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効率的な勉強方法とは?学習をより効果的にする3つの方法

もっと効果的、効率的に学習できないものか・・・

今、大量の情報が溢れる中で有用な情報を取捨選択し、短期間で成果を出すことが求められています。効果的で効率的な学習をすることは現代人においてとても重要なテーマだと思います。

ここでは、時間をかけて無駄な学習を繰り返してしまう非効率的な学習から短時間で大量の知識、スキルを吸収する効率的学習へと変わるため、意識すべき3つの方法についてお伝えしていきます。

効果的で効率的な学習方法を知ってもらい、習慣化してもらうことで日々の学習効率は確実に上がります。

あなたの目標達成に大きく関わるとても大切なお話になるはずです。ぜひ最後までお付き合いください。

集中と分散

さて、あなたはいつも同じテーマの本ばかり読んでいませんか?

もちろん、目標達成のために学習しているのですから、テーマを絞って学習するというのは効率を考えると、ごく当たり前のことかもしれません。違うテーマの本なんて読む気にはなれないかもしれません。

確かに、同じテーマについて集中して知識を詰め込み、理解を深める時期というのも当然必要なのですが、自己実現という大きな目標に向かい、長期的に学習に取り組む場合、同じテーマばかり勉強しているといつか壁にぶつかることになります。いずれ停滞期が来てしまうのです。

経済用語で「収穫低減」という言葉があります。

これは、ある生産要素を増加させると、生産量は全体として増加していくものの、増加分は徐々に小さくなっていくという法則です。

収穫逓減(しゅうかくていげん、: diminishing returns)は、経済学用語であり、収穫逓減の法則とも呼ばれる。固定および可変の入力(例えば工場規模と労働者数)のある生産システムで、可変入力がある点を過ぎると、入力の増加が出力の増加に結びつかなくなっていく。逆に製品をより多く生産するのにかかるコストは増大していく。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

わかりやすいように例を挙げましょう。

例えば、農地に野菜を植えるとして、1aの土地に1kgの種子を蒔くと10kgの野菜が獲れるとします。そして、これをどんどん面積を増やしていくとします。2a、3a、4aというように。

そうすると、最初の頃は順調に生産高が増えていきますが、増え方が徐々に鈍くなっていきます。

また、例えば、同じ面積で種子を増やしていくとします。1kg、2kg、3kgというように増やしていくと、最初は生産高が増えますが、増加率は徐々に鈍くなっていきます。

なぜ増加率が下がっていくのかというと、労働や資本など生産要素はどれも有限だということと、土地、労働、資本はバランスが重要だからです。

面積を増やしていくことで、栄養分が少ない土地に植えなければならなかったり、手入れが行き届かなかったりします。

また、種子の量を増やすことで、密集しすぎて栄養不足になったり、日光が届かなかったりするわけです。

確かに、成長はするけど、その成長率は落ちていく。実はこれと同じことが学習においても起きます。

同じテーマの本ばかり読んでいると、だんだん飽きてしまい学習意欲がなくなってきます。集中力がなくなって、読み飛ばしてしまったりするのです。

新しい知識と接する機会が少なくなり、知的好奇心を満たす機会が少なくなってしまうのです。

これは、学習する上で大きな障害となります。なぜなら、学習することの喜びがどんどん減っていくからです。

また、同じテーマを深く学んでいると、狭い視野のまま学習を進めていくことになり、その結果、新たな発想やアイディアを生み出しにくくなります。

まったく違った観点から物事を見にくくなっていくのです。

同じテーマに偏らず、たまにはテーマを広げるためにまったく違うジャンルの本を読むことも重要です。

この話に関連して「インターリーブ学習」というものがあります。

学習や勉強と聞くと、私達は無意識に反復学習を思い浮かべます。これまでの学校教育がそうでしたから、そうイメージするのもしょうがないのですが、社会に出てからの学習というのは、本来問題解決のためにするものです。

つまり、人の想像力やアイディア、イノベーションを起こすために学習するわけです。

そういった観点から言うと、「暗記をする勉強」から「物事を理解するための勉強」へ意識を変える必要があります。

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のDick Schmidt氏は、学習には、「インターリーブ」が有効だと言っています。

