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ビジネスに「本気で生かす」読書術

  • ビジネス書を毎日読んでいるけど、読んだ後、頭に何も残っていない・・・
  • 家には大量のビジネス書。でも実際に活用できていない・・・

あなたはこんな悩みを抱いていませんか?

成長意欲と上昇思考を強く持つビジネスパーソンであれば、日々多くの本を読んでいるでしょう。

しかし、本からの学びを実際に生かせている人は、案外多くはいないのかもしれません。

ビジネス書がビジネスにおいて何かしらのインパクトを与える目的を持ったものである以上、読んだ後にビジネスの現場に生かせなければ、読む意味がありません。

少なくとも、読み終わってから

  • 何が書いてあって、どんな学びがあったのか?
  • 著者が最も主張したい箇所はどこだったか?
  • 本から得た学びを具体的にどう活用するのか?

これらを明確に答えることができなければ、いくら多くの本を読んでも時間と労力、お金の無駄。読む意味がありません。

かく言う私も、以前は本を読んでも、読み終わってから頭に何も残っていない状態でした。

「良いことを聞いた」「勉強になった気がする」という所で終わっていて、実際に本から得た学びを実際に活用することがなかったのです。

これをどうにか改善したいと考えながら、これまでビジネス書における読書法について試行錯誤してきましたが、ある時、脳の性質を理解することで、より効率的な読書ができることに気付きました。

この記事では、私が実践している脳の機能をフル活用したビジネス書の読み方をご紹介していきます。

実践してもらうことで、内容がしっかりと頭に残るだけではなく、学びを実際にどのように活用するのかまでしっかりと考えることができるようになるでしょう。

今後、あなたの読書が変わり、あなた自身の成長スピードは飛躍的にアップするはずです。

また、学習の本質についてお話ししていきますので、ご紹介する読書術をカスタマイズして、あなた独自の方法を模索するのもいいでしょう。

ぜひ、最後までお付き合いください。

情報を選別する脳の特性

さて、具体的な読書術についてお話をする前に、私達が持っている脳の特性からお話をしたいと思います。

なぜ、最初にこのお話をするのかというと、私達が持っている脳の特性がご紹介する読書術の根幹となっているからです。

まず、一つあなたに質問をしたいと思います。

「あなたの同僚や友達の携帯電話の機種が何か知っていますか?」

もしかして、毎日会っている人の携帯電話でも、何を使っているのかわからないということがあるかもしれません。

しかし、それもしょうがないことだと思います。なぜなら、他人が使っている物を普段私達は強く意識することがないからです。

視界には入っていても、意識しませんから、記憶には残らないのです。これは、逆に言うと、自分が強く意識している物、強い関心がある物については、注意して見るので、記憶に残りやすいということです。

自分が意識しているものは注意して見ているので、記憶に残りやすい。自分が意識していないものは、さほど注意して見ていないので、記憶に残らない。

これは、当たり前のようですが、学習における重要な脳の特性です。

なぜ、携帯電話の話をしたのかというと、以前私が携帯電話の機種を変えようと悩んでいた時、まさに経験したことだったからです。

自分が「どんな機種にしようか」考えている時、普段は気にしたこともない他人の携帯電話をよく見るようになっている自分に気付きました。

携帯電話に対する興味が一時的に高まったことで、他人の携帯電話を無意識にチェックしている自分がいたのです。

自分の興味が高まっているものは、自然と情報として取り込まれる。これは、「網様体賦活系」という脳の一部の機能によるものです。

私たちは生きているだけで、多くの情報に晒されています。その膨大な情報をすべて取り混んでしまうと、脳がすぐに容量オーバーとなってしまうため、重要な情報を抽出してから取り込む機能が脳にはあります。

これが網様体賦活系の重要な機能です。つまり、「自分にとって何が重要な情報か」を判断し、選別して情報を取り込むのです。

情報を選別するフィルタが存在し、そのフィルタを通過した情報だけが取り込まれ、そのフィルタを通過しない情報は取り込まれない。つまり、自分の興味、関心のある情報しかフィルタを通過して頭に入ってこないようになっているのです。

