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すぐにイライラ!怒りっぽい人のための「アンガーマネジメント」入門

  • 朝からイライラ。すぐにキレてしまう。
  • 感情をコントロールできない。

こんな悩みは、あなただけではなく、多くのビジネスマンが抱いている悩みです。

仕事には、多少の緊張感は必要ですが、常にイライラ、ピリピリしていると、余計なエネルギーを使ってしまいますし、周りの人を委縮させてしまいます。

結果として、職場の雰囲気、人間関係を悪くしてしまう原因となってしまいます。

とは言え、誰でも怒ることはあります。人が持つ普通の感情ですから、抱いて当たり前です。

この感情を無理に抑えつけたり、無くしてしまおうと努力したりすることは、無理なことですし、自分自身が苦しくなってしまいます。

この感情的になってしまうという問題の本質は、「自分が何に対して怒りを感じているのか」、その原因を自身が掴めていないことにあります。

原因が掴めないから、その怒りの対処法がわからない。コントロールすることも当然できません。

この記事では、怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」について学んでいきます。

なぜ怒りが生まれるのか?その根本原因を探り、自分の感情を客観的に見るための方法をお伝えしていきます。

アンガーマネジメントは、コミュニケーションにおける重要なセルフマネジメント手法の一つ。感情的にならず、理性的に振る舞うためには、自分の思考を整理し、状況を客観的に把握する力を育む必要があります。

今回の話を理解していただければ、あなたの仕事力はもちろん、人間力も間違いなくアップするでしょう。人間関係もうまくいき始め、人生の質もグッと上がるはずです。

また、自分の感情を客観的に見ることができるようになれば、多くの人を束ねるリーダーの基礎的素養を身に付けることができるはずです。

「すぐ感情的になってしまう」、そんな悩みを抱いているのであれば、有効な改善策になるはずです。

ぜひ、最後までお付き合いください。

「怒り」の根源

まず、なぜ怒りが生まれるかについて考えていきましょう。

あなたは最近怒ったことがあるでしょうか?

強い怒りでなくても、ちょっとイラッとしたことでも構いません。上司、部下、家族など、人と関わっていれば、ちょっとした怒りは日常的に湧いてくるものです。

少し、その時の状況を思い出してみてください。あなたはなぜ怒ったのでしょうか?

さて、思い出してみましたか?

怒りは、 自分がそうなって欲しいという状況と現実の状況との間にギャップが生じた時に生まれます。つまり、理想と現実との間にギャップが生じることによって怒りは生まれます。

ここまではいいでしょうか?あなたの経験にも当てはまると思います。

そして、重要なのは、「現実を生み出した原因が誰にあるのか?」、その捉え方にあります。怒りが生まれるのは、この原因を「自分以外の他者」としているからです。

理想の現実ではない今を作り出しているのが、自分以外の他者だと考えるから怒りが生まれるのです。

逆にその原因が自分にあると考えるのなら、怒りは出てこないはずです。なぜなら、自分自身をそこまで責められる人は稀だからです。

もし、完全に自分のせいだとこの状況を捉えられるのであれば、怒りではなく「なぜあの選択が自分はできなかったのか?」という後悔が生まれるはずです。

普通は、自分以外の誰かに責任を押し付けがちです。

なぜ、すぐに自分以外の誰かのせいにしてしまうのか?理想とかけ離れた状況を他者の責任にしてしまうのか?

それは、自分の見えている世界、自分の解釈が全てだと思いこんでいるからです。 自分の世界を絶対化してしまっていると言ってもいいかもしれません。

だから、都合の悪い現実を生み出している原因を他者としてしまうのです。

例えば、夜にトイレの灯りがつけっぱなしだったとします。ここで「使わないのなら電気を消すのが当然」と自分の考えを絶対化してしまうと、灯りを消さなかった家族の誰かに対して怒りが湧いてくるでしょう。

つまり、

  • 灯りを消す=正義
  • 灯りを消さない=悪

というフィルタで現実を見てしまうのです。

最後にトイレを使った人は、消すのが面倒くさかったのかもしれませんし、寝ぼけていたのかもしれません。

次の人のためにわざと付けていたのかもしれませんし、単純に消すのを忘れてしまったのかもしれません。

ただ、いずれにしてもその人は「消さない」という選択をしたわけです。

家族の誰かは、灯りを消さないという選択をし、現実として灯りがついているという事実。それ自体に正しいも悪いもありません。

ただ、自分の考えを絶対化して現実を見てしまうと、それを見た時に、自動的に「灯りを消す=正義、灯りを消さない=悪」という構図で現実を見てしまいます。

自分の考えを絶対化しないというのは、現実を現実のまま受け止めるということです。最後に使った人は何らかの考え(原因)があって消さなかった、それだけなのです。

自分の考えを絶対化させなければ、相手にぶつける怒りは湧いてきません。

ここでは、日常のとても小さな事象を例に挙げましたが、これは人の争いのすべてに共通して言えることです。 怒りが生まれるメカニズムは、家族間の小さないざこざやでも戦争という国レベルのいざこざでも問題の根源は一緒です。

