
今日のチャート分析は「EURJPY(ユーロ円)」です。
なお、初めてご覧になる方は、まずはこちらをご覧ください。目的や注意事項についてまとめています。
では、さっそくチャートを見ていきましょう。
2019.11.04【EURJPY】FXチャート分析
まずは週足です。
週足

週足で目立つ価格としては、
- 123.5円
- 120円
この2つですね。とりあえずこの2つにラインを引いてみましょう。
トレンドは完全なる下降トレンド。
直近、急激な戻しを演じていますが、最安値をつけた直近の高値123.5円を上抜いていませんので、定義上は下降トレンドとなります。
もちろん、ここ最近なかったような長大陽線で上昇していますから、そこは考慮に入れる必要があります。
ミドルバンドはやや下向きの収縮傾向。ボリンジャーバンドでは、レンジの傾向を示唆しています。
現在価格はミドルバンドと+1σのちょうど中間にあるような状況です。
この週足チャートからわかることは、いまだ下降トレンドではあるが、20MAを上抜け、直近で大きな戻しとなっているということです。
日足

日足を見ると、121.5円にも水平ラインを引くことができます。
最安値を付けた直近の高値が121.5円です。ですから、ここを上抜けてくるまで一応下降トレンドということになります。
ただ、直近は安値、高値ともにを切り上げており、上方のチャネルラインを引くことができます。
現在、チャネルラインの上限に向かっている所です。ローソク足を見ると、戻しの一服といった感じで、方向感がありません。
ミドルバンドの先端は上向き。現在横ばいであることから、ボリンジャーバンドは収縮型。レンジ傾向を示す形状となっています。
ローソク足はミドルバンドに接近していて、20MAタッチで上に跳ね上げられる可能性があります。
日足チャートを見ると、長期で見るとまだ下降トレンド中であるものの、高値と安値を切り上げるなど上昇圧力は強い。レジスタンスラインをブレイクして上昇トレンド転換なるかという所ですね。
121.5円を抜けて上昇トレンド確定となりますが、
- 121.5円のレジスタンスライン
- 日足200EMA
この2つのチャートポイントを抜けるかどうかが問題です。
想定プラン
以上のことから、次の2つのトレードプランを考えてみました。
Aパターンの優位性(ロング)
- 日足上昇トレンド確定
- 121.5円レジスタンスライン突破
- 日足200EMA突破(121.8付近)
Bパターンの優位性(ショート)
- 週足・日足下降トレンド
- 121.5円レジスタンスライン
- 日足チャネルライン上限
Aパターンは、上を狙ったトレードプランになります。
ここで注意してもらいたいのが、日足の200EMAです。
単に121.5を抜けただけでは直上の200EMAで跳ね返される可能性がありますので、しっかりと200EMAも上抜ける必要があります。
これは、昨日お伝えしたEURUSDと同様のお話です。
121.5円~122円のベルトを一つの抵抗帯として見て、これを突破できるかどうかを見ていくべきです。
もし、突破したら短期足で押し目を買っていきます。
Bパターンは、これらのチャートポイントによる下落を狙うトレードプランです。
これは、あくまでも短期トレードとなります。なぜなら、先程言った121.5円~122円の抵抗帯が強いと考えられることと、直近の日足が上昇基調であること、この2つの理由からです。
短期トレードであるなら、黄色のエリアでショートを狙うのは一つの有効な戦略だと思います。
現在の執行足の状況
執行足の4時間足はこのような状況です。

エントリー&エグジット
Aプランのロングではブレイクアウト後に反発のサインを待ちます。ストップは、200EMAの下、エグジットは直近だと123円手前になると思います。
Bプランのショートでは、ストップが200EMAの少し上、エグジットが前回安値120.4付近ですね。繰り返しになりますが、あくまでも短期トレードです。
今後の見通し
見るべきポイントは、121.5円~122円の抵抗帯をしっかり上抜けるかどうか。
私は黄色のエリアに入ってきたら、反落の足を狙ってショートを打つと思います。
安全策は、抜けてから押し目買いを狙うAプランですが、チャネルラインの上限付近というのが気になる所です。
余談になりますが、クロス円をトレードする際には、対応するストレート通貨も見るようにした方がいいです。チャートポイントを抜けるかどうかの判断に役立ちます。
今回の場合だと特にユーロドルですね。同じようなチャートの状況となっていますから、一緒にチェックしておくといいと思います。
- 121.5円~122円の抵抗帯を上抜けるのかどうかに注目。
以上、ユーロ円のチャート分析でした。
何かしらあなたのトレードの参考になれば幸いです。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!