つまり、一つの情報やスキルに集中しないで、混ぜ合わせて学習するのです。

インターリーブまたはインターリービング(英: Interleaving)は計算機科学と電気通信において、データを何らかの領域(空間、時間、周波数など)で不連続な形で配置し、性能を向上させる技法を指す。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

実は、このインターリーブは、スポーツ競技ではトレーニングに一般的に取り入れられています。

例えば、短距離走では、ランニングや筋力トレーニング、スタートの練習などを並行して行います。

テニスなら、サーブ練習だけではなく、バックハンドやスマッシュ、フットワークの練習を並行して行います。

ある動きを他の動きと関連づけて練習することで、個々の動きを練習するよりもはるかに効果があるということなのです。

これは学習も同じ。つまり、学習の効率を上げるという視点においては、他の事柄の中に関連した共通点を見つけることが、とても大切だということです。

違うジャンルを混ぜこぜにして学習を行い、関連性のあるものにおいて共通点を見つけることで、学習対象の特徴をより鮮明にすることができ、より習得しやすくなるのです。

特定のジャンルについて集中的に学習するのと違い、インターリーブ学習は多くのスキルを少しずつ底上げします。これらを積み重ねると、一つ一つの知識やスキルを集中的に学ぶより大きな成果が得られるわけです。

注意点としては、多少なりとも関連するものでなければならないということです。

例えば、筋トレと料理、プレゼンスキルではあまりにジャンルがかけ離れ過ぎています。関わりがあるものをミックスして学習するのがいいということです。

インターリーブが学習にとって効果的だというのは、脳の特徴から見ても非常に納得がいく話です。

実は、脳が興奮状態にあると記憶力が向上することが知られています。 インターリーブ学習を行うと脳が退屈せずに興奮状態を維持し続け、結果として記憶力が向上するのです。

何時間も同じテーマと向き合っていると脳は退屈し、集中力も落ちてきます。

テーマを変え、学習に変化をつけることは脳にとって良い刺激となり、飽きずに集中して学習を続けることができます。

メリハリをつけて学習することによって、それぞれの情報がより鮮明に記憶されます。

ですから、いつも同じテーマではなく、たまにはまったく違うテーマについて学ぶことも必要です。

例えば、「ビジネススキルを伸ばしたいと思うのであれば、テーマを絞らずに、プレゼンテーションスキル、プレゼン資料スキル、ファシリテータースキル、営業術など、相互に関連はするけど違うジャンルの本を混ぜて読むのがおすすめだということです。

実際の行動を考える

学習効果を高める方法として、学んだことを「自分ごと」にして考えながら学ぶということがあります。

今後使うかわからない知識を将来役に立つかもしれないからといって勉強することは、本当に無駄なことです。

もちろん、知的欲求を満たすという観点から言うと完全に無駄とも言えませんが、実際に自分が行動へと移さない知識、実際に使うかどうかわからない知識をいくら蓄えてもしょうがありません。

なぜなら、新たなテクノロジーが猛烈なスピードで生み出されている現代において、今後必要になるかわからない、そんな知識は、その時になってみると何の意味もない知識に変わっている可能性が高いからです。