結局、正義は見る人の視点によって変わるものです。

自分の考えを絶対化させた瞬間に、感情が生まれ、争いが生まれます。

究極の自己中マインド

自分の考えを絶対化させるというのは、自分は正義、相手は悪というフィルタで現実を見ることです。

そうやって現実を見てしまうと、すべて相手に責任があると思い込みます。「自分には責任はない。あんたが変えるべきだ。どうにかしろ!」というわけです。

しかし、自分に責任はないとすることは、それは自分の成長の伸びしろを潰すことに繋がってきます。

逆に、今この状況で「自分に今できることは何だろう?」「何をすべきだっただろうか?」「自分の何が足りないのだろう?」と自分自身に問うことが出来れば、成長する余地が生まれます。自分の足りない部分が自然と見えてくるのです。

それは、ある意味自分に厳しく、ストイックになるということです。相手に責任があると思わず、まずは自分に責任がないか、自分に何ができるかを考えてみる。これは、自分の成長を促すとても大きな意識改革になります。

今、この現状が良くても悪くても、全て自分の行動が生み出した結果だと認識するのです。結果は全て自分が生み出したものであり、自分の責任。だから、結果全てを受け入れる。

これは、世界の主人公は、自分であると認識することであり、究極の自己中マインドです。このマインドを持って世界を見ることで、自分の感情を客観視することができるようになり、感情に流されず、正しい行動を取ることができるようになります。

感情を観察する

ここまで、人は自然と自分の考えを絶対化してしまうこと。それが自分の成長の邪魔をしてしまうということ、そして、究極の自己中マインドを持つことをお伝えしてきました。

難しいのは、自分の思考を客観的に認識することは、とても難しいという点です。自分の考えを客観的に見るためにはどうしたらいいのでしょう?

そこで、おすすめしたいのが感情日記です。感情日記とは、自分の感情にフォーカスして書く日記のことです。

日々、どのような感情が生まれているのか?その感情を記録しておくのです。

まずは、自分が日々、何を感じ、どう考えているのかを一旦書き出してみて、自分の感情に気付くことが大切です。

大人になると、どうしても自分の感情に気付かないふりをするようになります。自分の感情に蓋をするといってもいいかもしれません。

私たちは、大人になるにつれ、感情を表に出すことは、自分の心をコントロールできない未熟者、みっともない人と思うようになります。

理性的な人と感情的な人。あなたは、どちらが優秀なイメージを持つでしょうか?

当然、後者でしょう。だから、自分も理性的な人間だと振る舞おうとします。そうして、自然と自分の感情を押し込めるようになり、自分自身ですら自分の感情に気づかなくなってしまうのです。

普段の会話を思い出してください。家族や同僚と会話するとき、どれだけ自分の感情について話しているでしょうか?

恐らく、その会話のほとんどが「うれしかった」「たのしかった」など、感情の話ではなく、ただの事象の話だと思います。

人は感情で動く生き物です。その感情を自分自身が認識していないことが、人とのコミュニケーションにおいて、自分自身の成長において、大きな障害となることがあるのです。

感情日記をつけることで、自分の感情と向き合う時間、現実に起きていることと自分を切り離す時間を強制的に作ることができます。

感情日記を書くルールはとてもシンプルです。今自分が思っていること、感じていることを書き出す。これだけです。

自分の感情を知ること。これは、何か新しいことを学ぶよりも何倍も効果的で意味のあることなのです。

まとめ

さて、ここでは、

  • 怒りは、 理想と現実との間にギャップが生じた時に生まれる。
  • 怒りをコントロールするためには、現実を生んでいるのが「誰か」の捉え方を変える必要がある。
  • 怒りは、全ての事象が自分に責任のあることと捉えることで、自然となくなる。
  • 自分の感情を客観的に見るために、感情日記をつける。

もし、あなたがすぐキレてしまう、すぐイライラしてしまうことで悩んでいるのなら、あなたの怒っている場面を思い返してみてください。

その時、自分の考えを絶対化していませんでしたか?自分は正しい、相手が間違っていると感覚的に判断していませんでしたか?

自分を絶対化せず、自分の思考を疑う癖をつけることで、自分をより成長させるきっかけとなり、人間関係もこれまでと違ったものになるはずです。

これは、より自己成長するための必須のマインドですし、今後、多くの人を束ねるリーダーに絶対に必要な素養の一つとなります。

一日の終わりに、自分がどういったときに感情が動いたのか、その時、自分がどのように世界を見ていたのかを思い出しながら感情日記に書いてみてください。

あなたにとって、その時間は、新しい自己啓発本、ビジネス書を読む時間よりも、何倍も有意義な時間となるはずです。

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