これは、生来私達に備わった脳の機能です。「重要な情報を抽出してインプットする」という機能を私達は生まれつき持っています。

この脳の特性を普段の学習に生かすためには、「学ぶべきことを自身が自覚すること」が必要です。これは、つまり学習目的です。

学習目的が明確でなければ、私達の脳は何が重要な情報なのか、何が重要でない情報なのかを選別できません。

選別できなければ、膨大な情報を取り込むしかなくなりますから、学習効率は当然下がります。

ビジネス書における読書術7つのポイント

さて、ここからは、この脳の特性を活用した読書術を解説していきます。ご紹介する読書術には、次の7つのポイントがあります。

  • ポイント① 読む目的を明確にする
  • ポイント② 目次を読む
  • ポイント③ 優先順位をつける
  • ポイント④ 人に教える前提で読む
  • ポイント⑤ メモを取りながら読む
  • ポイント⑥ メモを整理する
  • ポイント⑦ ToDoリストを作成する

では、順番に説明していきましょう。

ポイント① 読む目的を明確にする

最初のポイントは、 読む目的を明確にすることです。つまり、「自分が何を学びたいのか?」を明確にすることです。

本を読むことは、バスに乗って目的地に行くことによく似ています。自分の行きたい目的地があって、そこへ行くための手段がバスに乗ることになります。

勘違いしがちですが、決してバスに乗ることが目的ではありません。

これは読書についても同じことが言えます。何かしら目的があって本を読むのであって、本を読むことが目的ではありません。

例えば、本を買ってきて、いきなり本文から読み始めることは、どこに向かうかわからないバスにとりあえず乗り込むのと同じ行為です。

どこに向かうのかわからないバスにとりあえず飛び乗る。これはどう考えても非効率ですよね。

最短、最速で目的地に着くためには、目的地を明確にし、バスがどのルートを走るのかを確認してから、その中で最も良いルートを選ぶという段階を踏む必要があります。

読書で言う「目的地」とは、学ぶ目的です。

  • 自分が得たい情報は何か?
  • この本から何を学びたいのか?

を明確にするのです。

あなたは目的を持って本を読んでいるでしょうか?

もし、本を読む目的が曖昧なら、今あなたがしている読書は決して効率的とは言えないでしょう。本を読むという行為自体が目的化している可能性があります。

ビジネスパーソンがビジネス書を読むのは、紛れもなく今できないことをできるようにするためです。

知識欲を満たすためでもなく、本を最後まで読んだという達成感を得るためでもありません。

目的はただ一つ。単に何かを知ることではなく、何かできるようになるためです。

  • 今自分には何ができて、何ができないのか?
  • 何を身に付けるために、今何を学ぶべきか?

