おはようございます。五十嵐です。
さて、豪ドル円が現在持ち合いになっていて、今後流れが出そうですので、今日は豪ドル円のトレード戦略&今後の見通しについて解説していきます。
本日のチャート分析の流れ
■ 2019.11.26【AUDJPY】(豪ドル円)のチャート分析
・週足チャート分析
・日足チャート分析
・4時間足チャート分析
■ トレード戦略
・ショート戦略
■ 今後の見通し
※当ブログのチャート分析を初めてご覧になる方は、目的や注意事項について、下記にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。
では、早速チャートを見ていきましょう。
2019.11.26【AUDJPY】FXチャート分析
まずは週足です。
週足

週足で目立つ価格としては、上から
- 76円
- 74.4円
- 71円
があります。まずはここに水平ラインを引きましょう。
トレンドは、下降トレンドです。直近では、戻していますが、76円の直近高値を上抜けるまでは上昇トレンドと定義します。
2018年1月の高値を頂点として、チャネルラインを引くことができます。このチャネルラインの内を行ったり来たりしながら徐々に下降していっているのがわかります。
ローソク足をよく見ると、71円の安値を付けた後、戻しを演じ、チャネルライン上限&下降トレンドの基準となる高値76円に達するかというところで、上髭を付けて落とされています。
現在は、74円を切っているというところです。
移動平均線は、やや下向き。バンドの先端は収縮気味。ボラティリティが低下しているのがわかります。
ローソク足は、現在ミドルバンドの少し上。ミドルバンドと+1σの間に位置しています。
- 直近で戻しているものの、いまだトレンドは下降トレンド。
日足
次に日足です。

日足チャートを見ると、
- 73円
- 72円
にも水平ラインを引くことができるようですので、ここにも引きます。
日足の直近だけ見ると、上昇トレンドにも見えますが、それまでの流れを見るとやはり下降トレンドです。
直近高値を付けた76円を上に抜けるまでは下降トレンドと見ます。
8月26日の安値を基準に上方向のチャネルラインを引くことができます。チャネルライン下限である下値抵抗線が今のところ機能しているようですね。価格が支えられているのがわかります。
8月26日に71円で大きな下ヒゲを付けた後、価格は急上昇。その後、押しを作りながら上昇を続け、76円に接近したところで日足の200EMAで落とされて下落。直近ではもみ合っていて、小さなローソク足が続いています。
ボリンジャーバンドのミドルバンドはやや下向き。バンド先端は拡大方向。直近の下落を反映しています。
現在値は、-1σと-2σの間。-1σに上値を抑えられているようにも見えます。
- 俯瞰してみると、日足でも下降トレンド。
- 直近で戻しを演じていたが、直近では下落基調。
次に4時間足を見てみましょう。
4時間足

直近のもみ合いの様子がよくわかります。上値と下値の差がどんどん小さくなってボラティリティが低下しているのがわかりますよね。ボリンジャーバンドも収縮しています。
これをチャートパターンで「シンメトリカル・トライアングル」といいます。対称性の三角持ち合いですね。
このチャートパターンのセオリーとして、
- それまでの流れの方向へ抜けやすい
- 抜けた方に付いていく
ということがあります。つまり、トレンド継続のチャートパターンです。
4時間足を見ると、この持ち合いとなるまでは下落していましたから、下に抜けたら下方向へ付いていくということになります。
週足、日足でも大きな流れは下方向ですので、セオリーどおり、抜けたらショートしていきたいですね。
トレード戦略
以上のチャート分析を経てのトレード戦略です。
ショート戦略
【戦略の優位性】:
①週足・日足下降トレンド
②トライアングル下抜け
【エントリー】:トライアングル下抜けの足の次足でショート。
【ストップ】:74.15円
【ターゲット】:73円より少し上
週足・日足とも大きな流れは下降トレンドです。
そして、4時間足でシンメトリカル・トライアングルで均衡が取れていた相場が下抜けて、一気に下へ向かう流れに乗ろうというのが、このトレードアイデアです。
ストップは、直近高値&4時間足の200EMAよりも少し上となる74.15あたりがいいのではないでしょうか。
ターゲットは、ラウンドナンバーである73円付近。ぴったりというよりは、少し上にターゲットを置く方がいいと思います。
今後の見通し
今後、4時間足でのトライアングルを抜けてくるのか注目です。
もちろん、上に抜ける可能性もありますが、そうなったら戦略の見直しですね。当面スルーです。
下に抜けるのかどうか注目です。
- 4時間足のシンメトリカル・トライアングルを下抜けるのか注目。抜けたらショートしていく。
以上、豪ドル円のチャートの分析&今後の見通しです。
何かしらトレードの参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!