
さて、今日は実際のチャートを見ながら、ユーロドル相場の注目のポイントを一緒に見ていきたいと思います。
なお、初めてご覧になる方は、まずはこちらをご覧ください。目的や注意事項についてまとめています。
では、早速チャートを見ていきます。
2019.11.03【EURUSD】FXチャート分析
では、さっそくチャート分析に入っていきましょう。まずは週足です。
週足

ぱっと見た感じでは下に徐々に切り下げている下降トレンドに見えますが、矢印の部分をちょっと見てください。
最安値をつけた直近の高値を上抜いていますね。ですから、定義上はトレンドレスとなります。
また、2018年2月を頂点にして引いていたトレンドラインを境に行ったり来たりしています。長い下落のトレンドから反転の兆候が見られます。
ミドルバンドは横向きの寸胴型。レンジの兆候を示しています。ローソク足がミドルバンドを行ったり来たりしてしていて方向感がないという感じです。
この週足チャートからわかることは、長い間続いてきた下落トレンドに転換の基調が見られるということです。
続いて日足チャートを見ていきましょう。
日足

水平ラインが実は結構引きづらくて、とりあえず目立つ価格としては、
- 1.118
- 1.1115
- 1.1075
でしょうか。ここに水平ラインを引きます。
直近大きく上げたことで、上昇トレンドに転換しています。今は上昇の一旦の調整で、ちょっとまだ方向感が見えない感じがあります。
ミドルバンドの先端は上向き。直近の戻りのためボリンジャーバンドは上向きの寸胴型。これは上昇トレンドが巡航している際に良く出る形です。
現在の値は、+1σの上に乗っかっています。
日足チャートでは、上昇トレンドに転換。週足のトレンドラインを一度上抜け、戻され、再度上へ抜けています。
チャートを見ると、もう一段上を試すかという状況ですが、
- 1.118~1.12の抵抗帯(黄色のライン)
- 日足200EMA
この2つのチャートポイントを越えてくると安心して上に乗っていけるかなと思います。
想定プラン
以上のことから、2つのトレードプランを考えてみました。
Aパターンの優位性(ロング)
- 日足上昇トレンド
- 1.118~1.12を抵抗帯突破
- 日足200EMA突破
Bパターンの優位性(ショート)
- 週足トレンドライン内復帰
- 1.1075サポートライン突破
- 日足20MA突破
Aパターンは、完全に上を目指した場合のトレードプランです。
水平ラインが引きづらいことから、1.118~1.12の価格の範囲(黄色のライン)を一つの抵抗帯として見て、これを突破できるかどうかを見ていきます。
もし、突破したら短期足で押し目を買っていきます。
Bパターンは、完全に下を目指した場合のトレードプランです。
週足のトレンドラインを最終的に突破できなかったということで、下へ乗かっていきます。同じく、抜けたら短期足で戻りを売っていく戦略ですね。
現在の執行足の状況

執行足である4時間足は現在このような状況です。
エントリー&エグジット
エントリー&エグジットは、Aプラン、Bプランともに抜けてから考えることとします。
抜けた後に、チャネルラインを引いてその上限・下限とするか、もしくは、チャートポイントにするかですね。
今後の見通し
今後の見通しとしては、まず1.118~1.12の抵抗帯を上抜けるのかというのが一つ。逆に下落してくるようだと、1.1075を下抜けてくるのかどうか。
どっちに転んでも、結構堅いプランだと思いますので、注意して相場を見ていきたいと思っています。
では、最後にまとめます。
- 1.118~1.12の抵抗帯を上抜けてくるのか、それとも1.1075を下抜けてくるのか、これらに注目。
以上が現在のユーロドルチャートから読み取れることになります。
何かしらあなたのトレードの参考になれば幸いです。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!