これを明確にしないまま学習をしていても、それはただ情報を取り入れているだけ。実践において、役に立たない情報を取り込んでいるに過ぎません。

いろんな知識はあるけど、活用できていない・・・そんな人が多いのはこれが原因です。

目的を持たず情報を取り込むことは、学習効果、学習効率が悪く、貴重な時間の無駄使いです。

ポイント② 目次を読む

さて、次のポイントは、目次を読むことです。

本の目次を読むことは、先程のバスの例で言うと、バスがどのルートで走り、どこで停まるのかを確認することになります。

全体像を把握し、目的地に最も早くたどり着く方法を考えるのです。

目次を見ると、本の全体像や概要、どのような順番で書かれているのかがある程度わかります。

本文をいきなり読むのではなく、まず目次をしっかりと読み、本の全体像を掴み、「この本は何が書いているのか」を推察した上で読むのです。

ポイント③ 優先順位をつける

さて、次のポイントは、優先順位をつけることです。

ここまで、学習目的を明確にして、目次で本の全体像を把握してきました。その上で、どの部分から読むのか優先順位をつけます。

ビジネス書において、学習目的が明確なのであれば、何も最初のページから順序に読む必要はありません。

私達は、どうしても1ページ目から本を読んで学ぼうとしてしまいます。無意識にそう動機づけられています。

しかし、実際にそれは学習効率を落とし、時間ロスへと繋がります。

見出しを見て、自分の目的に沿う章、箇所から読む。ビジネスパーソンが効率的に本を読みたいのであれば、こういう本の読み方をすべきです。

最終的には全部読むとしても、読む優先順位をつけることはとても重要です。

なぜなら、本の読み始めというのは、最も人が興味を持ち、集中して読むことができるからです。興味が高まっている時に、最も知りたい情報を取り入れるのが合理的です。

それこそが網様体賦活系の働きを最大限生かし、学習効率を最大化する方法なのです。

ポイント④ 人に教える前提で読む

さて、次のポイントは、人に教える前提で読むことです。

「人に教えることは、記憶に残りやすい」というのは、あなたも聞いたことがあるでしょう。人に教えることは、学習においてとても有用であることは広く知られています。

これは、読書においても大切なマインドセットになります。

例えば、本を読んだ後、家族の誰かに説明するという前提で読む。本の内容をどう人に解説しようかと考えながら読むのです。

実際やってもらえばわかりますが、明らかにインプットの質が変わります。

人に何かを説明する際、その説明には必ず論理が必要となります。ですから、説明を前提として学ぶことで、脳が自然と論理的に学ぼうとするのです。

インプットと同時に情報を整理し、記憶と繋げてネットワーク化しようとします。

テレビの内容を無意識にぼーっと見ていてもほとんど頭には残りませんが、テレビを見ていない人に説明する前提で見ると、インプットする情報量が自然と増え、インプットの質が変わります。

それは、脳が集中し、かつ無意識に情報を整理しながら、インプットしようとするからです。

ポイント⑤ メモを取りながら読む

さて、次のポイントは、メモを取りながら読むことです。

人は覚えようとしても時間が経つとすぐ忘れてしまうものです。 まして、新しい分野、新しい領域の勉強であればなおさらそうでしょう。

しかし、要点や自分の気づきをその都度メモしておけば、忘れてもそれを見て思い出すことができます。また、手を動かしながら読み進めることで、記憶にも残りやすくなります。

私は、もっぱらスキマ時間にスマホで読書をしていますから、いつも持ち歩いている手帳にメモを取っています。もし、あなたが机に座って読書しているのであれば、パソコンでメモを取るのもいいでしょう。

本からの学び、そこでの気付き、あらゆる自分の思考をメモするのです。

ポイント⑥ メモを整理する

さて、次のポイントは、メモを整理することです。読書中に取ったメモを整理するのです。

メモを取っただけでは実践では使えません。それはまだ本で得た情報に過ぎないからです。実践で使えるよう情報を整理し、知識へと昇華する必要があります。

このメモの整理には、マインドマップが便利です。マインドマップで整理する際には次の点を強く意識しましょう。

  • 抽象化してみるとどうか?
  • 実際に活用するためのアイデアは?

「知識があるけど、実践できていない」その原因は、情報と実際のアクションが繋がっていないからです。つまり、情報が情報としてある状態。情報が断片化している状態だからです。

断片化した情報がいくらあっても人はそれを活用することができません。これとこれが関連するという情報の整理が行われない限り、いくらインプットしても、実践では何の役にも立たないのです。

ただの情報では意味がありません。情報を一旦抽象化して、行動に移すためのアイデアを考える必要があります。

また、マインドマップで読書の内容をまとめておけば、後で確認したい時も本を全部読む必要がありません。

  • 本の要点
  • あなたの気付き
  • 抽象化した原理原則
  • これらから発展させた新たなアクションのためのアイデア

マインドマップにはこれらがすでに整理されていますから、本を読まずともマインドマップを見ることで用が足りてしまうのです。

ポイント⑦ ToDoリストを作成する

では、最後のポイントは、ToDoリストを作成することです。

マインドマップで出てきた実際に活用するための新たなアイデアを「実際にいつ、どのように活用するか」を考えます。

実際に行動するためにより具体的に考えていきます。

そして、実行しやすさ、重要度の高さ、これらを基準に優先順位を付け、今の自分のルーチンや行動に反映させることを考えるのです。

本を読み、メモをまとめても実際に行動に移さなければ何も意味がありません。必ず、ToDoリストを作り、実行する。ここまでやって初めて本が「生きる」のです。

まとめ

さて、私が実践しているビジネス書の読み方をお伝えしてきました。

あなたは、本を読んでそれで満足してしまってはいませんか?本を読む行動が目的となっていませんか?

ただの使えない知識をいくらストックしても意味がありません。

ここでご紹介してきたポイントを意識して読書してもらうことで、効率的にインプットしながら、実際の行動に移すことができます。

その結果、今後の読書において必ず本の定価以上の価値を手にすることができますし、あなた自身の成長スピードは飛躍的に伸びるはずです。

学習の重要な本質についてお話してきましたので、ぜひアレンジしてあなた独自の読書術を編み出してください。

そんな試行錯誤を続けるうちに、情報を集め、咀嚼し、自らの血肉にするスキルは自然と身に付いていきます。

読書の仕方、向き合い方が変われば、あなたの成長の質とスピードは大きく変わります。

あなたの今後の読書の参考になれば幸いです。

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