
③日足ボリンジャーバンド-2σ
エントリー:108円到達後、短期足で反発の足が確定してから買い
ストップ:108円より少し下
ターゲット:108.7円
まず、ロングのプランです。
日足の直近のトレンドは、レンジ傾向にあるので、108円で一旦サポートされるだろうというのが、このトレードアイデアです。
ストップは、基準となる108円よりも少し下。ターゲットは、108.7円ですね。
ターゲットである108.7円の根拠は、ミドルバンドと200EMAで一旦反発する可能性があると考えるからです。
ショートのプラン
戦略:108円ブレイクアウトからの戻り売り
戦略の優位性:
①日足上昇トレンド否定
②108円サポートライン突破
エントリー:108円のサポートライン突破後、短期足で戻したところを売り
ストップ:108円のちょっと上。
ターゲット:107円
日足の上昇の基準となる108円を下抜けてきたら、一気に下目線となります。
ブレイクアウトの瞬間は狙わず、その後に戻したところをショートします。ストップは、108円のちょっと上。ターゲットは107円まで狙えると思います。
108円を下に抜けると、一気に目線が下になるので、注目ですね。
今後の見通し
今後、108円のサポートラインに注目です。
一応、目線はまだ上ですので、108円でサポートされてレンジとなる可能性が高いと見ていますが、ここを下に抜けると一気に下がる可能性を秘めています。
というのも109円付近で買ったいた人たちの「投げ」が出るだろうからです。
ぜひ、ここに注意して見てください。
- 108円のサポートラインに注目。基本はレンジトレード。抜けたら、サポレジ転換を狙ってショートエントリー。
以上、ドル円のチャートの分析&今後の見通しです。
何かしらトレードの参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!