そもそも、人は「役に立つかも」程度のモチベーションで学習に向かっても、覚える事ができません。

なぜなら、人は物事を関連させて覚えます。自分と関連を強く感じない物事は記憶することができないのです。

自らに関連するものとそうでないもの。学習への姿勢、モチベーション、集中力が全く違います。

例えば、ずっと日本で過ごしている人と3ヶ月後に海外転勤が既に決まっている人では英語学習のへのモチベーション、集中力、すべてが違うはずです。

「自分ごと」にして学習することが、何より効果的な学習となるのです。

ですから、もし新たに学びとなる事柄が出てきたら、「これは自分ならどう活用するのか?」と自分ごとにして考えてみることです。

一つ私が本を読む際の習慣をご紹介します。

まず本を読む前に付箋とペンを用意します。

そして、本を読み進め、気になるところに付箋をつけていきます。その付箋には、自分ならこれをどう活用するのか、実際どういう行動に移すのかを書いていくのです。

読み終わったら、その付箋の一つ一つを実際の行動に移していきます。

学んだことを即行動に移していく。これが学びを活かすということであり、最も効果的な学習の方法です。

これは単純ですが、勉強熱心な人ほどやりません。何しろ、学ぶ事自体が好きですから、そこで満足してしまうのです。

多くのインプットをしながら、それを実生活に生かさない。そして、勉強はしているけど成長が遅い、現実が変わらないと嘆くのです。

知識を生かすためには工夫が必要です。ただ、やみくもにインプットばかりしていても現実は何も変わりません。

人に教えるという前提で学ぶ

人に教えることを前提に学ぶことも効果的な学習方法です。

なぜ、人に教えることがいいのかというと、それは人に教えるためには、体系化された知識を持っていることが必要になるからです。

人に伝えるためには、まずその物事を論理的に説明できなければなりません。

人は物事をストーリーで理解します。AがBとなり、BがCとなる。そしてCからDが得られるというように。

自分で論理的に理解、納得できるからこそ、記憶に残り、人にも説明ができます。逆にストーリーとして理解できなければ、人に説明することもできません。

ストーリーには全体があり、細部があります。全体というのはストーリーの骨格であり、あらすじ。細部というのはストーリーの細かい描写です。

ストーリーを理解するためには、場面の細かい部分よりもまずはストーリーの骨格を理解する必要があります。全体像をまずは捉える必要があるのです。

まずは骨格を掴み、枝を広げていく。そして、常に今全体のどこを学習しているのかを立ち戻るのです。

人は情報を繋げて覚えます。新たな情報を取り入れるとき、その情報と関連する情報がすでに自分の中にあれば、その情報は記憶しやすくなります。

そのためにも全体像を把握することが重要です。全体像がしっかりと把握できていれば、この情報はあの情報と結びつくというように関連づけて覚えやすくなるのです。

ですから、自分が学びたい分野についてマインドマップを作っておくことをおすすめします。そして、これから学習しようとしている知識はどの部分でどこと関連するものなのかを逐一確認できるようにするべきです。

人に教えることが学習にとって有効であることを証明した研究があります。

John Nestojko博士の研究では、2つのグループを用意し、片方のグループではインプット後にテストを行うと告げ、もう一方のグループにはそれを人に教えてもらうと告げました。

その結果、人に教えると告げたグループの方がよく覚えていたというのです。つまり、学習前のマインドセットで学習の効果は変わるということがわかったわけです。

無意識のうちに情報を整理して、インプットするとで、自然と学習効果は高まるのです。

例えば、あなたが好きなテレビ番組をその番組を見たことのない人に説明するという前提でテレビを見てみてください。

これまで何気なく見ていたテレビをまったく違う見方になっているのに気づくはずです。どのようにアウトプットするのかを最初に決めてしまうことで、インプットの質は変わります。

人に教えるというアウトプットをするだけでインプットの質、そして量までも全然違うものになります。

ですから、本を読む前に、その感想を聞いてくれる人を見つけることです。そして、自分が感想を述べた後、その人から質問を受けてみます。

そうすることで、アウトプットを前提としたインプットもできますし、質問を受けることで、あなた自身の理解が足りない部分を知ることができます。

人に説明し、納得してもらうためには、補足や例えも必要となりますから、周辺知識もそれなりに必要になります。

なぜそうなるのかというのを自分自身で真に理解できていなければ、人に説明することはできないのです。

まとめ

さていかがだったでしょうか?

学習を効果的にするための3つの方法をお伝えしていきましたが、一つでもあなたの学習に取り入れていただけたら幸いです。

学習とは突き詰めると、「何を」「どう学ぶのか?」に尽きるわけですが、私は今後「どう学ぶか?」がとても重要になると考えています。

なぜなら、これまでになかったような有用なテクノロジーが日々生まれる中で、人がそのテクノロジーを使いこなすために必死で食らいついていくそんな時代によりなっていくと思うからです。

学習対象は、今後これまで以上に目まぐるしく変わっていくでしょうし、人はそれに対応、順応していかなければなりません。

「どう学ぶのか?」これは、今後の時代を生きる人の大きなテーマです。

ぜひ、あなたもどうすれば効率的に、効果的に学び、成果を出せるのか?つまり、「どう学ぶのか?」を強く意識して学習を続けてみてください。

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